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行動にも影響した名機の呪縛

noteを毎日スマホで書いていたら、スマホで比較的長文の仕事のメールやテキストメッセージを返すことが苦ではなくなってきた。。。違うな、「返すことが増えてきた」が正しいか。

返すようになった理由はnoteで一定量の文章を書き続けていることで、「なんだ、書けんじゃないか」って思ったことが理由なのだが、なぜ今ごろになって返せるようになったかと言うと、そこに自分の思い込みがある。

もう10年近く経つが、本格的にスマホを利用し始めた頃に使っていたBlackBerry端末(BlackBerry Bold 90009900)の物理QWERTYキーボードの利用体験が美化されすぎていて、頭の片隅で「長文メールはあんなキーボードじゃないと」と、思っていた気がする。

確かにBlackBerryのキーボードは素晴らしく、長文メールだろうがチャットだろうが、テキストのみで完結するコミュニケーション全てが快適でメール送信者ごとにLEDの発光パターンを登録しておいて、誰からきたメールかも一目でわかったりもしたので、返すべきメールを逃すことも当時が最も少なかった気もする。良かったな。。あのLED(紹介記事があった)。

ただ、フリック入力にもとっくに慣れ、メールはさておき自分が書いたチャットのメッセージを見ると、それなりに長文も書いているし、別にストレスも感じていない。メールについては自分が部分引用を利用したインライン返信を多用するため、それを現状のGmailアプリで書くのが億劫だったことも大きいのだが、近いことは他のアプリでは普通にやっている。まあつまり、ただの思い込みなのである。

それもメールに限っていた。短めのメールは普通に返していたので自己認識もあまりなかった。noteでの日記をある程度書いている中で、なんとなく長文のメールをスマホで書いている自分がいて、唐突に認識した。

こわい、思い込み。呪縛のようだ。

むかし使っていたツールやPC、その他の道具たちにも似たような思い入れや記憶が残っているものがある。そして、いま使うことができないものほど思い入れは強い。懐古趣味とでも言うのかもしれないが自分の行動を左右することもあるのだな。

・・・

ただ、BlackBerry Bold 9900を最後にドコモが撤退したあと、いつからか株式会社FOXが代理店となり、後継機種の正規品を日本でも普通に買えるようになった。現行の最新機種であるBlackBerry KEY2KEY2 LEは魅力的に見え、後ろ髪をひかれたりもするのだが。。。


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