ニキ


誰にも知られたくはない。それが日記。

日曜
街裏ぴんく独演会「体験過多、おまえもか」を観させていただいた。
街裏ぴんくさんとの付き合いは長い。かれこれ14年になる。色んな顔を見てきた。弄られる顔、ライブに出てくれる時の顔、トークをしてる顔、普段の顔。
どんな瞬間よりも、独演会で漫談をしてる時の街裏さんが1番カッコよくてゾクゾクする。
あの人は良い人で、気を遣う方で優しくあられる。そんな周囲への気遣いをすべてとっぱらい、架空の噺を映画一本分ぐらい喋るのが独演会である。独演会で漫談してる時が本当の街裏さんだと思う。普段接してる時の街裏さんが架空。俺はそんなふうに思っている。
今回も間違いなく、最高の独演会だった。どこまでいくのだろうか。とんでもない実力のアスリートの知り合いもこんな気持ちなのか。

それとはまったく別の話で、とても残念なことがあった。ああはなるまい。ああなるぐらいなら、ひっそり暮らしたい。

月曜
ギャバホイさんに誘(いざな)われ、下北沢のミネルヴァのライブへ。ありがたや。
ギャバ号というユニットで、M-1二回戦へ向けてネタをしたのだ。ネタは改良の余地有り。
ヤーレンズの楢原と少し喋る。楢原とはガチの同期である。俺はヤーレンズにM-1決勝行ってほしいと思っている。去年の準決勝のネタは本当に良かった。
ぽんぽこ、の2人に会う。俺が東京に来た時に、同じライブによく出ていた。高木ひとみ○はもはや売れたといって過言ではない。おもろさと愛嬌抜群。そえじまはX(旧Twitter)で懐かしい画像ばかりポストしている男だ。ああいう薄味の人間は、やっぱりおもしろい。
「バスクばかり伝説と言われているが、我々が出ていたバカライブも良かったよな」という認識は一致した。バカライブまた出たいわ。俺の芸人としての、志を強く固めたライブことバカライブ。ありがとうバカライブ。

珍しく周りの人のことをたくさん書いた日記になった。
ワガママと言われる俺であるが、周りの人を大切にしてることはあまり知られていない。人のことは注意深く見ているし、俺はちょうど良いサイズの愛を振り撒いている。
知ってる人はみんな売れて欲しい。俺はさておきみんな売れて欲しい。

夜中2時を周り、パソコンのYouTubeからは知らん洋楽が流れている。美しい時間だ。
特に需要もなく、誰も観ていない日記を、iPhoneより送信。
俺みたいになるなよ。指先で送る地獄のメッセージ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?