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第8回 FunTrails Round 秩父&奥武蔵 100K

【トレランレース】概要

昨年に続き2度目の出場

去年の自分超え目指し挑戦

中盤までは絶好調で調子良く進むも
終盤に胃がやられ全く飲み食い出来ず
嘔吐を繰り返し撃沈

ハンガーノックになり歩きながら
なんとかゴールまで辿り着きました

不本意だったけど終わってみたら
思っていた以上の結果でビックリ
諦めないでよかったです

あのままいければなぁ・・・と
たられば妄想しちゃうけど
エンデュランスレースで
補給や体調管理も重要なファクター

正解がなかなか見えないけど
当面は補給についてもっと調べ
管理を徹底して次のレースに挑みたい

フィジカル面はまだまだ発展途上
去年よりも楽に走れているし
力がついてきてるのも実感できた

加齢に負けず さらに上を目指したい

それにしても
やっぱ奥武蔵は楽しいね!苦しいね!


【 備忘録 】


FunTrails Round 秩父&奥武蔵100K
2022年11月19-20日(晴れ)

105km 20:25′43″ D+6,831m
100K男子総合
52位 / 650人 (50代:6位 / 241人)
完走 514/ 736人 (完走率 69.8%)

100mileを期待していたが
今年も100kmが最長

昨年のFTRは初の100kmレースだった

それなりにレースや練習もしてきたし
自分の成長のバロメーターと捉え
今回は目標を持ってエントリーした


【 前 日 】

前日受付のため仲間と合流し
昭和雰囲気が残る秩父駅周辺で
夕食をとり早めにホテルに戻る
メロンクリームソーダが懐しく美味かった

昨年は寝ることが出来ず
完徹でレースの苦い経験がある

前回のぐるぐるMAXも寝れなかったので
今回は睡眠導入剤を処方してもらい
服用して早めの就寝

おかげで十分に睡眠取ることができ
寝不足なくスタート地点に立てた


【 羊山公園(START)→ 正丸駅(A2)】

渋滞を避けるべく前方からスタート
長いロードを挟み比較的走れる区間

周りに流されて少し速いペースになるも
とりあえずロードに出るまで我慢

レースはまだ序盤
ロードに出て以降は意識して抑えめに走る

レースプランを立てて走れるのも
前回出場した強みでもある

長いロードを経ていよいよ奥武蔵
大野峠まで一気に上がる

山に入れば落ち葉の混じる山深い風景
慣れ親しんだオクムがはじまった

アップダウンを繰り返し正丸峠を経由
せっかく登った山なのに
下界のA2 正丸駅まで一気に下る

→ A2:13km 3:08′(66位)


【 正丸駅(A2)→ 子の権現(A3)】

正丸駅からは長いロードが続く
この辺りからすでにソロで走る

天気もよく絶好のレース日和
身体の調子はかなり良い

普段ロードに出ると歩きも混ぜるが
その必要も無なく走れる

トレイルに入り
またまた急斜を一気に上がり
A3 子の権現へ

登ぼらされては下される
そんな繰り返しがつづく
低山とはいえ手強いのが奥武蔵だ

子の権現に着くと
試走の際 売店のおばちゃんに
お守りをもらったのでお礼と
復路で戻ってきたら甘酒を飲みにくると
約束し先へ急ぐ

→ A3:28km 4:02′(58位)


【 子の権現(A3)→ 名栗河川広場(A4)】

子の権現から竹寺を抜けるルート

ここの区間は他のレース・試走も含め
何度も走っている馴染みのコース

比較的平坦で次のエイドまで距離も短い

路面の起伏や状態も覚えているので
なんか安心する

竹寺の鐘を撞き完走祈願し
区間最後の激坂を下っていると
30Lのザックがパンパンに詰まった
荷物を背負った若い選手に抜かれた

自分は必須装備を入れても
10Lザックでも十分に余裕がある

いったい何が入っているのか気になるが
速すぎてついていけない・・・

荷物減らしたらもっと楽なのに
何かの修行か?

