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オーロラ鑑賞の旅 in フェアバンクス

もう半年ほど前になりますが、1月にアラスカのフェアバンクスへ行ってきました。
3泊4日という割と短い期間で行ったのですが、運よく2/3夜の確率でオーロラを観ることができました。こんな感じでいわゆるカーテン?もバッチリ!

iphoneで撮影したオーロラ


これは私にとってのアメリカで初の一人旅でもあり、色々勉強になることも多かったのでnoteにまとめておきたいと思います。

オーロラ鑑賞の極意その1 持ち物

持ち物はとにかく寒さ対策メインで準備する!
今回北極圏にもツアーで行ったのですが-20℃なんてざらにあるのでスノーパンツ・スノーブーツは必須です。数分くらいなら日本の真冬くらいの格好でも外に出ていられますが、恐らく10分くらいが限界かな?と感じました。
私は今回Goproでタイムラプス撮影するのが目的だったのですがかなりの重装備で行っても1時間半が限界でした。。
あまり防寒対策をしていない方はせっかくオーロラが出ていても寒すぎてすぐ車の中に戻ってしまうことになるのでちょっともったいない気がします。
(※とはいえ、コテージの中から鑑賞できるツアーなどもあるので、それだと寒さは気にならないです。)
具体的に持っていってよかった寒さ対策グッズがこちら
・ダウンジャケット2枚(重ねてきます)
・スノーパンツ
・スノーブーツ
・ニット帽(耳が隠れないと痛いです)
・厚手の靴下
・スキー用手袋(ないと手の感覚がなくなってきます)
・ネックウォーマー(あるのとないのとで体感が全然違います)
・カイロ(足用・手用)
・モコモコした分厚めの巾着(Goproなどカメラを入れます)

オーロラ鑑賞の極意その2 スマホの電波

今回の旅で一番予想外であり、一番困ったのがフェアバンクスに到着してから通話が一切できないことでした。私の使用しているスマホのプランではT-mobileの電波を利用しているのですが、フェアバンクス付近にはT-mobileの電波塔がないようで通話ができませんでした。恐らくほとんどの宿泊先は空港から少し距離があるので、ホテルに電話してシャトルバスで迎えにきてもらうことになるのですが、電話ができないのでとにかく困りました。。
(結局、Kioskの親切なおばさまがスマホを貸してくださり、無事お迎えを要請することはできたので、これもいい思い出)
T-mobileを使っている方でも携帯会社によっては別のキャリアの電波塔から電波を受信できる人もいるようなので事前に自分の携帯会社に確認しておくのがお勧めです。

オーロラ鑑賞の極意その3 カメラ

どうしてもオーロラをカメラにおさめたいと思い、出発の2ヶ月前にGoproを購入し、近所で星空撮影をして練習しました。
一眼レフとかの方が綺麗に撮れるとは思いますが、私はカメラに関してはど素人でいい機材を買っても使いこなせる自信がなかったので比較的簡単に操作できるGoproにしました。一眼ほど鮮明ではありませんが、写真もタイムラプスもご覧の通りバッチリ撮れたので個人的には満足です。

Goproで撮影したオーロラ


何より、オーロラ鑑賞に行ってガッカリする人が多いのはよく写真で見るような紫やエメラルドグリーンのキラキラ揺れて光る帯が肉眼では観られないということです。私はたまたま天気もよく、オーロラの強度も強い日に見れたのですがそれでも写真で見るのとは全然違いました。強いて言うなら、このGoproで撮った写真が一番肉眼で見えるものに近いです。
ちなみに、2枚目の写真はiphoneで撮ってもらったので最悪iphoneでもなんとかなります。いずれにしても寒さでバッテリーがすぐ消耗されるのでGoproであれば替えのバッテリーを3つくらいと保温用の袋を持参することをお勧めします。

オーロラ鑑賞の極意その4 モチベーション

私がオーロラ鑑賞に行く予定だった日は天気予報では曇りでオーロラの強度(Kp値)予報でも最弱くらいの数値でした。がしかし、2日目の夜には現地の方曰く1シーズンに4回ほどしか見ることのできない、空一面に蜘蛛の巣のように広がるオーロラを観ることができました。
行く前に予報を見て心配になったので、現地のツアーガイドさんに問い合わせたところ、面白い返答が返ってきたました。
”Kp値は、野球で言えば高い時は大谷やTroutの打席、低い時は9番打者の打席といった感じです。大谷だとホームランの期待度アップですが、もちろん三振の可能性もあります。9番打者だとまあヒットはないかな、なんて思っていたらなんとホームラン!ということもあります。”
あいにく野球好きではないのですが、なるほど〜。と腑に落ちる感じがしました。そもそも現地の方はKp値よりも天気の方を気にするそうです。どんなにKp値が強くても雲がびっしりだと何も見えないので。
また、今回私はオーロラ鑑賞以外にも温泉ツアーや北極圏探索ツアーを入れていたので、まぁ、オーロラは観れなくてもいいかっと思っていました。
それに1日目はオーロラこそ観れませんでしたがコテージの中で世界中から集まってきた人と色んな話で盛り上がり、正直途中から外を見ようともしていませんでした。笑
オーロラに固執しすぎず、色んなアクティビティを入れておくと気持ちも楽な気がします。
絶対にオーロラを観たい!ということで1週間滞在する方もいらっしゃいますが、オーロラのよく見える時間は深夜の2時3時とかなのでそれを毎晩1週間続けるかと思うと私は体力的に無理でした。
ちなみに、こちらもガイドさんお勧め"Amazing Aurora"というアプリを入れておくとリアルタイムでオーロラが出ているか、いつ頃出現する確率が高いか、部屋の中にいながら確認することができるので便利です。

色々と長く書きましたが、今までの他の旅行に比べてとにかく体力勝負だなと感じました。短い睡眠時間と極寒の中で長時間オーロラが現れるのを待つ忍耐力、これにつきます。行ったはいいけどガッカリだったということがないように準備はしつつ、それでも起こる小さいハプニングは楽しみながら旅ができたら最高なのではないか、と私は思います。

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