見出し画像

4月14日|うっかり愛しちゃった餃子の話。

37年と半年。これが私の生きてきた時間。
1年半。これが、うっかり餃子を愛してしまってからの時間。

36歳になるまでに食べてきた餃子の量の、10倍はこの1年半で食べているに違いない。そんな私の人生をガラリと変えた餃子屋さんの話を今日は少しだけ。


4月14日(木) 今日もおいしかった!…に巡り会えなかった話

街の中華料理屋さんの激安餃子


餃子の世界にどっぷりハマったきっかけは、家から車で10分ほどの場所にある街の(お世辞にも、きれいとは言えない)餃子屋さん。おじさんと、おばさん、そして息子さんの3人で経営しているお店だ。
ますますファンが増えると、餃子にありつけない日ができてしまうので、あえて店名は伏せるけれど、ここの餃子がほんっっっっっっっとうに最高で。



「餃子1皿6個、200円(+税)」
これが、このお店の看板メニュー。



シンプルに、餃子を堪能したい日は、大体この餃子2皿とライスが定番。他にも、ラーメンと天津飯などの日替わりご飯もののセットで破格の580円!という今の時代、チェーン店以外では考えられない価格設定のお店なのだ。


何が美味しいって、美味しさの秘密は…「普通」なこと!
普通の餃子でいて、毎日食べても「もういらない!」とならない食べやすさ。
定番なのに、ずっと食べていても飽きない味はもはや餃子の神様が作っているとしか思えない。

寒い冬でも毎朝早朝から餃子を作って、
1日の営業時間はこの餃子が売り切れたら終わり。
早い日なんて、11:30開店、12:40には閉店、なんてこともザラにある。

それだけファンも多いこの餃子屋さん。
最初は「よくある餃子だな」って思って食べていたのに、気がつくとまた行きたくなるから、完全に中毒だ。

1週間に2回は通っていて、どんなメニューを頼む時も、餃子2皿(焼き餃子12個)は必ず注文する。
四捨五入して、1年半が78週だとしたら、今まで食べてきた餃子の数は…

12個×2回×78週(1年半)=1872個

まあまあの数である。


あまりに通いすぎて、中華料理屋のおっちゃんには「久しぶりだね(苦笑)」なんて冗談を言われるくらい。そうそう、この前は庭になっていた夏みかんまで食後のデザートにと、スーパーの袋一杯もらっててしまった。

たま〜に、メニューにはない麻婆豆腐などを食べさせてくれたり。
(その日は、強制的に餃子ライスしか注文しちゃダメ、と言われる。仮にラーメンが食べたくても、我慢しなければいけない。嬉しい我慢だ)

おばさんが、キュートで顔を覚えてくれて、手を振ってくれたり。

実家を離れて暮らしている私にとっては、もはや第二の実家という感もある。

「今日は食べられない」と思うと悲しくなる

今日は朝から晩まで打ち合わせ続きで、餃子を食べにいけなかった1日だった。それなのに、自宅に帰ると同居人が「今日行っちゃった。ランチ美味しかった〜」なんて呑気な顔で言うものだから、殺意よりも「末代まで餃子が食べられない呪い」をかけたくなるくらい、羨ましくて仕方がない。

いずれはこの町から引っ越して、海の見える場所で暮らしたい。
そう思うけど、ここの餃子が食べられなくなったら、手が震えて止まらなくなるのではないかしら。


おじさん、いつも餃子をありがとう。
うっかり愛してしまったおじさんの餃子、あと1万個くらいは食べさせてください!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?