最後の冬。

私は君にとって、最後の冬になりたいと思った。

全ての物事がファッションのようになってきて、きっとそれには流行り廃りがあったりして。
でもそれによってヲタクと呼ばれる人達が今まで以上に追いやられてしまっていることに君は気づいてる?
私は干渉したいんじゃないんだよ。
ただ、好きなものを好きで居たいだけなんだ。

売り切れることが当たり前になってきている人気商品。
売り切ることが目的になってきているんじゃない?
料理は胃袋や心を満たす為に在って、衣類は心や体に春を齎す為に在る。
それなのにそれが手に入らないというのは、販売者の傲慢ではないだろうか?

人気があろうが無かろうが、私は好きで在りたいだけなんだよ。
流行って欲しいとも思わないし、誰かと共感したいとも思わない(そりゃ共感できるものならしたいとは思うけれど、物事の始まりが全て説明から始まってしまうとするならば、共感なんてない方がマシだとも思う)。

自分の頭で考えることができないならば、君の頭の中には何が入っているのかしら?
私は素直にそう思ってしまう。
かと言って、私もありきたりな質問だけで貴重な時間を消費させてしまっているんだろうなと、反省する部分ももちろんあるのだけれども。

私は冬になりたいと思うんだ。
それは君にとって最後の冬に。
私を通り過ぎていく全てに春が訪れるように。
季節は逆戻りすることはない(今のところは)んだから、また冬が来ることがあったとしても、それは私ではないのだと思うんだ。
そして、同じ冬は二度と来ることはないと思って、君には生きて欲しいと思うんだ。

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