【こども新聞】2023年2月24日 日本人の給料が上がっている流れは必ずしも喜ばしいことではない

 日本を代表する有名企業、トヨタやホンダは働く人の給料を上げることを決断をした。今日本でも食べ物や電気代等、様々なモノの値段が上がっている。このまま給料が上がらない状態だと、遊園地に行ったり、おもちゃを買ったりする、いわゆる無くても生活できるものにお金を使うことが減ってしまう。これらの消費は現代の人間が幸せを感じるために必要なものであるため、政治家や会社の偉い人が給料を上げるように努力をしている。

 しかし、給料が上がることが必ずしも良いことだとは言い切れない。高くなった給料は、もともと別のものに使われる予定だったかもしれないからだ。そのお金で海外の優秀な人を雇い会社の売上をもっと上げてもらうかもしれなかった。もしくは、最新機械を買って何かを作る時間を大幅に短縮したかもしれない。給料が上がっても今と全く変わらず、ただただ給料が上がっただけだと、会社が将来なくなってしまうかもしれない。その時その会社で働いていた人は給料がもらえなくなる。

 だから働く人達は給料が上がったことに嬉しさを感じるだけでなく、もっとすごい商品を作ることや、今まで1時間でできていた仕事を10分でやることを考えないといけない。逆に、すごい商品を作ったから給料が上がるという流れが本当の順番ではないだろうか。

参考

ホンダ5%賃上げ、トヨタも満額回答 春季交渉が決着
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC2270S0S3A220C2000000/?type=my#QAAUAgAAMA

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