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人間交差点(ヒューマン・スクランブル)に立つ。

今週は、人に会って会って会い続けてきました。それぞれと真正面から、人生の悲哀、苦しみ、生老病死について言葉を交わしてきました。また直接会っていない人とも、メールで言葉を交わしてきました。

そのせいか、notoに向かっても、自分の言葉は絞り出てもきませんでした。言葉が「枯渇」したかのように何も書けなくなりました。

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まだ水曜日なのに、ぐったりと疲れています。ふとつぶやいたのが「人間交差点にいるみたい・・・」でした。

人間交差点(ヒューマン・スクランブル)は弘兼憲史のコミックのタイトルです。島耕作シリーズは読んだことはありませんが、20代の頃、どハマりしていました。

人生思うようにいかない、悲哀に満ちた不器用な大人たちのドラマを、人生が何であるかを考えることもない、尻の青い小娘の私は、その時何を考えて読んでいたのでしょうか。

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「生きる」とはただ単に、睡眠、食事、排泄を繰り返すことだけではありません。障がい者や介護する家族を持つ身にとっては、毎日「ただ必死に生きている」そのような人も多くいます。

どうして人は、病に苦しみ、思うようにいかないことに悩み、自分の努力ではどうしようもないものに心を乱されて葛藤するのか・・・

そんな難しいことなんて、分からないけどさ、でもね。

「私がいるから大丈夫、そばにいるから。絶対に大丈夫。」

私は本気で、この言葉を繰り返してきました。嘘ではなく、もう何としてでも力になるからと、こんな非力で虚弱な私が、言葉を繰り返すのです。

バカかもしれないけど、繰り返すのです。

「大丈夫、なんとかなるよ、一緒に考えよう。」

大安売りでも、なんでもいいから口に出すのです。

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たくさんの人が行き交う交差点で、少しだけ向き合えた人に向かって気を吐いて「一緒にいるから、大丈夫」って、言葉を発し続けてきた。

どうりで疲れるはずだわ。

実はこれがしんどくて、もう何年も人に会うことを止めていたのです。

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「あなた力をコントロールしないと、疲れるでしょ」むかし指摘されました。
力のコントロールができなくて、いつも全力投球しすぎて、疲れ果てるのです。

長い休養期間を経て、そろそろ外に出ていく時期のようです。まだまだ休み休みですが、人に会っていきます。

これから出会うみなさま
いましばらく待っててね。


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