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【NPO書評】母性 (新潮文庫)

また、湊かなえさんの小説です。
こちらは、2022年に映画化されたものです。
戸田恵梨香さん、永野芽郁さんのW主演でしたね。
そして、今回もオーディオブックのAudibleで読みました(聴きました)が、その朗読は戸田恵梨香さんです。
戸田恵梨香さんの朗読も、すごいですね。

母親と娘の関係性に関する物語です。
母親の愛情と、娘の母親に対する思いが交錯するお話でした。
この母子の関係性をもとにしてミステリーを仕上げるとは・・・!

母性 (新潮文庫)
2015/6/26
湊 かなえ (著)

映画は見ていなく、映画の予告編のCMだけを見ていた中で、この小説に興味を持ちました。「母と娘」を巡る物語に引き込まれます。
途中から先が気になって気になって、しょうがありませんでした。
世の中で起こる問題の原因の一つに、家族間の人間関係があると思います。
この小説はそういった人間関係の一つを垣間見ることができます。
おそらく、人間関係は、自分のこと、サンプル n=1でしか知るのが難しいでしょう。
なので、小説やテレビドラマ、映画などを通じて、そういったサンプルをいろいろ見ることも人に関わる仕事であるNPO活動でも大切かなと思います。
そのサンプルが絶対というわけではなく、多様なサンプルの一つという認識を持ちつつ、いろんな事例を知ることも大切ですね。
湊かなえさんの作品は、いろんな人間関係、あるいは人の性格があるということを知る道しるべとなるものです。
山田が好きということだけでなく、そんな視点でNPO関係者のみなさんにお薦めしています。


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