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『ザニア 星の少女とエレメントの仲間たち』マルキス ダリア、 ひなこ

ルーマニアで出版された小説の邦訳版である。10代の微妙な年ごろの少女の気持ちを描写しつつ、物語全体に浸透する不思議な魔法の世界の物語。主人公をはじめとした登場人物ひとりひとりの心理描写が実にリアルに描かれている。それもそのはず、この書籍は筆者が14歳の頃に書かれたものだというから、頷ける。友情とは、学校とは、そして恋愛とは? 悩んでいる日本の中学生や高校生に、是非読んでもらいたいと思う。共感できること多数。漫画化、映画化など、これからの展開にも期待できる作品だ。ハリー・ポッターに次ぐ名作となること、間違いなし!

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