レースをしていると
時々変わった人に会うから面白い

A4 エイドに着くと
山頂から鐘の音が何度も聞こえる

みんな何を願って撞いているのだろう

→ A4:35km 4:56′(57位)


【 名栗河川広場(A4)→ ゆのた(A5)】

中盤の山場 権次入峠まで一気に上がる

紅葉の時期もありハイカーも多く
挨拶しながら登ると応援してくれる

この後何百人も走ってくると思うと
歩きづらく申し訳ないので
せめてマナーだけは守るように心がける

急登が続きかなり足を使うが
落ちてきた人を拾いながら順調に進む
登りはすこぶる調子がいい

ピークを超えると
下り基調の極上トレイル
レース中で一番気持ちよく走れる区間だ

下りは特に抑えめに走っているが
この区間だけは楽しく全開で飛ばす

落ち葉の踏み音がなんとも心地よい

フカフカのトレイルを走り抜け
楽しい区間もあっという間
A5にたどり着いた

→ A5:49km 7:40′(50位)


【 ゆのた(A5)→ 子の権現(A6)】

ほぼ中間距離のドライブインゆのた

ドロップバックが置けるので
急いで補給の入れ替をし
豆乳とレッドブルを一気飲みして
再スタートをきる

昨年この区間は
ハンガーノックで苦戦したが
補給もうまくいっているか
パワーダウンしていない

むしろまだまだ軽快だ

なんとか明るいうちに子の権現に着く

売店に寄りおばちゃんに会うと
約束の甘酒をすぐ用意してくれた

あったかくて胃に優しい

エイドでもうどんと稲荷ずしを食べて
しっかり補給

次はいよいよ飯能アルプス
手強いが覚悟してかかる

→ A6:59km 9:55′(45位)

(C) FunTrails Round 秩父&奥武蔵

【 子の権現(A6)→ 長念寺(A7)】

高低図だけ見ると下り基調
楽そうに見える飯能アルプス

走ってみるとギザギザな高低差
急登・激下りの繰り返しで体力を奪う

しかもナイトパートに入り暗闇

まぁ目先の崖のような急傾斜なんて
見えない方が楽なのかもしれない

尾根沿いのトレイルは細く横はすぐ崖
足元に十分に注意して進む

気のせいかこの区間
リボンとフラッシュライトが少ない

特にピーク付近で
次のルートが暗くてわかりづらい

プチロストを繰り返しながら少しずつ進み
なんとか東吾野へ下山

ロードを経て次のエイド長念寺へと急ぐ

→ A7:70km 12:12′(41位)


【 長念寺(A7)→ 高山不動(A8)】

この区間は昨年から大幅に変更があり
コースが厳しくなっている

さらに山深くなった山間は真っ暗闇

急勾配で木々も生い茂り
前後に人はいなが時折ライトがチラつく
1人ではないことを実感し心強い

ここにきて前半に抜かれた
見覚えのある選手をパスすることが増えた

みんな疲れているようだ

一方自分は足取りが軽く走れている

調子も良く
自分なりの好記録が出そう・・・

なんて妄想もしていた矢先
突然吐き気が襲ってきた

胃腸薬を飲み落ち着くまで少し休憩する

数人に抜かれたが
なんとかA8 高山不動尊に到着した

→ A8:83km 14:50′(36位)


【 高山不動(A8)→ 県民の森(A9)】

エイドに着くと知り合いのスタッフが
飛びついて来てくれてた

彼の笑顔は癒し系だ
すこし元気が出た

途中から補給をしていないが
まずは白湯を飲んで胃を温め
マスカットと豆乳を飲む
他は食べれそうもない

休憩をした後
ボランティアの人々に見送られ
エイドを後にする

出発するも早々に嘔吐
完全にハンガーノックになり
目もチカチカで頭痛もする

見晴台の手前に
ベンチがあるのを知っていたので
そこまでなんとか歩き
横になり少し休むことにした

ホントまいった・・・

何人にも抜かれて気力も失う

DNFもよぎるが
復活を信じて再スタートした

その後何度も嘔吐を繰り返すが
もう何も出てこない

ジェルを想像しただけで嗚咽がする

結局この区間は走ることが全くできず
歩いては立ち止まるを繰り返し
ようやく次のエイドのたどり着いた

長かった・・・

→ A9:93km 18:09′(46位)


