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【特別記事】 明日は我が身…万が一に備えるための「包括」という考え方

昨日能登半島で震度7の大きな地震が発生しましたね。
まずは1人でも多くの被災者が無事であること、そして1日でも早く日常に戻れることを願っております。

本来は新年の抱負記事を書くつもりではあったのですが、これを機に保険に対する考え方を共有する記事を書いていければと思います。

※予めお伝えすべき事項としまして、今回の記事は有料としておりますが、ご購入いただいたお金については全て「令和6年能登半島地震」に寄付いたします。


些細なところから始まる「保険営業」

皆さんは普段の生活で保険の営業を受けることはありますでしょうか。

今のご時世、テレアポや自宅訪問が行われているのかは分かりませんが、筆者がよく見かけるのは新年度となる4月。企業、特に新社会人への営業のために飛び込み営業に来るシーンですが、正直なところ毎年、迷惑だと感じております(笑)

前述のケースは主に生命保険だと思うのですが、何気ないところでさりげなく受けていることはないでしょうか。

例えばスマホや家電を購入したとき…
「月額1,000円払うと、万が一スマホが故障した際、新品へ交換することができます」や「購入金額から更に3,000円支払うことで、メーカー保証期限の1年が経過後、更に2年間の保証を受けることができます」といった感じです。

そのとき皆さんは、どう判断しますでしょうか。
筆者の持論ですが、そういった保険には加入しない方が良いと思います。

保険会社が存続することの意味

「保険は必要最小限」
この理由は当たり前かもしれませんが、保険会社が得をする(=加入者が基本的には損をする)仕組みとなっているためです。

保険会社があれだけテレビやネットで広告を打って、(代理店も含め)店舗を持って営業ができているということは、保険金を支払ってもビジネスとして成立するだけの保険料を取ることができていると考えるのが自然かと思います。

しかも昨年の秋にビッグモーターの件があったので、昨今は保険会社への風当たりも強いのではないでしょうか。

では“必要“の基準ですが、「万が一」が発生した際に支払える金額か否かだと考えております。“支払える“の基準をいくらに設定するかは個人の貯金額にもよるのですが、会社員なら少なくとも1か月の給与以下のものは支払えると考えるべきかと思います。

逆に交通事故含めた損害賠償は数百万から数千万円規模となるため、ほとんどの人にとって“マスト“であるのは言うまでもないですね。

“包括保険“という考え方

これまでの話を前提とするのであれば、損害保険は必須であり、スマホや多くの家電を購入時に口説かれる保険が不要であることが、理論的に判断できるかと思います。

また生命保険に置き換えるのであれば、高額な先進医療や万が一の休業補償はあった方が良いが、入院・通院補償に多くのお金をかけるべきではないと言うことができるのではないかと考えております。

それでも「そうはわかっていても、保険はあった方が…」と言う方も多いのではないでしょうか。

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