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小・中・高の音楽鑑賞会で大人気!”クラシック音楽で笑顔を創る”スギテツさんのアルバムを紹介します

こんにちは。やんそんさんです。
「クラシック音楽って、難しそうだし、1曲が長いから退屈そう」
そう思っているあなた。
そんなあなたに紹介したいのが、小・中・高の音楽鑑賞会で大人気!
ピアノとヴァイオリンのクラシックデュオ、スギテツさんのアルバム

「SUGITETSU UNO SCHERZO~15th anniversary Premium Album
with 東京フィルハーモニー交響楽団~」

堅苦しいイメージのクラシック音楽と、
みんなが知っている、CM・アニメソングや日本の伝統文化が、スギテツさん流のアレンジでユーモラスに七変化、聴く人が笑顔になるアルバムです。

このアルバムの素晴らしいところは、楽しいだけではなく、
音楽から情景が想像できることです。
バレエを踊っているちびまる子ちゃん、小走りの黄門様…。

想像することは、とても自由で楽しい体験。
TVやYoutubeのように受け身で楽しむのではなく、
音楽を聴くことによって、
あなたの脳が自らイメージした情景やストーリーを楽しめる。
音楽を聴いて描くストーリーはあなた次第。

「う~ん、想像することなんてできるの?」ご心配なあなた。

想像初心者のあなたのために、
「1曲ごとのご案内」が想像のガイドになります。お試し下さいませ。

それでは、アルバムの前に、スギテツさんのプロフィールと
最近の活動について紹介します。

🎹 🎹 スギテツ 🎹 🎹

メンバーは作曲家・編曲家としても活躍するピアニストの杉浦哲郎さんと、実力派バイオリニスト 岡田鉄平さんの2人。2004年結成。

2人の鉄道好きが興じて制作に至ったクラシックと電車の融合アルバム
「電クラシリーズ」や超絶技巧の無駄使いが炸裂する冗談音楽で人気を博し
全国各地でライブを開催。
小・中・高等学校向けの芸術鑑賞コンサートで
子どもたちに音楽の楽しさを啓蒙。
Eテレの小学生向教育番組「音楽ブラボー」に出演中。

スギテツさんが9月5日放送TBSラジオ「安住伸一郎の日曜天国(略して”にちてん”)にゲスト出演されていました。にちてんのゲストは10回目。番組最多ゲスト!とのこと。安住さんはもちろん、リスナーからの人気も高い証拠ですね。(私もにちてんリスナーです)

にちてんの楽しいお話は、緊急事態宣言下の音楽活動の話題からスタート。

年間100~120本あったコンサートが、昨年は3月~7月はなんとゼロに。
8月から少しづつお仕事が戻ってきたかと思えば、年明けの緊急事態宣言で激減。現在は通常と比較すると、月単位で3割~5割減だとか。

学校の芸術鑑賞コンサートでも大人気のスギテツさん。
現在は”密”を避けるために、小学校で4年~6年生合同で開催していた鑑賞会を、学年ごとに行っているそう。つまり1公演だったのが、3公演に。

「演奏の量が3倍になるけれど、人前で演奏できることが嬉しい」
子どもたちの笑顔のために、頑張っていらっしゃいます。

🎹 🎹 🎹

ステイホームの間は作品制作にも熱が入ったようで、若い世代の聴衆のために”流行りモノ”を意識、試行錯誤の末に、完成した新作を生演奏。

「もしもモーツァルトに妹がいて、竹をくわえて鬼退治をしたらどうなるか… ピアノの呼吸、ヴァイオリンの全集中で演奏します!」
新作「アイネ・クライネ・紅蓮華」を披露。

最後はにちてんのみなさんお気に入りの「扁桃腺上のアリア」の演奏。
あぁ・・・楽しいひとときでした。
実は、この楽しさをみなさんにもシェアしたく、
今回の投稿はスギテツさんにいたしました。

YouTubeにアップされている「小学校の芸術鑑賞会」の動画を貼り付けました。14分40秒のダイジェスト版です。ぜひ、ご覧下さい。
とにかく生徒のみなさんが楽しそう!
笑い声に溢れていて、スギテツのお二人も笑顔😊

こんな音楽鑑賞会、小学生のときに受けたかったなぁ…。


さて、大変お待たせいたしました。本題のアルバムのご案内です。

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「SUGITETSU UNO SCHERZO~15th anniversary Premium Album
 with 東京フィルハーモニー交響楽団~」

