見出し画像

ソシャゲはやめられる

本記事は、時間をかけて自分を甘やかしながらソシャゲをほぼやめることに成功した僕の体験記である。

Introduction

僕には、圧倒的に時間がなかった。
やりたいこと・やらねばならないことが膨れて大変なことになっていた。
削ることができる時間があるとすれば、隙間時間に無意識に開いてしまっていたソシャゲしかなかった

ソシャゲに対する消費時間は大体、毎日3時間を超えていた。
内訳は、深夜にベッドで1時間半と日中に2時間〜ほどだった。

これだけの時間を無意識に消費してしまっていることに気付いた僕は、なんとかして減らそうと考えた。
しかし僕は月並みな言葉だが、メンタルが強い方ではない。
だから、なるべく甘やかしながらやめる方法を模索することにした。

結果としては以下のような時間構成になった。
ゲームの時間がほとんどないことが見て取れる。


手順としては簡単で、たったの3ステップだ。
そしておそらくだが、Step1だけでもかなり効果がある人は多いと思う。

Step1: 見せかけの時間制限を導入せよ

このステップの目的は、ソシャゲに限らず時間を浪費してしまっていると感じるコンテンツに対して『自分がどれだけ時間を使っているのかを知る』ことである。

そして、その方法は簡単だ。

スクリーンタイムのApp使用時間の制限から、『ゲームを2時間』に制限する。

これだけでいい。
ちなみに使用時間を制限したからといって、強制終了などということにはならない。下のような画面が出てくるだけだ。
また、制限の5分前に通知が来るので、急にホワイトアウトして驚くというようなことはほとんどない。

そして非常に重要なことだが、2時間で切り上げなくてもいい。

繰り返しになるが、このステップでは時間をどれだけ浪費しているのかを把握することが主目的である。
結果として徐々に2時間に近づけていくのはあくまでも副次的な事項だ。

僕の場合、このステップには大体1ヶ月ほどかけた。
時間をかけて、自分がどんなタイミングで一番時間を浪費してしまっているのかを身を以て体験した。
なお、Step2に移行したタイミングでは、おおよそ毎日2時間程度で推移していた。

Step2: ゲームを消す代わりに、そのゲームのYoutubeの実況を全て見る権利を得よ

次は実際に、ゲームを消すフェーズである。
時間術大全*1の言い方を借りれば、このステップの目的は『時間の使い方のデフォルトを変える』ことである。

ゲームをいきなり消そうとしたことは勿論ある。

しかしそんなことは不可能だ。

だから、自分が自前端末でプレイしている2時間と、Youtubeに上がっているそのゲームの実況動画の全てを視聴する権利をトレードすることにした。
これが、自分がゲームを消してもいいと思える最大限の譲歩だった。
無論、人によってこの自分との契約は有利なもので行なって構わないが、必ず差し出すものは『ゲームを消すこと』でなくてはならない。

...ゲームは消すことはできただろうか。
まだの人は、おそらくStep1の意識化が足りていないのだと思う。

ここからはYoutubeのそのゲームの実況動画を全て視聴する権利をなぜ選んだのかについて話そうと思う。
まず間違いなくだが、最初の1週間ほどは実況動画の視聴時間は2時間を超える。
しかし、全てを見終えた瞬間、あとに残るものは新着動画のみである。

大体新着動画で出てくるものは、多くとも等倍速で1時間分ほどだろう。
つまり、新着動画にまでたどり着くことができれば勝ちが確定するのだ。

そして視聴方法について。

僕の場合、全ての実況動画を2倍速で再生した
なぜなら実況動画は、広告を複数回挟むためにわざと10分を超えている場合が多く、冗長になっている部分もかなりあるので、等倍速で見る意味はあまりないからだ

また、作業中も実況動画を流し続け、このStep2は1週間程度で終了した。
これにより、ゲームのプレイ時間はほとんど消え、毎日のそのゲームの実況動画の視聴時間は30分ほどとなった。
なお当たり前のことだが、プレイデータは消さなくてもいい。

Step3: 既に飽きたゲームをインストールせよ

Step3は、必要ない人も多くいると思う。
しかし、僕の場合はゲームをしたくなった。

一度でもゲームにどっぷりとはまった人類にとって、ゲームをしないというのは不可能なのだ、と思う。

これを解決する方法を考えるために自問自答を行なった結果、
『自分がやりたいのはゲームであって、消したゲームをしたいわけではなくなっている』ということに気が付いた。

そこで、既に昔、飽きて消したゲームを再インストールすることにした。

既に飽きているゲームでは、トイレに入った時などに1プレイする程度で1日分飽きることができるので、大変重宝している。

これにより、最終的に1日にゲームが15分、Youtubeのゲーム実況の視聴時間が30分ほどとなった。
(そしてゲーム実況はご飯を食べながら見るようにしているため、実質0秒だと思っている)

というわけで、僕はこうして今までに比べて1日に2時間~を獲得することができた。
困っている人がいるのであれば、アイデアのタネになれば幸いである。

なお、絶対に未プレイのゲームに手をつけてはいけない。
なぜなら、あなたはほぼ間違いなくハマるからだ。


参考文献

*1 時間術大全


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?