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もう一度楽しむ小学校

今どきの授業参観は土曜日にやるようだ。

子供のころに授業参観と言えば、平日のどこかで気合いの入った授業(個人的な印象だけど)ひとコマでやってたイメージが強いのだけど、息子の小学校では土曜日まるごと参観日になる。

名称も授業参観ではなく「学校公開日」で、就学前の子を持つ親が校内や授業風景を見学したりできるのと、今回のように地域のイベント「防災フェスタ」を並行して開催したりして、2コマ使って防災や危険指導に関する授業を消防士の人たちが来てやってくれる。この辺は親や地域住民への活動も兼ねているので、なかなか理にかなっていると思う。

こうした特別な授業はあるものの、まる1日普通に授業があると、それぞれの授業の重みはなんとなく緩和されていて、まあもちろん普段とは違うのだろうけど、普段もこんな感じなのかと感じることはできる。授業以外にも、休み時間や給食の時間、帰りの会の様子が見れるのも、ひとコマだけの授業参観とはやっぱり違う。

親が腰をおろせる場所も機会もほとんどないので、1日付き合うのは疲れるのだが、久しぶりの小学校で、まだチャイムの音すら新鮮に感じられるので、そんなに苦ではない。

まあ、息子がひとりっ子であることも大きいが、30年以上も経ってから改めて経験する小学校で目にするものはそれなりに新鮮で、授業で使う多彩な小道具や、普通にiPadとプロジェクターをうまく利用して授業をしている先生や、給食を担う栄養士の先生の、給食や食育への考え方や何より美味さなど、驚かされるばかり。

初めて知ることも体験することも、子供たちに比べれば大したことはないけど、小学生をもう一度体験しているような楽しみがある。

でもまあ疲れたわ。次はもう少し効率的に動こう、

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