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アナログ生原稿の迫力に圧される…「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」原画展に行ってきた

谷川ニコによる漫画「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」の原画展が、5月11日より東京・BOOKMARK浅草橋にて開催されている。スタート日に単行本15巻が発売されたことを記念したものだ。以下簡単にレポートをしてみたい。

平日夜の混み具合は平常

15日(水)の18時付近に入場したが、整理券は配布していなかった(フリー入場)。人は途切れず混みすぎもせずといったところで、おそらくもっとも理想的な入具合だったように思う。1、2日目は大混乱だったとのことなので(わたモテ原画展 ルール無視の徹夜組・早朝組大勝利で炎上 二日目は整理券ガチャ - Togetter)、平日に行ける人はそちらのほうがいいだろう。平日は19時までやってるよ! 会期日曜日までだけど!

生原画やばい

展示されているのは、修学旅行編が収録されている単行本8巻からの生原稿。念のため言っておくと、すべてアナログである。青鉛筆の下書きも、ベタのムラも、ホワイトもすべからく丸見えで、肉筆ならではの迫力が伝わってくる。あとほぼすべて撮影可能。太っ腹!

ていうかですね、漫画の原稿って、でかいんですよ!! でかいもこっちや、ネモや、ゆりちゃんや、加藤さん(以下略)を細部まで堪能できる。これを幸せと言わずして何と言おうか。プロ漫画家の7割がデジタル原稿というデータもある昨今(https://mannavi.net/2178/)、こうして生原画の迫力を楽しめるのは得難い。

一部については下書き原稿も展示されていた。

個人的に嬉しかったのは、描き文字も生で見られたことである。わたモテの描き文字は、すごく綺麗な字で描かれているのだが、あれはすごく丁寧に書かれた字なんだということがわかった。

ファンの熱が溢れるメッセージコーナーも

来場者によるメッセージコーナーも設けられており、ファンによる熱い言葉やイラストで文字通り溢れていた。あと、うっちーの目と口だけが描かれたメッセージが異常に多かった

グッズ販売状況は

グッズ販売については、書籍類やアクリルジオラマが売り切れ。タペストリー、キーホルダー、アクリルスタンドといったアイテムはまだ在庫があった。売り切れ商品については受注販売も行っているほか、再入荷も予定しているとのこと。

またグッズを3000円以上購入すると、サイン色紙や下書き原稿が当たるプレゼントキャンペーンに参加できる。くじ運に自信があれば参加するのも一興だろう。詳細は次ページ下部を参照のこと。

これから来場する人へ

平日夜は待つことなく観覧できたが、基本的には朝10時より整理券配布が行われている状況だ。おそらく土日にはまた混雑が予想されるので、来場する人は、会場の公式Twitter(。ちなみにグッズについては通販も行われている。

より大きな展示イベントへの望み

最後になるが、今どき全アナログ原稿の漫画なんて、それだけでかなりの展示コンテンツになるということが改めてわかった。これが一部とはいえ、無料で観覧できるなんて異常である。

ぜひ7巻以前の原稿のほか、表紙のメイキング、連載立ち上げ時のラフ、アニメに関する資料等もお披露目する「わたモ展(わたもてん)」を開催してほしい。もっと大きな会場で、会期も長めに取って、入場料も設定して、巡回展もして…えっ何の記念って? アニメ2期決定のタイミングに決まってるじゃないかそんなの!

いや、マジな話、今回の原画展、作り手側にとってもファンの数と熱を測れる機会だと思うので、行ける人はみんな行きましょう

開催情報

「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」原画展 ~モテないし原画展開く~
会期:2019年5月11日(土)~19日(日)
時間:平日11:00~19:00、休日10:00~18:00
会場:BOOKMARK浅草橋(浅草橋駅から徒歩約3分、アクセスはこちら
入場:無料

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