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大晦日に今年出会えた偉人達を振り返る

新型コロナウィルスのニュースを耳にし始めたのは、去年2019年の12月のあたりだったと記憶している。
ちょうどイギリスに出張しているときだった。
その後1月になると中国国内での感染者が増大するものの、1月に2週間出張していたアメリカでも日本でも、SARSのときの経験から国内に多くの感染者が出るとは思ってなかったし、もっと早く収束すると思っていた。
しかしその後、海外出張はもちろん、国内出張が規制されるようになると、在宅勤務が始まるまで長くはなかった。
2月最終週から年末まで、ほとんどオフィスに出ることなく仕事をしたのは、これまで四半世紀の職業経験の中でも初めて。
こんなに電車に乗らなかったのも、福島県郡山市で働いていた頃以来だから、およそ20年ぶり。

在宅勤務になると、これまで感じたことのないストレスに晒されることになり、リフレッシュの手段として自転車を買い、週末には馴染みのコーヒー店巡りとサイクリングに出かけるようになった。
この自転車が今年得た大きなことの1つ。
その中で喫茶いずみで出会ったKさんが、今年出会えた3偉人の1人。
自分と同じタイプのミニベロに乗られており、輪行やキャンプの経験と知識が豊富。
それ以外にも何に対しても疑問を持ち、学ぼうとする姿勢は自分に対して刺激になる。
10歳も先輩なのでおこがましいのだけど、考え方がとても自分と似ていて共感出来ることが多く、なおかつ色んな道を極められており、とても勉強になることばかり。

そして、在宅勤務になると食の面でもストレスが出てきた。
大好きなインド料理屋や立ち食いそば屋に行けなくなったのた。
ならば自分で作ってみようと、材料を求めて前々から気になっていた下総中山のアジア食材店に伺ってみた。
ここのご主人が人柄も知識も素晴らしい人で、このOさんが今年出会えた3偉人の2人目。
80歳なのだけど、頭の回転が速い。
食材以外にも学べることが多くて、毎週買い物の間のちょっとの時間の会話の中から教わることがココロに響く。
何より職業人として大切な言葉をいただいた。
これはもう何にも代え難い宝物。

最後に今年出会えた3偉人の3人目は、柏の眼鏡屋さんBrilleの岩山さん。
眼鏡で人生を豊かにするという目標を持ち、日々邁進されている。
本当に尊敬できるお仕事をされている。
お店の雰囲気から、オシャレなフレームを扱われているお店なのかと思いきや、オプティシャン?としての腕も高く、とにかく良く見える眼鏡を作っていただけるのも、岩山さんの素晴らしいところ。
そこに1人1人の個性に合ったフレームを見立てていただけるのだから、めちゃくちゃ満足度が高い。
控えめに言って天才だと思っているし、言葉を選ばずに正解に言えば変態だと思う。
要するに突き詰めている方。だから偉人。
コーヒー店界隈では、こういう方々が多くいらっしゃるのを目にしてきたけど、眼鏡屋でも!という驚きと喜びを感じた。
岩山さんの眼鏡に対する気持ちを通じて、人生を豊かにしていただいてるのだと改めて思う。
先のOさんもだけど、扱っている商品だけではない、こうした何ものにも代え難い価値を扱っている。

3偉人の方々には、確実に自分の人生を豊かにしてもらっている。
ご本人達が否定される姿が目に浮かぶのだけど。

こうした困難の多い時代の中で、素晴らしい方々に出会えたことを感謝している。
2021年も素晴らしい年でありますように。

そして、新型コロナウィルスで制限の多い生活は、いつまでも続かないと思うけど、元通りにはならないだろう。
New normalがどんな生活になるのかまだ分からないけど、1日も早くココロ穏やかに暮らせる日が来ますように。

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