昭和~平成を彩ったCM・アニメソングや日本の伝統文化が、
クラシック音楽とユーモラスに融合された、結成15周年記念アルバム。

「みんなを笑顔にする」ために、試行錯誤の末生まれた、スギテツさんならではの素晴らしいアレンジと、日本で最も長い歴史を持つオーケストラ、
東京フィルハーモニー交響楽団とのコラボレーション。

1曲の長さも1分17秒から最長でも9分23秒と、
聴き飽きることのない長さで、次々と楽しい曲が流れてきます。
どうぞ、「スギテツワールド」をお楽しみください。

それでは、アルバムの曲順に1曲ずつご案内いたします。

🌸Spotifyのプレイリストを貼付けました。パソコンやスマホにSpotifyを入れて聴いて下さい。AmazonMusicでも全曲聴けます。


1.「くるみ割り人形」より「葦笛の ”おどるポンポコリン” 」

チャイコフスキー作曲:バレエ組曲「くるみ割り人形」より「葦笛の踊り」

織田哲郎作曲:テレビアニメ「ちびまる子ちゃん」初代エンディング曲
「おどるポンポコリン」

フルートが奏でる「葦笛の踊り」とヴァイオリンの「おどるポンポコリン」が仲良くアンサンブル。
チュチュ姿のまるちゃんとたまちゃんが可愛い動物たちといっしょにバレエを踊っているよう。ファンタジ~です。


2.組曲「ゲゲゲの鬼太郎」~ゲゲゲのペールギュント

グリーグ作曲:組曲「ペールギュント」より
「山の魔王の宮殿にて」「アニトラの踊り」「朝」

いずみたく作曲:テレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」初代主題歌
「ゲゲゲの鬼太郎」

音楽の授業で聴いた「ペールギュント」が「鬼太郎」と融合。
曲は墓地の情景からスタート〜宮殿入場〜魔王と妖怪のダンス〜妖気を感じる夜明けから朝〜そしてダンス、で魔王と妖怪の宴は終焉するのでした。


3.無伴奏 ”銭形平次” 組曲

J.S.バッハ作曲:無伴奏チェロ組曲第1番より「プレリュード」

安藤実親作曲:テレビ時代劇「銭形平次」主題歌「銭形平次」

格調高いバッハの調べに、物悲しげな「銭形平次」。バロックと江戸の不思議な融合をお楽しみください。


4.熊蜂のご老公

リムスキー=コルサコフ作曲:オペラ「サルタン皇帝」第3幕より
「熊蜂の飛行」

木下忠司作曲:テレビ時代劇「水戸黄門』主題歌「ああ人生に涙あり」

重厚な「水戸黄門」が高速「熊蜂の飛行」のテンポに合わせて変身。
小走り&早回しで悪者を成敗してくれそうな水戸ご老公御一行様になりました。スギテツさんの超絶技巧も炸裂です!


5.ツィゴイネル大相撲

サラサーテ作曲:管弦楽伴奏付ヴァイオリン独奏曲
「ツィゴイネルワイゼン」

大相撲(相撲甚句・拍子木・歓声)

