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時間の濃度を考える vol.7

読書は、先人の知恵をもらったり、自分が体験していないことを擬似体験ができたり、単純に物語を楽しんだりすることができると思います。
読書がいいよねっていることは、みなさんご存知ですよね。
けれど、私自身、読書自体が苦手で、良いものだと思っていても、中々続かず、読むのも億劫という思いがあります。
「少しでも早く読めるといいなぁ」「その上で頭に残るといいなぁ」という思いがあり、本書を手に取りました。

瞬読とは

瞬読とは、文章を1文字1文字見るのではなく、言葉のまとまり、1行、3行とまとまりとして見ることで、どんな内容が書かれているのかイメージする読書法です。
これは、1つの言葉を大切にするのではなく、パッと見てどんな内容か大枠を理解するという感じでしょうか。
また、大体の内容がわかったら、それを文章に書いたり、感想を言ったりするアウトプットをすることで、自分の学びを深めていきます。
インプットは左脳(言語)から、右脳(イメージ)する。
アウトプットは右脳(イメージ)から左脳(言語化)することで、より学びが深まっていくです。
瞬間で読むことで、イメージできることは読み取った中の本質的な部分であり、自分が大切だと思ったことなのです。

瞬読が本当にできるのかは、これから実践していく中で実証してこうと思っています。(ちなみに、著書の中の半分はトレーニングの部分でした。)

しかし、この本の中で共感できることがいくつかあったので、それをまとめていこうと思います。

時間の効率化

著者は、読書スピードが4倍になれば、思考スピードも4倍になる。
60分かかっていたものが15分になれば、時間の濃さも濃くなり、時間の質が向上すると書かれています。
つまり、読書時間が短くなれば時間の効率化ができるのです。

もちろん、ただ単純に本を早く読めれば良いわけではないのですが、時間は決まっているからこそ、その濃度を高くしていく必要があるのだと思います。

これは、読書にも限らず、仕事でも学びの時間でも同じだと思います。
同じ時間を過ごすにしても、無駄な時間を過ごさない、1時間かかる仕事を45分で終わらせる、主体的に学ぼうとする、一つ一つの時間の濃さを意識することが時間の効率化につながるのです。

学びとは

時間の効率を考えることは大切なのですが、学びの目的がはっきりしていないといけません。
自分はなぜ学んでいるのか、何のために学んでいるのか、ゴールはどこにあるのかを考える必要があります。
ゴールを設定した上で、逆算して、どれくらい時間があるのか、どの程度できているのか、自分を知った上で勉強していくことが大切です。

そして、やる気が出ない時でも、まずやってみる。「わかる」ではなく、「できる」までコツコツと続けることが大切なのです。

最後に

時間の濃度を濃くするひとつの方法が瞬読です。
そして、日頃の生活でも時間の濃度を考えることで、自分の仕事のクオリティを高め、プライベートを充実させられます。
常に濃くする必要はありません。
時には薄く、緩める時間も必要です。
上手くバランスをとりながら、時間を有効に使っていきましょう。

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