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【特集②】日本人によるダバダスキャット集

スキャットとは

まず、スキャットとは。早速Wikipediaにお世話になりましょう。
はい、想定通りの解説ですね。
”意味のない音(声)を楽器として表現”
第一人者はLouis Armstrong氏。収録中に歌詞を忘れてしまい、適当な言葉で歌ったNGテイクがスタッフに受けて、そのまま使用されたのがこの歌唱法の起こりだそうです。

スキャット (Scat)とは、主にジャズで使われる歌唱法で、意味のない音(例えば「ダバダバ」「ドゥビドゥビ」「パヤパヤ」といったような)をメロディーにあわせて即興的(アドリブ)に歌うこと。この歌唱法は、「歌」というよりも声を一つの楽器として表現することが目的である。

Wikipedia


ダバダスキャット集

さて!ここから日本人によるダバダスキャット集です。
「ドゥビドゥビ」、「パヤパヤ」等ありますが、ダバ縛りでいきます。
曲の一部にしかスキャットが入っていないものもありますので、よく聴いてお楽しみ下さい。
他にも知っている方いれば、是非コメントで教えてください!


#1「男と女 - ロスト・ラブ 」(1971)
作曲/編曲:すぎやまこういち
収録アルバム:Single Only
※スキャットは伊集加代子。男と女は伊集加代子を含むスタジオグループ。


#2「伊集加代子 - めざめ」(1990)
作詞/作曲:八木正夫
収録アルバム:Farewell My Dude
※伊集加代子さんはコーラスシンガーなので、彼女名義・関連の作品は結構ダバ言ってます笑


#3「Duke Aces - トルコ・マーチ」(1978)
作曲:Wolfgang Amadeus Mozart
収録アルバム:76/45


#4「キャンディーズ - 哀愁のシンフォニー」(1976)
作詞:なかにし礼
作曲:三木たかし
収録アルバム:キャンディーズ1+1/2 やさしい悪魔


#5「MATのテーマ」(1971)
作曲:冬木透
収録アルバム:サウンド・ウルトラマン(1978) →他にもコンピが色々あります。
※スキャットは誰かわかりません。


#6「11PMのテーマ」(1965)
作曲:三保敬太郎
スキャット(イーサバダバver.):岡崎広志, 伊集加代子
スキャット(パーサバダバver.):増田順平, 増田睦美
※イーサバダバver.とパーサバダバver.があるみたいですが、それぞれ誰がスキャットしているのか間違っているかもしれないので、参考程度に。また”あらんどろん”によるカバー(1981)もあります。
詳細 → http://music-calendar.jp/2016110801


#7「桑田佳祐 - 白い恋人達」(2001)
作詞/作曲:桑田佳祐
収録アルバム:Top Of The Pops (ベストアルバム)


#8「沢田研二 - 酒場でDABADA」(1980)
作詞:阿久悠
作曲:鈴木キサブロー
収録アルバム:Single Only (コンピあるかも)


#9「東かおる & 西山瞳 - Pierre Without A Face」(2020)
収録アルバム:Faces


#10「由紀さおり - ふたりの天使」(リリース時期不明)
作曲:Saint-Preux
※元宝塚歌劇団月組トップスターの涼風真世さんもカバーしています。ついでにDanielle Licari氏による原曲もリンク貼り付けておきます。


#11「フランク永井 - ブルー・ムーン・イン東京」(1968)
作詞:佐伯孝夫
作曲/編曲:吉田正
スキャット:Singers Three
収録アルバム:Single Only (コンピあるかも)


#12「玉木宏樹とジャズ・フレンズ - 追跡」(1981)
作曲:玉木宏樹
スキャット:伊集加代子
収録アルバム:ルパン対ホームズ 音楽集
※日活ニューアクションの世界~無頼・殺(バラ)せ 1968-1971 サウンドトラックに収録されている "新宿アウトロー M-3" とは別アレンジとなっています。


#13「八神純子 - B・G・M」(1982)
作曲:城山清一
作詞:八神純子、城山清一
編曲:大村雅朗
収録アルバム:夢みる頃を過ぎても


#14「阿川泰子 - Zanzibar」(1988)
作詞/作曲:Edu Lobo
収録アルバム:Ouro Do Manaus


#15「越美晴, 細野晴臣- Hotel Etoiles」(1996)
作曲:越美晴
収録アルバム:Swing Slow


#16「越美晴 - Moonray」(2015)
作曲:Artie Shaw
作詞:Arthur Quenzer, Paul Madison
収録アルバム:Moonray


#17「平岡精二とブルー・シャンデリア - 謎の女B」(1970)
作曲/作詞:平岡精二
収録アルバム:ナイトクラブの片隅で


#18「太田幸雄とハミング・バード - スティーヴマックィーンみたいな奴」(1970)
作曲:太田幸雄
作詞:万里村ゆき子
編曲:東海林修
収録アルバム:夜を盗む男たち


#19「ムーヴィーランド・オーケストラ三沢郷 - クリスティーヌのサンバ」(1970)
作曲:海野こうじ
編曲:三沢郷
収録アルバム:Single Only。たぶん。


#20「ヤング101 - 故郷を離るる歌」(1973)
ドイツ民謡
編曲:宮川泰
収録アルバム:ヤング集合!!


