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2021/9/29 自民党総裁選挙 岸田文雄氏を新総裁に選出

2021/9/29 夜のニュース比較、文字起こし

自民党総裁選挙

【自民党総裁選挙 岸田文雄氏を新総裁に選出】
日本テレビ:Newszero

有働アナ「事実上の次の総理大臣岸田さんに、どんなことを求めますか?」
辻愛沙子氏(クリエイティブディレクター)「岸田さん、候補者4名の方の中でも特にご本人の意思がどこにあるのかというのが、選挙戦中になかなか見えない印象を受けていました。例えば、選択的夫婦別姓だったり、同性婚については、留保のスタンスですけど、議論が必要ということをおっしゃってたりですとか、ジェンダーギャップの課題でも、クオーター制には反対とおっしゃってはいながらも、努力が必要としていて、結局どっちなんだろうと思うものが多いなと思っていて、なので議論も努力ももちろん必要だと思うんですけれども、1リーダーの意志としては具体的にどこを向いていて、それでどんなアクションをしてくれるのかというところは明確にして頂けたらな、と思っています。」
有働アナ「岸田さん、何度も強調したのが“国民の声をしっかり聞き、国民に届く政治の説明をする“でしたけれども、それを実際に実行する力、そこをしっかり見ていこうと思います。」

フジテレビ:FNN Live News α

三田アナ「岸田新総裁の誕生で注目されるのが、まずは自民党の役員人事です。岸田氏はどういう人事をするのでしょうか?」
門脇功樹氏(記者)「岸田氏は自らの長所を“聞く力“と“チーム力“と語っていて、挙党態勢をどう演出するのかが注目されます。岸田氏は今夜都内のホテルで岸田陣営の幹部と会談しており、人事について話したものとみられます。自民党の役員人事は通常、総裁選の翌日に決まりますが、岸田氏は“人事は簡単ではない。明日一日かかるのではないか“として、決定を明後日以降に先送りしました。焦点の幹事長には、岸田選対の顧問を務めた麻生派の甘利政調会長の名前が浮上しており、岸田氏は今夜宿舎で甘利氏と会談したものとみられます。また、総裁選で戦った3人について、岸田氏は“党内で能力を発揮していただくことを考えたい“と述べており、要職での起用が取り沙汰されています。一方、岸田陣営の幹部は“岸田選対に名を連ねた他派閥の議員は何かしら処遇しないといけない“と話しており、支持してくれた派閥に配慮しながら、いかに岸田カラーを打ち出すかが焦点です。」

テレビ朝日:報道ステーション

徳永アナ「今後の政権運営なんですが、安倍・管さん路線というのを継承していく形になるんですか?」
後藤謙次氏(ジャーナリスト)「当然そのように思いますね。本来は、今日も“民主主義の危機だ“と岸田さん言ってましたが、その危機って何なんですか?という説明が今のところない訳ですね。ただ今回の岸田政権成立の過程を見ると、安倍・麻生というこれまで9年間日本の政権の柱、真ん中にいた2人を抜きには語れないということで、場合によっては第3次安倍政権と揶揄する声も出てくるんじゃないかな、と非常に危惧してます。人事は今日やらなきゃいけないんですね。小泉さんは、今日俺が決めるんだ、とやって、当時の橋本外しをやって、独自の人事やったんですけれども、今日やらずに明日一日置くというのは、やはりそういう人達の意見を聞かざるを得ない、という状況に追い込まれちゃうんじゃないかと思いますね。」
徳永アナ「安倍さん、麻生さんの意見も聞きつつ、ということですね。」
後藤氏「聞かざるを得ない、ということですね。」
徳永アナ「今回岸田新総裁誕生ということになりますが、どうご覧なられますか?」
梶原みずほ氏(朝日新聞 国際報道部記者)「まさに後藤さんが説明されたように、岸田さんは総裁選通じて、今日の記者会見でも、自分の長所・特技というのは“聞く力“だと、何度も繰り返し言ってきました。ただ裏を返せば、みんなの意見に耳を傾けていたら、リーダーシップを取れなくなってしまうという恐れもあるかと思います。」
徳永アナ「今日会見でそこもちょっと指摘をされていましたよね。」
梶原氏「そうですね。これから衆院選があります。自民党の顔として、勝利に導けるかというこの2ヶ月が岸田さんにとって、まさに正念場な訳で、スピード感と決断力というのが問われると思うんですね。そして、これから党内人事、そして臨時国会、組閣が控えてる訳ですけれども、聞く力に加えて、束ねる求心力を兼ね備えて、岸田カラーを出せるかどうか。そこがまさに問われていると思います。」
小木アナ「人事を見て、岸田カラーが出てるのか?人の話をだいぶ聞いたのか?その辺りも見えてくるかもしれません。」

