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25/100団体のNPO向け壁打ち相談を行って見えてきたこと

2月からこんな取り組みを始めています。

2月初旬に、知り合いのNPOの代表の方と1時間、壁打ちのお相手をしました。NPOの活動と経営、社会課題に関するお話を伺うのはとても勉強になり、面白い時間でした。山田の話しやアイデアもお役に立ったようです。
ならば、この壁打ち時間を定期的に提供していくことにしました。さらに、非営利組織評価センターの組織評価とセットで、ガバナンス&信頼の向上に活用していただけます。

100団体を目標に、オンラインで壁打ち相談を行っているわけですが、この1カ月で25団体の方と壁打ち相談を行いました。
NPOの経営者や事務局長、現場の方から直接お話しをお伺いできるのは、とても勉強になる時間で、貴重な機会ですね。山田から情報提供するだけでなく、こちらも大事なインプットの場になっています。

さて、25団体のお話しをお聞きして、気づいたことを少しまとめてみました。

1.課題の整理

自分一人だけでは言葉にならないもやもやも、他人と話すことによって整理されることがあります。資金調達の課題、組織の課題、事業の課題の3つが三大課題です。

2.価値の発見

NPOの活動は多様な価値によって成り立っており、かつ多くの価値を生み出しています。多様がゆえに自分たちでは気づいていないこともあります。第三者であるからこそ気づく価値もあります。山田はそんな視点で、お話しをお伺いしたNPOの可能性、ポテンシャルをお伝えしています。
NPOの活動は、ほんとうにすごいなあといつも感心しております。一方で、その価値を伝え切れていないのがNPOの弱点かもしれません。他人だからこそ、新しい価値を見つけてお伝える出来る役割があります。

3.活性化の一助に

NPOの経営者や事務局長は孤独です。気軽に相談できる人や機会はなかなかないようです。そこで、山田のような第三者で、ソーシャルについてそれなりの経験と知識がある人間との壁打ちは貴重な機会だと思います。
①自分の思いや考えを人に話すこと
②その話しについてフィードバックを受けること
③そこからアイデア交換をしていくこと
④課題が整理され、解決策の方向性が見えてくること
⑤自分の思いと自団体の価値に気づくこと
⑥経営者としてのモチベーションアップにつながること
というループが生まれていると思います。

4.仮定の話し

これからNPOを発展させていくためには、新しい視点で物事を見ていくことも大切です。その際に、仮定の話しとして、考えていく方法があります。将来、こういう展開がある、こんな支援者もいるのではと、仮定の話しとして一緒にディスカッションをしていくことで新たに見えてくるものがあります。その時に、「活動の現場からの知見」と「山田の有り余るソーシャルに関する事例の知識」のかけ合わせがあってのものです。

5.過渡期だからこそ

今回、壁打ち相談のみなさん、組織や活動の過渡期を迎えている団体です。そう感じているからこそ、お声掛けいただいてます。つまり、過渡期ということを意識して、何かアクションを起こそうと思った時点で、課題解決の一歩を踏み出しています。なので、山田の相談ありきというよりは、すでに課題解決に向けて動き出しているからこそ、山田との相談時間の中で、自ら持っている解決のヒントを自分の中から掘り出しているという感じです。

ここで書いていることは山田が一方的に書いていることなので、相談された方はそう思っていないかもしれません。あくまで(仮定)のお話しということでお読みいただければ。

さて、壁打ち相談は、引き続き、3月、4月も実施していく予定です。
興味がある方は、山田までご一報ください。

NPOの経営者や事務局長のみなさん、ぜひご活用ください。

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