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好きな場にコミットしながら生きればいいか

2000年に新卒で社会人になってからなので、もうこの業界(IT業界:主に法人向け)も長い。

その間、パートナーとして一緒に仕事をする企業も競合としてコンペになる企業も、そして個人的な興味で調べた企業等も含めればそれなりの数の企業と関わってきた。

にも関わらず。今でも知らない企業に数多く出会う。そうした企業の中には一部上場企業とかも含まれていたりすることに驚いたりする。

同じ業界の企業ですらその状況なので、他業種になれば知らない企業はもっと増える。そんなことを考える度に、人に認知してもらうことの難しさを思ったり、人が知れることなんてそんなものだと考えたりする。

どの分野にもどんなコミュニティでも有名人や有名企業は存在していて、そうなっている背景にはそれぞれが自分たちが属する場に対してそれなりのコミットをして頑張った結果によるもので、実際に多くの貢献をしている。

でもまあ、それぞれが業界内やコミュニティ内でクローズアップされるのは時代背景や業界のフェーズなどの外部要因が影響することも多く、結構運にも左右される。そして、その脇で活動している個人や企業の重要度が有名な人や企業のそれに劣ることは別にない。

どんな取り組みをしていても、その場で頑張ってくれる一個人の存在は大きいし、そうした人たちに何度助けられたかわからない。多分みんな助け助けられている。周りも本人が思っている以上に感謝していたりもするもんだ。

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昨日も父母会の役員会があったのだが、輪番で区の会合に時たま参加してレポートする程度の自分と違い、会長や副会長、そして会計あたりの仕事をしている人たちはそれなりの時間を使っている。かけている時間以上に考慮しなきゃいけないことも多く、父母会へのコミットの度合いが他の人もまるで違う。

でも案外楽しそうだ。

想像ではあるが、やるからには気合い入れてやるってタイプの性格の人だったり、子どもの頃からこうした役割になることが多かったであろう人が揃っている。やったらやったで、子どもたちの生活に直接影響する仕事だったりするので、自分が関係した仕事の成果も見えやすい。

このタイプの仕事は、周りで薄く関わるよりも、中心に近い位置にいた方がコントロールできることも、入ってくる情報量も多いので、割り切ってしまえば案外面白いってのもある。深く関わるからこその面白さは何にでもあるわけだ。

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仕事に関係しているものや、自分や子どもの生活に関係しているもの、趣味周りのもの。どこにでもコミュニティやその運営のために必要な仕事があり、それにコミットして頑張ってくれている人たちがいて、コミットすることの面白みもある。

それぞれの場で活動していることの影響範囲はものによって異なるが、冒頭で書いたように上場企業だろうが、有名人だろうが、ちょっと場が変わると誰も知らなかったり、重みも変わる。

であれば、人それぞれ自分が大事だと感じたり、自分に合っている場にコミットして楽しく生きればいいのだろうな。その全てが関わる人にとっては大事な仕事でもあるし。

そうした大小問わない色んな集まりが重なりあって社会は作られているのだろうな。

さて、明日は初出展の技術書典だ。

#日記 #コミュニティ

Photo by Branislav Belko on Unsplash
https://unsplash.com/photos/1ljPCdSdW5Q

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