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考えるな、感じろ。そして動け。風の時代を生き抜くために。

『人間は考える葦である』とフランスの哲学者パスカルは彼の著書の中で伝えている。
人間には弱い面がたくさんあるが、「考える」力こそ人間に与えられた偉大な能力であるということだ。
確かに「考える」能力というの人間に与えられた素晴らしいギフトだとは思うが、その力をうまく使える人と使えない人がいるように感じたのだ。
正直、ほとんどの人は思考に支配されている。情報量が多すぎて思考過多ゆえに脳がバグるというのもひとつの理由だろう。

現代の情報量は、平安時代の人達の一生分、江戸時代の人達の一年分とも言われているそうだ。そりゃ脳もバグる。
考えるより感じろ、思考よりも心を大事にしようとは言うものの、思考を止めることなどできない(できる人もいるけど)。
ネドじゅんさんみたいに左脳優先から右脳優先にできたらきっと世界は一変するんだろうなとは思う。訓練を積み重ねてその域に達するのも今の時代をラクに生きる知恵のひとつかも知れない。

人が「考えすぎだよ」と言うことは、ネガティブな思考(妄想)についてだけそう。俯瞰してその思考を眺めることができれば、妄想に過ぎない、と思えるがなかなか俯瞰して見られないから厄介なのだ。
人は考えれば考えるほど、よくない方向に意識が向いてしまう。脳というもの自体、本能的に危険回避することをまず考えるらしいので、そのためにネガティブな思考にどうしても傾いてしまうようだ。

きっと神様は世界の平和と調和という愛を基本に考えを巡らせるように人間にギフトとして考える力を与えたのだと思う(思いたい)が、実際には自己信頼感や自己受容感の低さにより自分自身を攻めていじめてみたり、嫉妬や羨望によって他人を誹謗中傷してみたり、自分だけが良くなりたい、誰かを支配したい、コントロールしたい、恐怖心を煽りたいというエゴのためだったりに思考を使っているほうが多いような気がする。
そして主張が強い人や何かの権威者、権力者の意見に流されやすいゆえに、自分で考えることを放棄してあきらめている人も少なからずいる。こういうことこそ(左)脳がバグっている状態なのではないかと思う。

脳をバグらせる要因は生い立ちや環境、添加物が多くインスタントで愛のない機械が作った食べ物など挙げたらキリがないほどある。
こういう時代だからこそ、考えない時間を持ちたい。頭より体を動かす時間を持ちたい。放っておいたら押し寄せてくる情報を遮断して自分で情報量をコントロールできるようにしたい。添加物の少ない自然なものを食べるようにしたい。時間があれば自然の中に出掛けて行き気持ちいい氣を浴びたい。
地球という場所は行動しないと何も始まらないし、何も解決しないし、抜け出すこともできないようになっている。考えすぎて行動できないという負のループに陥る前に何でもいいから動くことだ。
考えることをやめられないのであれば、せめてさまざまなかたちのデトックスを生活に取り入れて、できるだけ健全な意識でありたいし、頭(思考)と心(感情)のバランスを取りたいと思う。聖人君子になるつもりはないが、できるだけ愛を基本に考えを巡らせたいと思うのだ。

『人間は考える葦である』からこそ、その考える方向性を今一度考え直さねば、弱い人間が間違った思考の方向性のために、自分自身も世界も破壊に導きかねない気がしている。今はやはり心の時代、感じることを優先したほうが生きやすくなる時代。風の時代が本格化してきたんだなと感じている。

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