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サスペンスイベントについて

「人狼ゲーム」でも「マーダーミステリー」でも「謎解き」でもありません。2時間サスペンス(もしくはミステリー漫画)の「モブキャラ」もしくは「登場人物」として、『サスペンスあるある』や『ミステリー漫画にありがちな展開』や『ベタベタなやりとり』を体感するというのが目的の体験型サスペンスイベントです。(サスペンスの缶詰

――という形で開催しているサスペンスイベント。

初開催は2020年12月。
「リアルに2時間サスペンスを体験するやつやりたい!」と思い立ち、旅館さんとのご縁もあって石川県加賀市で【缶詰サスペンス湯けむりツアー】を開催させていただきました。

「近づかないで!」をサスペンスの名所・東尋坊で


その後、コロナ禍での延期や中止等になったイベントもありつつ、3/23の【遺産相続サスペンス】で8回目となりました。あれ、もう少し開催した気がしていたのですが…少ないですね…。

加賀サスペンスのイメージ画像(現地の役者さんにご協力いただきました)
街歩きサスペンス
佐倉サスペンス

弊社が好む『大人の本気のごっこ遊び』から、文豪ごっこ→サスペンスごっこ、という流れに来ているので、当初は「2時間サスペンスドラマの世界をモブで参加する」という移動型演劇的なイメージではじまりました。

その中で「マダミス要素はありますか?」と聞かれ「マ、マダミス……?」となったり、「人狼的な感じですか?」「じ、人狼…?(人狼は知っていましたが詳しくなかったため)」となったりで、イベントタイトルから参加者が想像するイメージと、こちらが提供しようとしているものにどれだけ差があるのか、それをどう埋めていくのかを探りながら、少しずつ自分たちでできる限りの要素をとりいれつつ、進めてきました。

最近では「TRPGに近い」「LARPの一種かも?」等のアドバイスもいただき、体験型(没入型)イベントの世界の広さに驚いております。

毎回募集のところに『「人狼ゲーム」でも「マーダーミステリー」でも「謎解き」でもありません。』という注意書きをしておりますが、「じゃあ何なんだよ」という部分がまだ自分たちでもわかっていません。
どうしても「会場」や「世界観」にはこだわりたく、個人個人の関わりたい度合いに合わせて組み立てようとすると、どんなにギリギリに設定しても値段が高くなってしまうところがあり…。
毎回試行錯誤で至らぬ点が多々ある中で、何度も参加してくださる方々もいらっしゃり、本当に感謝です。

『どのジャンルに属したい』というよりも『どういう進め方ならより没入感のあるイベントにできるのか(ごっこ遊びを楽しめるか)』という観点から改善していっているので、まだしばらくはジャンル的にどこに属しているのかがわからないままにはなりそうです。

ただ、文壇バー木馬暮も然り、ジャンルや『どういうイベントなのか』がハッキリしていないと、皆様も参加を決めるにあたって『自分が求めているイベントなのか』の判断が難しいというのも重々承知しておりますので、発信・募集の方法も含めて、詰めていきたいと思います。

参加していただいた皆様のご意見を参考にさせていただきながら、あくまでも『大人のごっこ遊び』『あるある体験』がベースとなる点はブレないように、より良い方向を探っていきたいと思っています。

相変わらずイベントの頻度は少ないと思いますが、今後とも、何卒宜しくお願いいたします。

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