収入の少ない女_VS_お年玉___

収入の少ない女VSお年玉

こんにちは、矢御あやせです。みなさんは元気していますか?
私には新たな敵が現れてしまいました。今回はそんなお話です。

お年玉といえば、収入の少ない女の数少ない味方である。そんなお年玉が今回の対戦相手!? 
一体どういうことなのだろうとみんな気になっていると思います。

先日、SNSブランディングヤマシタマサトシさんに「焼き肉の記事、良かったから今度は親にお年玉を上げたいみたいのを書いてみては?(要約)」とアドバイス頂いた。

その瞬間、わたしが思ったことを再現しようと思う。

な、な、な、なにぃ〜〜〜〜!???!?
お年玉って親から貰うもんじゃねぇのか!??!?
あ、あげるだと……!?!?
お年玉がそんな上がったり下がったりするものなんて、オラそんなの聞いたことねぇぞ!!!
なんだそれ、なんだその風習は!!!!!
このJAPANはいつの間にか異国になっちまったのか!???!?
ひええぇ〜〜〜〜!!!! こんな国、いてらんねぇ!
お年玉使って今すぐ海外に行かなきゃ!!!!

ぐらいの心境だった。(マジ)

今になって冷静に考えてみれば私こそなんだその文化である。

このジャポネに突如現れた口だけ達者な犬とか猫とかではないだろうか。
犬や猫のほうがブサイクやおデブでもそれなりにかわいい分、私というちっぽけな存在に比べてしまえば5千兆ポイント差をつけられて価値を持った存在であろう。

畜生!!!!!(犬とか猫だけに)

私はどう見てもゴミカスだった。
恋愛運も仕事運も健康運までもが万年マイナス5000点から微動だにしないのも無理はない。終わっている。ジ・エンドだ。
 
でもさぁ、小学校の頃に見た虹色定期便(さわやか三組の高学年版)で「親は子供からお金をもらえないんだ」って言ってたじゃん!!!

親に現金は巡り巡って親不孝でしょ!!!
などと思ったりもしている。

真剣に考えれば考えるほど私が両親にお年玉をあげるには越えるべきハードルが高すぎる。

なぜなら、経済的余裕なんて一切なく、「おとしだま」とはいうものの、ちょっと強めのモンスターと違って倒しても落とすものなど何もないからだ。

私を倒すと仮定しても、経験値も大して入らない上に、貰えるのは5円とか15円とか、お賽銭かな? みたいな小銭を包んだレシートぐらいだ。こんなのでも人権があるので殺したり暴力を働けば警察に捕まる。 
殺生しても問題のないスライムの方が美味しい。

私くらいになればたとえサイフを落としても、「サイフを落としました。サイフの中で最も価値があるのはサイフです」レベルだ。スッカラカンなのに、一応ちょっとしたブランドの財布を使っているので更にクズ度が加速している。財源はお年玉だった。闇だ。

さて、まっとうな人類は親にお年玉をどのように捻出しているのだろう。
「推しにおとすはずだったお金を我慢して親にあげる金」ではないだろうか。
なるほど、略せば「おとし玉」だ。
「おとしだま」。さっきからこっそりすり替えていたのだが、「お年玉」というか、ほんと心境としては「落とし玉」という感じなのだ。
「落としたつもり」でいないと人にお金なんて差し出せない。

そう、菩薩やアンパンマンじゃなければ、余剰金が無いと他人(家族だけど)にお金を差し伸べるなんてできやしないのに、皆一体どこからお金出してるんだよ……大丈夫? 生きていけるだけのお金ある? 死んじゃわない?

やっぱり私、お年玉なんて無理です……。
強いて言うなら「落とし」ているのは私自身だから。

「おとしだま」という言葉の「おとし」の部分に関しては確実に誰よりも「落とし」ている。胸を張って言える。私は「落とし」ているんだよ!!!!!!!

何をって、人生をだよ!!!!!!

つまり、私自身がお年玉なのだ。
ならば、俺がガンダムみたいな感じで、私が健康で(※血液ドロドロ)楽しく(※恋人がいない)暮らしていれば、実質親にお年玉をあげていることとなり、両親は幸せなのではないだろうか????

そういえば、実は先日の飲み会で、若い女の子に「他のことをやって潰しがきくようにしたほうがいいですよ、私は(以下省略)」とにこりともせずにマジなトーンでとてつもなく真剣に言われてしまった。

ドドド正論である。
だが敢えて言う。許可なんて取ってない。
でも敢えて言う。

うるせえええええええ!!!!

お前に社会からつまみ出されてハマる場所もわからず立ち往生している私の気持ちがわかるか!!!!

こちとて挫折のキャリアが違うんじゃ!!!! と思った。

その子はやりたいことを諦めて別の道を歩んだそうだ。それはそれはとても凄いことだと思う。

尊敬するし、なかなかできる選択ではない。どう見ても「こいつしょうもねぇヤツだな」って目をしてなかったら手放しに褒めてた。

むしろ「見下してるやつに手放しに褒められる」という屈辱を味合わせてやろうかとも思った。
サイバイマンとして張り付いて爆発するような行為である。
そう、私が最も得意とする技、じばくだ。

縁もたけなわ的な飲み会終わりだったから良かったかものの、序盤でこの反応を受けたら楽しい飲み会中で空気をぶち壊していたかもしれない。(若い子、読んでたらごめん)

とにもかくにも、安西先生……私にもできる、仕事が!! 欲しい!!!! です!!!

齢30の女、昭和生まれ――未だ親からお年玉を貰っています。

普通に生きるのしんどいのでこの文章を読んで笑ってくれる人がいるのなら私の文章を誰か、どこかで使ってください。
ライティングのお仕事ください(懇願)お金ください(土下座)

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