【自民党総裁選挙 なぜ河野氏完敗?学級委員選挙vs権力闘争】
TBS:News23

国山アナ「自民党の総裁選は岸田さんが勝ちました。当初は国民人気の高い河野さんが有利とも言われていましたけども、なぜ負けたのか?この点に注目して、お伝えしていきます。星さんは、麻生さんも言っていましたけども、今回の総裁選というのは、河野陣営の学級委員選挙と岸田陣営の権力闘争の闘いだったと見ています。言葉だけ見ると、かなり差があるんですけども、どういうことでしょうか?」
星浩氏(TBSスペシャルコメンテーター)「麻生さん、森友問題などでは、ちょっと的外れな発言が多いんですけれども、この指摘は実態を見た発言だと思いますね。と言うのも、河野陣営はマスコミの取材に対しては100人くらいの議員が支持すると言っていたんですが、蓋を開けてみたら今日は86票。ということは、15票くらいの票が逃げた訳でして、それはやはり権力闘争チーム(岸田、安倍、麻生)が猛烈な勢いで引き剥がしたという実態があったと思いますね。」
国山アナ「水面下で何が起きていたんでしょうか?」
星氏「具体的には、河野さん、脱原発の問題とか色んな発信をしましたけども、それに対して業界団体が心配だったな、と。河野さんに投票すると、支持団体が応援できないぞ、というような形で揺さぶりをかけた訳ですね。この小石河連合、一見人気者で若い議員達集まったんです。私はメディアも下駄を履かせすぎたかな、という気も自戒を交えて思うんですけども、そういうフワッとした支持議員が引き剥がされてった、というのが実態だと思いますね。」
国山アナ「当初は人気者についていったほうがいいかなと思っていた人達が、こういった業界団体のことなんかも含めて、その影響も考えて、権力闘争側に行った。切り崩しが起きたと見ていい訳ですか?」
星氏「そう考えないと、この15、6人というのは、やはり強引な力関係が生じたと思いますね。」
国山アナ「まさに、権力闘争ということになる訳ですよね。ですから、麻生さんもこう話してましたね。“学級委員選挙とはわけが違う。権力闘争である。負けたら冷や飯を食う“というような発言。その意味というのは、こういった構図からもわかるんだろうと思います。そして、もう一点伺いたいのが、河野さん、総裁選を戦った仲だと思いますけど、人事への登用というのはないんですか?」
星氏「冷や飯かどうかというのは、これから人事で表れてくるんですけども、それと共に河野さんの処遇、更に幹事長人事をどうするかという問題が出てきますよね。」
小川アナ「まさにポスト二階さん、ということですね。」
星氏「幹事長人事は、こういう構図があるんですね。この岸田政権のかなり大きい問題は、安倍政治とどういう距離を取るかということに、これからなってくると思うんです。野党側も院政だとか、安倍支配だとか、傀儡だとか言ってきますので、そうすると岸田さんからすると、安倍さんに近い高市さん、それから萩生田さんを幹事長にするのか、別な派閥の、麻生さんの派閥の甘利さんにするのか、更にちょっと安倍さんとは距離のある野田さんにするのか?この辺の幹事長人事で安倍さんとの距離が見えてくると、そういう風に考えて頂ければいいと思いますね。」
国山アナ「ズバリ聞きますけど、誰になると思いますか?」
星氏「やはり流石に安倍さんの色が強い人はなかなか選びにくいので、甘利さん、その辺が有力になってくるのかなあ、というのが今晩の情報ですね。いずれにしても、政治はこれから10月4日に臨時国会があって、首相指名が行われて、組閣があって、11月7日または14日頃に総選挙の見通しなんですね。総選挙では先程VTRにありましたように、コロナ対策、それから経済政策、そして安倍政治との決別、こういう問題が非常に大きなテーマとなりまして、そういう意味では与野党の論戦が続きまして、最終的には国民がどういう審判を下すかということになると思いますね。」

【自民党総裁選挙 岸田文雄氏を新総裁に選出 党役員&閣僚人事キーマンは?】
テレビ東京:WBS

佐々木アナ「さて、自民党総裁選岸田氏が勝利という結果になりましたが、影に安倍前総理の存在があったということですね。」
原田氏「岸田さんに恩を売って影響力残りましたよね。もう一人いるんですよ、恩を売った人が。」
佐々木アナ「それは?」
原田氏「河野さんの所属する麻生派なのに、岸田さんの選挙対策本部の顧問をやった甘利さん。」
佐々木アナ「甘利さん?」
原田氏「今月Twitterでこういう発信をしてるんです(岸田氏との2ショット)。」
佐々木アナ「この写真見ると、これはとても近しく感じますよね。」
原田氏「(苦笑)」
佐々木アナ「もちろん幹事長候補という話もありましたから。」
原田氏「甘利さんは安倍さんと麻生さんと3人並んで“3A“と言われるくらい仲がいい訳ですよね。岸田さんは安倍政権の屋台骨の3Aを引き継ぐことになりますね。ちょっと逆の見方をすると、世代交代はなかなか進まない。」
佐々木アナ「今回河野さんを推した若手の力は及ばなかったということなんですね。」
原田氏「やっぱり河野さんは少し準備不足だったと思います。その意味で党内の支持基盤を固める、そういうことがあって、捲土重来を期すということじゃないでしょうか。」

累積放送時間推移

新型コロナ

NHK:ニュースウォッチ9
【各地 ウィズコロナの動き】

田中アナ「宣言の解除に伴って、ワクチンの接種の進展も引き続き課題になります。若者、そして言葉の問題もある外国の方へのサポートも大事になってきます。」

国際

NHK:ニュースウォッチ9
【北朝鮮 極超音速ミサイル「火星8型」発射実験 ミサイル開発新たな段階に】

田中アナ「北朝鮮が発表した極超音速ミサイルなんですが、世界ではアメリカ、中国、そしてロシアが開発を競う最新兵器の一つです。こちらアメリカの発表です。」
和久田アナ「“国超音速ミサイル 飛行に成功“とアメリカも開発を進めているということですね。」
田中アナ「はい、そうなんですね。実はアメリカ国防総省の研究機関が先週発射実験を実施したことを発表したばかりなんです。開発競争続いています。北朝鮮は米中露の軍事大国を後押しするように、この分野の開発も急いでいると見られているんです。まだ初期の段階だということで、今後発射実験を重ねる可能性が指摘されています。警戒が必要です。」

その他

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