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【NPO書評】インパクト投資入門

最近、ちゃんと投資の勉強をしないといけないなと思いまして。
とりあえず、入門書を手に取ってみました。

といっても、新NISA絡みではなく、「インパクト投資」に関する入門書の新書です。
インパクト投資をテーマにして新書が出ているというのも、一定の認知がある証拠ですね。

著者は、インパクト投資について、国内外の動向や事例などを研究されている方で、海外のインパクト投資動向を日本語で解説するニュースレターImpactShareで執筆活動もされています。
書籍自体は2021年11月発行なので、2年半前に出版されています。
この分野も変化が激しいので、本書からさらなるアップデートが必要かもしれませんが、インパクト投資の概略をつかむにはうってつけの本だと思いました。

インパクト投資入門
2021/11/26
須藤 奈応 (著)

インパクト投資について、国内外の動向がわかりやすく解説されています。出版当時の状況だけでなく、インパクト投資に関する歴史的な要素もしっかりまとめられています。どのように変化してきたのかを抑えることができるのは、入門書として大事ですね。
また、インパクト投資については、いろいろな関係機関が存在します。特に、海外の期間は似たような名称でわかりにくかったのですが、関係機関についても体系的に解説されています。まさにガイドブックの役割を果たしてくれます。
そういった予備知識をもとに、出版時の2021年の最新動向を網羅して、どれだけ成長、もしくは変化していっているのかが解説されています。
国内の動向、海外の動向、それぞれの動きと、国際分野における日本の状況の説明もあるので、とてもわかりやすいです。
また、インパクト投資のことを理解するために、具体的な事例も豊富に紹介されていますので、理解が進みます。
勉強になりますね。

これからインパクト投資について知りたい方には、ぜひ本書を読んでから、最近の動向をキャッチアップすることをお薦めします。
また、インパクト投資についてある程度理解している方も、ガイドブック的に持っていると参考になると思います。
NPOのみなさんも、インパクト投資の流れをキャッチアップするためにもお薦めします。


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