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なぜ僕らがファクタリング事業を始めるのか

はじめに

こんにちは、ニューワールドの井手です。
GWが明け、緊急事態宣言が段階的に解除になってきましたね。
我々の生活はこの2~3ヶ月で生活が一変しました。

弊社では緊急事態宣言が出るタイミングですぐにリモート体制に移行しましたが、今後緊急事態宣言が解除となったからといっておそらく今年いっぱいは働き方など元に戻すことにはリスクがあると考え、現時点で10月31日までリモート体制で稼働することにしています。
(これまでもリモートで仕事をしていたのであまり変わらないのですが、やはりスタートアップの現場のスピード感を失うことはリスクなので、両方がうまく回る仕組みがないかなと日々考えています。)

このような状況下ではありながらも我々としては事業をやらせていただいている業界に少しでも貢献できることがないかと常に議論を重ねています。

CRAFT陶器市

その中のひとつとして2019年11月から実施しているオンライン陶器市の企画「CRAFT陶器市」は現在注力しており、波佐見の産地からはじまり、小石原焼、益子焼、萩焼、萬古焼、有田焼、瀬戸焼、九谷焼と現在8産地35窯元1,100点のラインナップとなります。

来場者数もCRAFT陶器市だけで累計20万人を超えてきているのも、これまで開催されていたリアルの場での陶器市が延期・中止となり、みなさんがご自宅で過ごされる時間が長くなり、ライフスタイルを見直すきっかけやネットでのショッピング頻度が高まっていることがわかります。


CRAFT即払いについて(本題)

さて、今回のnoteのタイトルにも書かせていただきましたが、
この度弊社ではものづくり企業や職人さんを対象としたファクタリング事業を開始することと致しました。

その名は、「CRAFT即払い」です。

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ファクタリング?即払い?一体何ができるの?という方、特にこれを読んでいただく職人さんたちのためにも詳しく説明できればと思います。

CRAFT即払いでは、大きく二つのことができます。
1つ目は、「即払い」と言っている通り、お持ちの「入金待ちの請求書」(売掛金)を売却するサービスです。最短で即日お振込することもできるものとなっております。
これにより、ものづくり企業様・職人さんは早期に運転資金を調達することが可能になり、銀行融資や助成金などの時間がかかってしまう調達方法と併用しながらご利用いただくといいかと考えております。
2つ目は、職人さん(個人事業主に限る)に何か予期せぬ事故などが起こってしまった際の「補償」を受けることができるサービスです。こちらについては提携先のフリーナンス様のサービスを弊社経由でもご利用いただくことができるという内容になっております。

あんしん補償は、お仕事中の事故や納品物の欠陥を原因とする事故の補償(最高5,000万円)だけでなく、情報漏えいや著作権侵害、偶然の事故による納期遅延などを原因とするフリーランス(個人事業主)特有の事故の補償(最高500万円)を行います。会社員なら会社の保険が守ってくれるかもしれません。あなたのことは、フリーナンス(個人事業主)あんしん補償が守ります。

新型コロナの影響でものづくり業界も影響を受けている業界の一つです。
各地の陶器市などのイベントは延期・中止となり、リアルの販路が基盤となっているメーカーさん、ブランドさんがほとんどなので来客数の減少などの状況があります。
収益が減少する企業については新商品の開発なども一旦停止する企業も多いようです。こうなってくるとアフターコロナ時期に復活を目指そうにもそこから新商品を仕込んで、開発していくと半年〜1年の時間がかかってしまい、V字回復するまでにタイムラグがかかってしまうのです。

今やるべきことは企業によって考え方など様々かとは思いますが、私は2つあると思います。
1つは、今を生き抜くためにコストの見直しや売上以外の資金工面など。
もう1つは並行してアフターコロナ時期にどう復活するかの下準備をすること(ここまで手が回る企業はやれるといい)。
非常に難易度は高いと思いますが、この両方が必要です。

クラウドファンディングによる資金調達支援

我々はこれまでものづくり業界特化でクラウドファンディングの立ち上げ支援を行ってまいりました。

資金を集めるだけでなく、テストマーケティングやPRなどの効果もあり、多くのものづくり企業様とお仕事させていただいておりますが、現在のような時期だからこそ「資金」ニーズでご活用いただくケースが増えております。

今まで作ろうとしていたものや作っていたけど何らかの理由でお蔵入りになっていた商品などをサンプルまで制作すれば、弊社でクラウドファンディングの活用のご支援をさせていただきますので、いつでもお問い合わせください。

僕らがCRAFT即払いをやる意味

このようなクラウドファンディング活用の支援などを通してまだまだものづくり企業の資金的課題に対してのサービス提供ができるのではないかとずっと考えておりました。
複数の職人さんからヒアリングしたり、先日発表させていただいた資金調達活動の中で投資家の方々とのディスカッションをしていく中でファクタリングのサービスがソリューションの一つになるのではないかと考えました。

今我々の業界では聞き馴染みのあるワードにはなっているかと思いますが、まだまだ地場のものづくり企業の方々にはほとんどリーチしていないこともわかりました。知っていたとしても普段パソコンなどを使っている人たちをターゲットに作られているサービスがほとんどなので、使い方がわからない、という状況でした。
ものづくりにおける資金繰りは翌月支払いというももちろんあるのですが、2ヶ月後、3ヶ月後に支払われるという取引も多く存在します。

我々が今後展開する「CRAFT即払い」では、上記のようなニーズに対して、これまで蓄積してきている全国各地の職人さんとのネットワークを元に、ITだけのソリューションではリーチできなかった層にアプローチしていきたいと考えています。

今回の「CRAFT即払い」サービスは当社の力だけでは到底実現できませんでした。
弊社の株主でもあり、事業面の連携をとらせていただいているGMOペパボ株式会社の連結会社であるGMOクリエイターズネットワーク株式会社とこの度サービス連携させていただくことで実現しております。
ファクタリング業界に深く知見のある企業と取り組みが開始できることになりましたので、是非ものづくり企業や職人さんは安心してこちらのサービスを利用いただければと思っております。

今後弊社としましてもものづくり企業や職人さんの様々なお悩みが解決するようなサービスを開発していきたいと考えておりますので、どうぞ今後ともご期待いただけますと嬉しいです。


ニューワールド株式会社
井手 康博
Twitter:https://twitter.com/yasuide

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