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日南海岸に面した断崖「鵜戸神宮」で運玉に挑戦!神武天皇の父ここにあり!

山幸彦の妻トヨタマヒメが、神武天皇の父・ウガヤフキアエズノミコトを産んだとされる。洞窟に朱色の本殿を持つ全国でも珍しい神社。本殿前の海に突き出た亀石に、男性は左手、女性は右手で運玉を投げ入れると願いが叶うといわれています。 

変更履歴
2023/02/05 
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▼HP

▼アクセス

宮崎県日南市大字宮浦3232番地

▼祭神

・鵜葺屋葺不合命(ウガヤフキアエズ)
 →神武天皇の父

公式HPに系譜は見ておいた方が良いかな。

青島神社と鵜戸神宮 
 日本神話に語られる山幸彦・海幸彦の伝説の舞台となった場所。邇邇藝命と木花之佐久耶毘売との子である海幸彦(火照命)と山幸彦(火遠理命)はそれぞれ漁と狩りを生業として暮らしていたが、ある時、山幸彦の申し出によって互いの道具を交換して仕事に出る。慣れぬ仕事で成果は上がらず、さらには山幸彦は兄の大事な釣り針を無くしてしまう。
  ※海幸彦と山幸彦は青島神社の話です。
 途方に暮れる山幸彦は塩椎神の助言に従って綿津見神の宮(竜宮城)へ行き、そこで綿津見神の娘である豊玉姫を妻とする。やがて山幸彦は釣り針を取り戻して陸に戻るが、山幸彦の子を身ごもっていた豊玉姫が出産のためにやってくる。豊玉姫の出産のための産屋が、今は鵜戸神宮本殿の建つ洞に用意されたのだという。鵜の羽を用いた立派な産屋だったが、完成が出産に間に合わず、そのことから生まれた子は鵜葺屋葺不合命と名付けられた。鵜戸神宮はこの鵜葺屋葺不合命を祀っている。

ということで
 青島神社=下鴨神社=親
 鵜戸神宮=上賀茂神社=子
といえば関西の人は通じる??

個人的には次の話がしっくり来る。

鵜戸神宮「御由緒」 引用はこちら
 日向国吹井(ふけい)の浦に「鵜戸の窟(いわや)」と呼ばれる竜穴がある。ここには地神5代の神々と神武天皇の6神が祭られ、「鵜戸六所権現」、また「鵜戸大権現」とも称されていた。
 その昔、山幸彦は、兄・海幸彦から借りた釣り針をなくした。それを捜しに出掛けたワタツミノミヤ(海宮)でトヨタマヒメと出会い、結婚。ヒメは鵜戸の窟で出産することになり、急いで鵜(う)の羽の産屋がつくられた。
 ヒメはミコトに告げた。「私のお産の後、100日を過ぎるまでは、私も御子も決してのぞいて見てはいけません」
 しかし、ミコトはその100日が長く、待てなかった。見てはいけないと言われればなおさらである。ついに99日目に葺萱(ふきかや)の戸の間から、一割(ひとわれ)のたいまつをともして、産屋の中をのぞいてしまった。
 ミコトがそこに見たのは、ヒメの姿ではなかった。海宮では言葉で表せないほど美しいヒメが、今は16丈(約48メートル)ほどの大蛇となり、8尋(約12メートル)のワニの上に乗り、御子に乳を与えている姿であった。
 ミコトは大変驚き、恐ろしくなった。一方、ヒメは自分の本当の姿をミコトに見られたことを恥ずかしく思い、海宮に婦ることにした。ミコトが言葉をつくして引き留めようとしたが、それもかなわなかった。
 ヒメは御子のために左の乳房を引きちぎり、窟の腹に打ちつけて帰っていった。今も残る「乳房石(おちちいわ)」がこれ。そして海宮への扉も閉じてしまい、海宮へ行くことはできなくなった。
 ヒメが自分の蛇身の姿を見られた恥ずかしい思いの炎と、わが御子への恋しいあこがれの炎、そしてミコトに愛別された情炎、この3つの炎は今も絶えることなく燃え上がっている。霧島山の御神火がそうだと伝えられる。
 その後、海宮からは海神の大郎女(おおいらつめ)のタマヨリヒメが遣わされ、御子の養育にあたった。この御子がヒコナギサタケウカヤフキアエズノミコトである。地神第5の神で、人皇第1代の天皇である神武天皇の父神にあたる。


▼見どころ

 鵜戸神宮本殿のある洞窟は豊玉姫が主祭神を産むための産屋を建てた場所で、推古天皇の御代に創建。平安時代以来は、修験道の一大道場「西の高野山」とも呼ばれる霊地としても栄えたようだ。

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古くからの海洋信仰の聖地とされていたらしい。

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日向の大御神社といい宮崎の神社は面白い。天気が良いと青い海と朱色のコントラストがすばらしいのでしょうね。

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この左に社務所があり、楼門を越えると下りの階段がある。ある意味大御神社の鵜戸神社とアプローチは似ている。

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楼門の2階部分には、櫛磐窓神(くしいわまどのかみ)と豊磐窓神(とよいわまどのかみ)が祀られているようです。

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楼門をくぐって本殿へと向かう参道は、右手に日向灘を見下ろす断崖で、千鳥橋を渡り玉橋を渡ると、本殿の建つ海蝕洞へと急な石段を下りてゆく。

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別名「神橋」とも呼ばれている玉橋は橋板36枚からなり、釘を一切用いらずに作られているとか。玉橋を渡ると狭くて急な階段になる。

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▽洞窟内の本殿・摂社末社など

時間をかけて波にゆっくり削られて出来た洞窟の中に本殿がある。広さは約1千平方メートルだとか。

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太平洋に突き出した鵜戸崎岬の洞窟の中に、朱塗りの色鮮やかな本殿がある。

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本殿左に「皇子神社」。ここには祭神の子で、神武天皇の兄・彦五瀬命(ヒコイツセ)が祀られている。

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 そして洞窟内でも社務所があり、その次に見えるのが「九柱神社」になる。神社が連棟式で、それぞれ神直毘神・大直毘神・伊豆能売神・底筒男神・中筒男神・上筒男神・底津綿積神・中津綿積神・上津綿積神の九柱の神様が祀られている。

▽撫でウサギ、お乳岩

撫でると病気平癒や開運などの願い事が叶う「撫でうさぎ」や、豊玉姫が子育てのために乳房を岩にくっつけた「お乳岩」もあります。

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 本殿のある岩窟にある「お乳岩」は母・トヨタマヒメが御子のために、両乳房を神窟にくっつけて行かれたもの。 

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滴り落ちる清水で作る「おちちあめ」を母乳がわりにして、御主祭神は育ったといわれている。

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帰りは休憩所で「おちちあめ」を買いましょう!

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▽運玉と呼ばれる石を投げる「運玉投げ」

男性は左手で、女性は右手で願いを込めて、亀石の真ん中に入れば願いが叶うとか。

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10円玉ぐらいの大きさの丸い素焼きの玉には、「運」の文字があり、次の写真にあるしめ縄に囲まれた穴に入った運玉は毎日回収され、そのご利益のある運玉を使った「運玉お守り」がある。

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 100円の初穂料で挑戦できます。運玉は1回につき5個。1954年までは、素焼きの玉ではなく、お金を投げ入れていたとか。
 ちなみに岩は亀のような形をしており、霊石亀石と呼ばれ、豊玉姫トヨタマヒメが乗ってきたと伝えられています。


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