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今日のお土産は何にしようか

まだオープン前の新しいNHK新佐賀放送会館を、思い
がけず見ることができた。旅には発見がつきものだ。
おかげで予定はいつも後ろ倒しとなる。そして、旅が
進めば進むほどペダルの回転数はあがる気がしている。

3月半ばにもなると、夕方5時はまだ明るい。それでも、
そろそろこの旅もお開きにしよう。さて、朝に降り立った
JR佐賀駅に向かって進むもう。でもその前に、旅といえば
お土産。今日のお土産は何にしようかと考えながら走る。


まだ気になるものには立ち止まる。城内の角地に建つサガテレビ
JONAI SQUAREはデザインやテラスが評価され佐賀市景観賞に
03は3rdプレイスが意図されている。近くにこんな場所が欲しい
一見は住宅のようにも。でもよくみるとロゴのようなサイン




よし、今回のお土産はここで買おう。時間もちょうどよい感じ
やはり鍋島。佐賀の歴史は鍋島家を抜きには語れない



そして万齢。私の中のマンレイは今ではこれである

四号瓶を2本、自転車の前バッグに収納し、というより
詰め込んで、また佐賀の街を走る。少し頭が飛び出して
はいるが、誰もあの小さなバッグの中に四号瓶が2本も
納まっているとは思うまい。まして鍋島と万齢。などと、
勝手な優越感に浸りながら、ペダルを漕ぐのも速くなる。


整形外科にはとても見えない。入り口はずっと奥の方にある
お濠の側のホテルニューオータニ佐賀。黒川氏の端正なデザイン
壁が建物に貫入していそうな佐賀県弁護士会館。中が気になる
みんなのもりという名のデイサービス。夏には緑に包まれそう
こちらも佐賀景観賞。築45年のビルが改装されて良い感じに
願生寺は佐賀藩初代藩主の鍋島勝茂が創立。枝垂桜も見てみたい
打ち放しの讃佛堂。古さと新しさが調和している



この建築の工夫を知るためには、やはり、入院し病床の人
とならなくてはならない。と驚くべき事が建築MAP九州
に書かれていた。建築を楽しむには、そこまでしないと
いけないのかなんて思いつつ、よそ見運転で水路に落ちて
入院なんてことになったら目も当てられない。でも、見ら
れるものもあるなどと、考えながら建物を見上げてみる。

サンテ溝上病院(旧福島病院)の設計は手塚貴晴氏と
手塚由比さん。二人が建築のその先に見ているもの、
人間らしい営み、人間にとっての心地よさを垣間見る。


OTAKARA BASEというテナントビル。楽しげな雰囲気が漂う
私のもう一つの居場所、木と本。こんな3rdプレイスを見つけたい



というように、いつものごとく最後は駆け足となる。雑貨
を楽しんだり、カフェでほっと一息つくこともなく、佐賀
の旅もいったんこれで終わり。今日一日を振り返る。今日
もいろんなよいものに出会うことができた。なかでも、
佐賀県歯科医師会館のデザインはとても斬新であった。
そして、紹介ムービーには、佐賀の魅力が溢れている。



「どがんしたと?」   困っている人に手をさしのべる、
いつも相手のことを想う、佐賀県民のやさしさの言葉。
次はどこへいこうかな、そんな時はDOGAN SHI TA TO
にも頼ってみるのもよい。また、新しい旅が見えてくる。


次の旅は、どんな旅になるだろうか。
また、どんなお土産を持って帰れるだろうか。
次はおりたたみのリュックを持ってでかけよう。

  


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