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きょうのできごと

息子がばあちゃんちに行き、それを相方が迎えにいっとるのでなんか静かな土曜日。かるく部屋を片付け、洗濯機に入ってた分の洗濯をし、安く中古(Amazon)で買った昔の映画「きょうのできごと」をなんとなく流す。

「きょうのできごと」はいい映画だった記憶がある。ブログも書いたな。1日のなんてことのないできごとを、全て否定せずにそれでいいんだと思わせてくれる。そんな映画だった。

若いころは特にそうだったが、人生のいろんなことに意味を求めてしまう傾向にある。自分はこれでいいのか、自分は将来こうありたい。こんな人生を送りたい。映画みたいなシーンを体験してみたい。。。

ただ実際には、いい人生かもなって感じられる出来事がちょいちょい起きてたりする。その瞬間にその「良さ」みたいなものを実感できたり、大事だと思えなかったりするわけだけど。この「きょうのできごと」っていう映画は、日常の些細なことを切り取って表現しているだけなのだが、その出来事を題材にして「人生それでいいんだ」「そんな一瞬が実は大切で幸せなことなんだ」みたなことを言ってくれる包容力があるような気がして、なんか好きだった。

どっかでまた観たいなーっておもっていたが、NetflixやAmazon Primeで見ることも出来なかったので放置していたが、気が向いたので中古を買った。数百円。

静かに淡々と日常を描く物語は、それが映画であれ小説であれ、なんとなく心を静かにしてくれることが多い。昨日もなんとなくもやもやと感情が騒つく日ではあったのだが、久々に見た「きょうのできごと」のおかげなのか、その後の時間は静かに過ごすことができた。

人の心を揺さぶるものを生み出す人たちはほんと凄いと思う。

Photo by Louis Lo on Unsplash

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