ときどき楽しいことがないとやってられないじゃない

 仕事が忙しすぎて目がまわるような毎日だったけど、ホルモンバランスが落ち着いてきて気持ちは楽になってきた。仕事に没頭しているとあっという間に時間が過ぎて、余計なこと考えなくて済むからいいかもしれない。

 20代のときは、このままでいいんだろうか、何かしなければ、と焦っていたし、他の人と同じような人生を歩まなければ、と思ってやりたくもない婚活をしたりして心はどんどん疲弊していた気がする。

 自分の人生を自由に生きて、それが私にとっての一番の幸せだったんだと思う。

 目まぐるしい毎日のなか、ちょっとよかったこと。1年に2回会社から評価されるんだけど、それが前よりも一段階上の評価になっていた。正直前任の子に比べるとかなり見劣りしてるはずなんだけど、上の人からは評価されてたってのが嬉しかった。それにともなってボーナスが予想以上の金額だったので、とりあえず買い物依存でも破産はしなくて済みそう。お金は私の心の安定剤。買いたいもの、行きたいところを我慢しないような生活ができるお金が稼げる自分でよかった。それだけは自分を褒めてあげたい。

 次によかったこと。久しぶりに業者くんと話せた。実は先月から出入り業者の業務が増えたそうで、うちの部署に出入りしてた業者くんともう1人担当がつくことになった。そしたら私の仕事ののほとんどがその新人さん担当になってしまって、先月から業者くんと行き会ったり話す機会がなくなってしまったのだ😢ただあまりにも自分自身の仕事が忙しすぎたので、それすらも残念に思えないような状況だったんだけどね。業者くんの代わりに私の取引先に新人さんを連れて行ったんだけど、新人だから仕方がないにしても、ものすごく要領が悪くて、イライラが止まらなかった。自分もあまり器用な方じゃないからできるだけ優しくしようと思うんだけど、自分に余裕がないのに、更にこの人の面倒も見なきゃいけないの?ってちょっと悲しい気持ちになってしまっていた。

 そしたら今日業者くんから数少ない私の案件についての連絡がきた。彼の話し方、説明の仕方、考え方、仕事の優先順位のつけ方、すべてが理想的で、やっぱりこの人の仕事の姿勢が好きだな、と思った。

 私は仕事に対して真摯で、一生懸命で、正々堂々と、損得抜きでお客さんのことを考えられる人が男女問わず好きなんだと思う。私のいる会社は、偉い人に媚びへつらって、お客さんをないがしろにして、社内政治に一生懸命な人が出世していくから、業者君みたいな人はめったにいない。いても上から潰されたりして辞めてしまう。

 だからときどきこういう人に出会えると、私はものすごく嬉しくなる。一緒に仕事をしたくなる。

 業者くん、明日またうちの部署に寄るらしいんだけど会えたらいいな。会えなくても一目姿だけでも見れたらいいな。

 疲れたなぁ。明日は早く帰って洗濯したいな。平日はご飯も作る気力がなくて、たまったストレスを発散するのに仕事帰りにジャンクフードとかとんかつ弁当大盛とか買ってしまう。痩せなければ、と頭の片隅で思っているのに、心の安定を優先させてしまう。嫌なのに、やめたいのに、食べるのが辞められない。

 

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