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仮病して渋谷

今朝いつもより早く目が覚めた。8時半頃。仕事に行くのが億劫でベッドから起き上がれなかった。起きてデスクに向かったら、昨日やり残した仕事と向き合って、最近揉めている同僚の人と顔を合わせてミーティングをしないといけない。それが億劫だった。

自分は今年の1月からマネジメント職になった。それに伴い、チームメンバーの人の個人目標の設定をサポートしたり、1on1をして密にコミュニケーションを取るようになった。その中である1人のメンバーの人と揉めてしまった。僕が思っていないように、発言が受け取られてしまい、僕に対する不信感を抱いてしまったらしい。それ以来、彼女は感情的になることが増えた。彼女に強い口調で捲し立てられるたびに僕は、どんよりと気だるい気持ちになった。そして自分の行いを責め、昨年マネジメントロールを引き受けたことをとても後悔する。それを最近何回か繰り返している。
幸いにも、上長や他の同僚のメンバーには気にしないでと声をかけてもらっているので、何とか踏みとどまっているが、精神的な疲れが蓄積され続けていた。有給も溜まっているので、どこかで休もうと思っていたのだけど、責任感から今日仕事行かないと迷惑をかけるし、何より1日分の仕事が溜まることで自分が翌日仕事に行きたくなってしまうと思って、休みを取れていなかった。
ベッドの中で寝起きの朦朧とした頭で、今日の仕事をイメージしてみると、休むのであれば今日なのではないかという妙案が浮かんだ。
仕事したくない。本屋に行きたい、映画も見に行きたい。
休むことを決めた。休むと決めたら急に気力が湧き上がりベッドから飛び起きることができた。
まずは、休むことを連絡した。発熱をしたと伝えた。それから、映画の時間を調べた。30分で支度して家を出たら、10時半の回に間に合う。急いで支度をして、電車へ飛び乗った。

通勤、通学の人たちと一緒に電車へ

他の人たちは仕事や学校へ向かう中、自分は優雅な休日を送るんだと思うと、すごく気持ちよく感じた。
平日でも渋谷駅は人が多いんだな。

渋谷駅前

映画は「落下の解剖学」を見た。

落下の解剖学

映画を見ているのに仕事のことを思い出して憂鬱な気分になり、あまり集中できなかった。悔しい。面白い作品だった。

映画館のエレベーターから見える交差点

そこからは本屋に向かいつつ、写真をパシャパシャ。

映画館を出たところの喫煙所コーナー横
宮下パークから見える交差点
まだまだ工事は続く渋谷駅
スクランブル交差点

平日でも、人は多い。大学生くらいの子達が楽しそうにしていて、眩しかった。大学生に戻りてぇ。(切実)

どうでもいいけど、「仮病して渋谷」は「仮装して渋谷」に空目してしまう。渋谷 = 仮装みたいなイメージが頭に染み付いているからかな。
明日は、真面目に仕事をしよう。

ムムム。