館内に響き渡る拍子木の音、元力士大至さんの相撲甚句。

「クラ〜シックで笑顔を作ればよ~ぉ、あ~あまたの音楽ある中で~ぇ、冗談極めた音遊び~ぃ。これぞ真のよ~ぉスギ~テツ~よぉ」

ドラマチックな「ツィゴイネルワイゼン」のメロディーに乗って、繰り広げられる音遊び。

行事の呼び出しをオーケストラ・ピアノ・ヴァイオリンで再現、館内の歓声と、臨場感あふれる演出は、まるで土俵際で観戦しているようです。


6.無伴奏 ”コンビニ” パルティータ

J.S.バッハ作曲:無伴奏パルティータ第3番BWV1006
「プレリュード」

コンビニの環境音

コンビニの自動ドアが開くと聴こえるあの音が、バッハの美しく華やかな名曲と溶け合い一体化。あっという間に終わるさりげなさがステキです。


7.アイネ・クライネ・家電量販店
   ~ ヤ◯ダ電機~ビッ◯カメラ~ドン◯ホーテ~ヨド◯シカメラ~

モーツァルト作曲:弦楽セレナーデ
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク第1楽章」

ヤ○ダ電機~ビッ○カメラ~ドン○ホーテ~ヨド○シカメラの歌

クラシック音楽に縁のない人でも耳馴染みのよい「アイネ・クライネ・ナハトムジーク第1楽章」。

TVCMや店内放送で潜在意識に刷り込まれている家電量販店の歌。

両者の融合をお楽しみください。


8.墓礼路 ~Bolero~

ラヴェル作曲:バレエ音楽「ボレロ」

津軽三味線

津軽三味線の名手、浅野祥さんのソロから始まる”Japon”な「ボレロ」。

津軽三味線で刻まれるボレロのリズム、和音階に変換された奇妙な旋律…。
初めて聞いた時の絶妙な「違和感」。
この「違和感」が聴くたびに「気持ちよさ」に変換されていく不思議。 

曲の終焉に向けて盛り上がっていく様は、大名行列はたまた花魁道中か…。


9.荒城の月の光

ドビュッシー作曲:ピアノ独奏曲「ベルガマスク組曲」第3曲「月の光」

瀧廉太郎作曲:歌曲「荒城の月」

水面を揺らぐような月光を連想する、ロマンチックな「月の光」。
古城を見下ろすように空に浮かぶ丸い月を連想する、哀しげな「荒城の月」。似て非なる「月」を見事に融合させた作品です。

自宅に葛飾北斎や喜多川歌麿の浮世絵を飾っていたほど、日本美術の熱心な蒐集家だったドビュッシー。
日本人による初の西洋音楽の歌曲「荒城の月」を作曲した滝廉太郎。

「荒城の月の光」を聴きながら、同じ時代を生きた2人の作曲家に思いを馳せるもよし、です。


10.7 AVE MARIA ~7人のアヴェ・マリア~

7人の作曲者の「アヴェ・マリア」
作曲:アルカデルト、グノー、サン=サーンス、カッチーニ、マスカーニ、
シューベルト、メンデルスゾーン

素晴らしい声楽家の皆様の歌

世に幾多もある「アヴェ・マリア」の中の7曲をメドレーに。
様々な「アヴェ・マリア」を楽しむことができるサービス精神たっぷりの作品です。

女声合唱~男声独唱~ゴスペル調合唱~オペラ調~女声独唱~男声独唱~ミュージカル&ゴスペル調と変化をこらし、聴きごたえも充分です。

😊私が知っているのはグノーとシューベルトのみでした。
アルカデルトの「アヴェ・マリア」は「8時だョ!全員集合」の少年少女合唱隊の始まりの曲として使われていたそうです。聴いてみると「確かにそんな曲だったような…」。40代後半以上の方、記憶の確認を!


11.序曲「線路は続くよどこまでも」

エルガー作曲:管弦楽のための行進曲集「威風堂々」第1番より

アメリカ民謡:「線路は続くよどこまでも」

サッカーファンにはおなじみの「威風堂々」と、19世紀に建設されたアメリカ大陸横断鉄道のアイルランド系移民の工夫達によって歌われた「線路は続くよどこまでも」の融合です。
一緒に足踏みしたくなるような、勇ましく雄大なフルオーケストラの演奏をお楽しみください。


12.大きな別れの古時計

ショパン作曲:ピアノ練習曲「作品10第3番ホ長調」(別れの曲)

ワーク作曲:「大きな古時計」

ピアノとヴァイオリンとチェロの静かな演奏。
あたたかく、やさしい響き。
身も心も委ねて聴いていると、あっという間に終わってしまう。
そ~っと、さよならされた気分になる曲です。


13.7 AVE MARIA ~7人のアヴェ・マリア~ (instrumental version)

7人の作曲者の「アヴェ・マリア」
アルカデルト、グノー、サン=サーンス、カッチーニ、マスカーニ、
シューベルト、メンデルスゾーン

スギテツさん

スギテツさんの歌心たっぷりのアヴェ・マリアをご堪能ください。

🎹 🎹 🎹

いかがでしたか?

クラシック音楽を身近にしてくれるスギテツさんのアルバム
SUGITETSU UNO SCHERZO~15th anniversary Premium Album with
 東京フィルハーモニー交響楽団~」
スギテツさんの遊び心とサービス精神満載のアルバムです。

ひとりでニンマリしながら聴くもよし、お子さんのいらっしゃる方は、家族で楽しく聴くもよし!

最後までお付き合いいただきありがとうございました。また、お会いできるのを楽しみにしています。やんそんさんでした。

おまけ:「扁桃腺上のアリア」の動画です☺︎


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