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頭ヶ島の集落にある天主堂へ

海沿いの道から山道へと入る。ペダルを漕ぐ足に力を
入れ坂道を上る。頭ヶ島の入口で一気に下り、島に
入ってからまた急な上り。そして集落へとまた下る。
ようやく島の東端にある頭ヶ島天主堂へやってきた。


五島に位置する世界遺産へとやってきた
頭ヶ島の集落にある頭ヶ島天主堂
こちらもまだ見学時間前
少し早めにインフォメーションセンターに入れて頂いて
頭ヶ島の歴史と集落について学んだり
五島出身のジブリの山本二三氏の絵を眺めたり
しばらくすると見学の時間に。スタッフの方に連れられて
小雨が降る中、頭ヶ島天主堂へと向かう
インフォメーションセンターで学んだ拝観ポイントの
ロンバルディア帯やルスティカ積みの石壁や
円窓やキーストーンやディンティル(歯飾り)
側面にはステンドグラスのアーチ窓が並び
その奥には聖母マリア像
バットレス(控壁)や床下換気口の記載もあった
建物の周囲をぐるりと回り、その佇まいと
総石造りの建物の意匠も楽しんだ
見学時間は限られていて天主堂を後にする
見学には一番乗りで、落ち着いて天主堂の雰囲気を味わった
頭ヶ島集落は海に面した位置にあり
海へとつながっていく風景や
五島列島の連なる島の風景も楽しんで
また次の目的地へと向かい自転車を漕ぎ出す

動画でも頭ヶ島集落の歴史を学び

頭ヶ島天主堂を再び味わおう

そして花の御堂と呼ばれる内部の意匠も


頭ヶ島天守堂は、2018年7月に世界文化遺産に長崎と
天草地方の潜伏キリシタン関連遺産に登録された所。
構成資産としては、以下の12カ所に分布している。

インフォメーションセンターで構成資産を確かめて

宣教師不在とキリシタン「潜伏」のきっかけ

①原城跡

潜伏キリシタンの始まりの場所への旅

潜伏キリシタンが信仰を実践するための試み

②平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳)
③平戸の聖地と集落(中江ノ島)
④天草の崎津集落
⑤外海の出津集落
⑥外海の大野集落

潜伏キリシタンが共同体を維持するための試み

⑦黒島の集落
⑧野崎島の集落跡
⑨頭ヶ島の集落(頭ヶ島天主堂)

そして今回の旅で、頭ヶ島天主堂を訪れた

⑩久賀島の集落

宣教師との接触による転機と「潜伏」の終わり

⑪奈留島の江上集落
⑫大浦天主堂

そして潜伏の終わりの地にも訪れた


また長崎への旅で知った教会建築と鉄川与助。1919年
に完成した頭ヶ島天主堂も鉄川与助により手掛けられ
ている。1910年に始まったその建設計画は、乏しい
建設資金のため、近傍の砂岩が利用されているという。

五島の旅の始まりの大曽教会も鉄川与助によるもの

インフォメーションセンターには教会堂の拝観ポイントも


長崎への旅で、日本におけるキリシタンの歴史に触れ、
様々な風景を見て回った。そして旅を続け、祈りの島と
呼ばれる五島列島へ。そこに広がる海と島の風景。島の
地形を感じ、祈りの風景に身を委ねる旅を続けよう。

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