【 県民の森(A9)→ 羊山公園(GOAL)】

エイドの中は幸いストーブがあったので
暖をとって休憩

すこし低体温気味だったので助かる

ここまで来たら諦めるわけに行かない
まずはエネルギー切れでなにか食べないと

エイドの補給食を見ていたらお粥がある

まじで神

これなら食べれそうなので
ゆっくりと噛みながら一杯食べることができた

フルーツポンチも食べれそう
口にしたらいけた

食べ物を口にしたら少し元気になった

歩いていたので足はまだまだ残っている
十分休んだしあとはメンタル勝負

ゴール目指してエイドを出た

あとは下リ基調のコース
足も痛くないので少し走れるようになった

とはいえもう補給はできそうもないので
省エネでゆっくりと走る

なんとかトレイルの下リは走ることができたが
ロードに出るとやはり補給不足で
力が入らなくなりまた走れなくなるが
気持ち悪いのは治まった

あとは歩いてさえいればゴールできる

長いロードを抜け最後のトレイルに入り
投光器が光るゴールが見えてきた

ゴールゲートを抜け
長いレースがようやく終わった

辛かった・・・

→ GOAL:105km 20:25′43′′(52位)



【 結 果 】

100km超えのレースもこれで5レース目
FTR100Kは2度目の出場

今回は年代別で5位以内に入ることを
一番の目標に走ったけど叶わなかった

どのレースでも総合順位では10%以内に
入れるようになってきた

52歳という年齢を考えると総合順位より
年代別の順位を上げることを視野にいれて
今後レースに出場していきたい

今回のレースのリザルトを振り返ると
高山不動尊時点で36位まで上がっていたのは
嬉しい想定外で十分手応えは感じた

とは言え
体調や補給の管理も含めてがレース
フィジカルやメンタルだけ鍛えても
途中止まっては意味がない

今後は更に補給について試行錯誤し
自分にあった正解を見つけたい

歯車が合わず失敗することこあるが
なかなかうまくことが運ばないのも
トレランロングレースの面白いところでもある

次回は12月の
伊豆トレイルジャーニー 70K

苦手な走れるコースだけど
今年最後のレースを楽しんで苦しみたい


【 補 給 】

補給について過去のレースを振り返り
考察してみる

今回ほどの補給トラブルは今までなかったが
大なり小なりトラブルを起こす

過去のレースを振り返る

.

今年夏場 8月・9月に
佐渡トライアスロン(ロング)や
広島湾岸トレイルに出ているが
大きな胃腸のトラブルはなかった

一方昨年のITJは12月開催
このレースでも嘔吐を繰り返した経験がある

ということは
暑さは関係ないことがわかった

.

レース時に
ジェルのみでの出走や
ジェル+固形物の補給も試しているが
両方とも胃腸のトラブルにあっている

また気持ち悪くなっても
エイドの固形物(おにぎりや汁物)は
問題なく食べることができることが多い

ということは
ジェル・固形物が原因でもなさそう
※甘いもの・スッぱいものは受付けないことが多い

.

練習時には
補給の種類や摂取のタイミングを変え
いろいろと試してもいるが
いまだ気持ちが悪くなったことがない

ということは
レース強度になると
胃がやられることが多いことがわかる

.

心当たりがあるのが
ミネラル(塩分)を
序盤は2時間おきに取るように心がけるが
中盤以降は管理が面倒くさくなったりして
途中辞めることが多い

ただ佐渡と広島については夏場ということもあり
最後までミネラルを摂取していた

.

また水分をあまり取らないことが多く
摂取量が少なすぎることは自覚している

特に冬場についてはあまり飲まない
今回のレースでも水分を合計3L程度しか飲んでいない

夏場のレースは必然的に
水分摂取はそれなりに取っている

.

この辺りが胃腸のトラブルの原因ではないかと
自分なりに推測してみた
まったく検討違いかもしれないけど・・・

.

■START

MCTオイル:1本
MAGMA:1本
カツサプ:2袋

■前半(45分毎)

NUITY HONEY:1本
ANDO:4本
粉飴ジェル:2本

チャレンジャー MC1:500 ml
おいエナ+ジャスミンティー:500 ml

エイド
うどん・おいなり・サンドウイッチ・マスカット

ドロップバック
豆乳・レッドブル・俺は摂取す
MAGMA:1本

甘酒

サプリメント等
カフェイン錠剤:2錠
カツサプ:1袋(15km毎)

■後半(45分毎)

ANDO:2本

アクエリ+水+なっちゃん:500 ml
ジャスミンティー:500 ml

エイド
うどん・おいなり・すいとん・マスカット
豆乳・おかゆ・フルーツポンチ・バナナ

サプリメント等
カフェイン錠剤:2錠
カツサプ:1袋(15km毎)※75kmまで
胃薬(ガシンサン):2袋


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