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スマホ普及率0%の未来

日経の1億人の未来図に面白い記事がありました。

2050年には世界でスマートフォンがなくなりスマートコンタクトやスマートグラスに置き換わっているというのです。

30年先と言われると、z世代は初老の領域に差し掛かり、その次のα世代も中年のど真ん中ってことになります。若者といえばオミクロン世代なんて呼ばれてるかもしれません。

私も含めてそんな先のこと関係ないよって感じる人も多くいるでしょう。でも、この技術、今後老齢期を迎える世代にとっても大きな可能性が秘めているかも、と妄想を膨らましてしまいました。

その前に、いったんさかのぼってみましょう。

今から30年前といえば、1990年代の始まりころです。世の中的には携帯電話の普及が始まったころで、ポケベルの所持者もいたと思います。連絡手段としては固定電話がまだまだ主流で、友達との待ち合わせに遅れると、相手の家に電話して親に伝言するという手段をとった人もいるのではないでしょうか。

それから携帯電話からガラケーでメッセージを送るようになり、さらにスマホへと変遷しました。今は電話通話の必要性は激減し、LINEなどのメッセージ機能が主流となっています。

スマホの機能も本来の電話機能はなにも変わってませんが、写真機能、アバター作成やSNS、GPS、動画、音楽再生、またはコード決済など主な機能になっています。

上の記事の未来予測の通りになれば、今後、これらの機能が眼鏡やコンタクトに搭載されることになります。そうなると、現在、急速に進化を遂げている生成AIの機能も同じく搭載されることになるでしょう。

このような進化を遂げた場合、デバイスの開発者はこう考えるはずです。そもそも、人間の感覚器(視覚、聴覚など)を経由して情報伝達をする必要があるのか、と。

そして、もっと脳に近いところ(例えば、視神経)に直接情報を伝える方法を考えるようになります。

現在のスマホの技術においては、長時間使用における眼球への健康懸念が言われています。ましてや眼鏡、コンタクトとなった場合にはそのリスクは現状の技術の延長線上である限り甚大となるでしょう。

そうして、脳や神経への情報伝達の技術が向上することにつながります。

そのような技術が発達すると、目の不自由な人たち、または、これから老化にともなう感覚器の衰えに対して、大きな意味を持つ人ことになります。

ただ、こうなった場合、自分が見ている世界が現実なのかメタバースなのか境界がわからなくなってちょっと怖い気もしますけど。

人生100年時代と言われていますが、今の50歳の人が30年たって80歳になった時、今の80歳の人たちとは随分違っているのだろうなと思います(良くも悪くも)。そう考えると、「遠い未来を自分ごととして捉えるためにも、心身の健康に努めることがやっぱり大事だな」なんて、改めて考えた妄想時間でした。

最後までお読みいただき有難うございました。


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