#21「岡崎広志とスターゲイザーズ - This Could Be The Start Of Something」(1969)
作曲:Steve Allen
収録アルバム:The Late Late Show
※コレも伊集加代子さん絡んでます。


#22「沢たまき - 朝帰り (新宿)」(1977)
作詞:なかにし礼
収録アルバム:東京プレイ・マップ
※残念ながらネットには音源がありません。


#23「山下達郎 - クリスマスイヴ」(1983)
作詞/作曲:山下達郎
収録アルバム:Melodies
※残念ながらネットには音源がありません。


#24「串田アキラ - 果しなき旅」(1970)
作詞:なかにし礼
収録アルバム:First Album
※残念ながらネットには音源がありません。


#25「石川晶とカウント・バッファローズ - 谷茶前」(1976)
編曲:すぎやまこういち
収録アルバム:オキナワ
※コレも伊集加代子さん絡んでます。冗談抜きに演奏もクソかっこいい。


#26「Crest Four Singers - 恋のパペット」(1980)
収録アルバム:Swing Age
※動画試聴は31:26~


#27「浅野ゆう子 - Fly Me To The Moon」(1985)
作曲:Bart Howard
編曲:前田憲男
収録アルバム:Fragrance Yuko, A


#28「江利チエミ - Blue Moon (別テイク)」(19??)
作詞:Richard Rodgers
作曲:Lorenz Hart
編曲:山屋清
収録アルバム:Chiemi Sings


#29「Singers 3 - Foliole #2」(1971)
作曲/編曲:佐藤允彦
収録アルバム:Foliole #2 The Sound Of Singers 3
※動画試聴は00:00~


#30「菅野アンリ - Wave」(1979)
作曲:Antonio Carlos Jobim
収録アルバム:Shining Wave


#31「加賀まりこ - 青い影」(1971)
#32「加賀まりこ - ラバーズ・コンチェルト」(1971)
作曲:Procol Harum
編曲:服部克久
収録アルバム:愛のレッスン
※動画試聴は14:49~(#31),35:04~(#32)


#33「猪俣猛とサウンド・リミテッド - Blue Rondo a la Turk」(1972)
作曲:Dave Brubeck
編曲:前田憲男
収録アルバム:Drum Method


#34「Flipper's Guitar - Young, Alive, In Love」(1990)
#35「Flipper's Guitar - Southbound Excursion」(1990)
作詞/作曲:小沢健二
収録アルバム:CAMERA TALK
※恋とマシンガンのスキャットは、Armando Trovajoli氏による映画『黄金の7人』のテーマ曲をオマージュ。ついでに "リトルトーキョー" による「恋とマシンガン」をサンプリングしたHip-Hopナンバーもクソかっこいいので、リンク貼っておきます。


#36「小西康陽 - Makiko no Theme. (+ 8 versions)」(不明)
#37「小西康陽 - Yōko no Twist.」(不明)
#38「小西康陽 - Sports kōshinkyoku ~ Scat hen featuring Time Five」(不明)
作曲:小西康陽
収録アルバム:なぜ小西康陽のドラマBGMはテレビのバラエティ番組でよく使われるのか。
※一部しか試聴できませんが、下記リンク貼っておきます。試聴可能時間的にダバは聴けないかもです。


最後に大橋巨泉さんの新パンシロンCMで締めくくり(2:32~3:01)。
本記事を賑わせてくれたスキャット女王の伊集加代子 (現芸名:伊集加代)さんのインタビュー動画も貼り付けておきます。


以上、いかがでしょうか?
ダバダバダバダバダバダバダバダバ…
聴きすぎて頭おかしくなってしまいますね。すみません笑
他にも海外に目を向ければ、色々なダバが聴けます。
ざっと調べてみると、Francis Lai、The Swingle Singers、Les Musiciens、Isabelle Aubret、Janko Nilovic、Edouard Duleu等、主にフランスの作家さんの曲で聴けるみたいです。
Francis Laiの”男と女”は有名ですよね。

とまあ、思いつきで変な記事書いてみましたが、他にも「ドゥビドゥビ」、「パヤパヤ」、色んなスキャットがあるので、またいつか記事書きたいな。

...とは思いませんでした笑
今後もぼちぼちニッチで変な記事を書いていこうと思うので、暖かく見守ってください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!


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