見出し画像

春ねむり|つしまみれ@下北沢Club Que 2022.8.5

今日は下北沢へ。5月のライブで衝撃を受けた春ねむりを再び見てきました。会場も前回と同じ下北沢Club Que。きょうは「つしまみれ」とのツーマンライブ。

ここは地下二階にあるライブハウスですが、下っていく階段の雰囲気がいいですね。ライブハウスの階段ってドラマがある。

2回目の春ねむり。やはり今回も感動。J-POP、J-RAPとハードコアをミックスしたような音楽性なのですが、そのバランス感覚が絶妙。かつ、MCだったり楽曲から発信される内容はかなり芯が通ったハードコア/パンク。なので「パッと聞いて耳をつかむフックがある」し「じっくりと思索しながらメッセージを考える強度がある」音楽。彼女のインタビューを読むと深い思考を楽曲と活動に反映していることが分かります。

海外の方が評価が高いようで、北米ツアーやタイのフェスに出演が決まっているそう。日本でもフェスが呼べばいいのに。りんご音楽祭とか色が合うと思うのだけれど呼ばないんですかね。僕はピッチフォークやRYMの評価、海外での評価を元にライブを観に行ったので、正直観客が少なくて驚いた部分があります。100名もいない。ステージの完成度や音楽のキャッチーさから行ってリキッドルームぐらいなら満員にしてもおかしくないんですけれど。なんでなんだろう。観客は前回も今回も海外の方の姿がちらほら。

今回のライブの締めはこの曲。この曲は大団円に相応しい曲でちょっとウルっと来てしまいました。音楽の力でウルッと来るのは半年に1回ぐらいの貴重な体験。

そして二組目が”つしまみれ”。今回は春ねむりを観に来たので正直知らないバンドでした。なんとなく勝手にシンガーソングライター系かと勘違いしていました。”つじあやの”みたいな。

そこで出てきたのがばりばりパンクな女性トリオ。おお、ガールズパンクか! ロリータ18号やおとぼけビーバー的な感じ。実際、ロリータ18号や少年ナイフと対バンしているようですね。

ライブが進むにつれて音楽性が多岐にわたっていく。パンク~ポストパンク~オルタナティブの流れを汲んだ音。チャットモンチー的なものも感じました。

あと、演奏がめちゃくちゃタイト。ベースはブリブリ暴れているしドラムはパワフル。そしてギター兼ボーカルがけっこう癖があるギターフレーズを弾きながらボーカルを歌うという離れ業を見せてくれます。ジュディマリのTAKUYAみたいな、ちょっと変わったギターフレーズなんですよね。よく弾きながら歌えるなぁ、と。結成23年のベテランだそうで、とてもいいバンドでした。出会えてよかった。しかし知らないものだなぁ。日本にはいいバンドがたくさんいますね。今回一番耳に残った曲はこちら。

今日はめちゃくちゃいいライブでした。レコードをゲットして外へ。下北沢の街はネオンが綺麗でした。

それでは良いミュージックライフを。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?