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出会える運、長く付き合う努力

人の縁は、自分の行動と運、偶然が重なって生まれていて、その辺は仕事でもプライベートでも変わらないわけで、まあそれはそれで良い。ただ、何か問題や課題があって、意識的に各分野の専門家を探すのはいつまでたって難しい。

と、こないだ息子のための歯医者を探したときも、きょう駅前で髪を切ってもらっているときにも考えていた。

お店やプロとの出会いも偶然性が高いのはまあ良いのだが、ちょっと自分の興味分野から外れるとその評価のための材料すら持ち合わせていないから、自分の生きてきた乏しい経験から得られる勘に頼るしかない。

自分の得意分野ですらモノの良し悪しはともかく人についての判断は難しいわけなので、当たり前の話なのだが。。。

と、考えたところで、いつも近いことを自分のクライアントと話していることを思い出した。

うちの事業の中心はSalesforce用のアプリの提供なので、出会うクライアントの大半はアプリをご利用いただくことのみの関係だ。個別の開発もやってはいるが、同時にご支援できるのは少数で、アプリを使ってもらっているクライアントの数と比較すればごく一部になる。

その中で「どこに頼むのが良いですかね」とか「良いエンジニアってどこにいるのかなぁ」と聞かれることがちょいちょいある。

で、いつも答える。「自分の会社の業務をちゃんとわかってくれて、技術的にも頼りになると一緒に仕事をしている中で感じられる人と出会えるのは運の要素も大きいので、探すことも大事ですけど、この人いいなーって思ったら、その人を離さない手段を考えた方が良いですよ」って。

「運」って言っている。自分の業界のことなのに。

実際そうで、この辺は単純な能力だけでなく相性もあるので、発注する会社の規模も実績もあまり関係がなく、結局は自分の会社に来てくれる個人の力や相性が大事だったりする。企業の実績や規模は新卒採用における大学名みたいなもので確率には影響するとは思うけど。

だからまあ、歯医者にしろ美容師や理容師にしろ、自分に合った人に出会えるのは今でも運の要素が大きいのだろう。

良い人に出会うためには、出会える確率を高める努力をするしかなくて、出会えたなら長く付き合えるようにするしかないってことか。

。。。基本だな。なんと堂々めくりな。

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