今日のお土産は何にしようか
まだオープン前の新しいNHK新佐賀放送会館を、思い
がけず見ることができた。旅には発見がつきものだ。
おかげで予定はいつも後ろ倒しとなる。そして、旅が
進めば進むほどペダルの回転数はあがる気がしている。
3月半ばにもなると、夕方5時はまだ明るい。それでも、
そろそろこの旅もお開きにしよう。さて、朝に降り立った
JR佐賀駅に向かって進むもう。でもその前に、旅といえば
お土産。今日のお土産は何にしようかと考えながら走る。
四号瓶を2本、自転車の前バッグに収納し、というより
詰め込んで、また佐賀の街を走る。少し頭が飛び出して
はいるが、誰もあの小さなバッグの中に四号瓶が2本も
納まっているとは思うまい。まして鍋島と万齢。などと、
勝手な優越感に浸りながら、ペダルを漕ぐのも速くなる。
この建築の工夫を知るためには、やはり、入院し病床の人
とならなくてはならない。と驚くべき事が建築MAP九州
に書かれていた。建築を楽しむには、そこまでしないと
いけないのかなんて思いつつ、よそ見運転で水路に落ちて
入院なんてことになったら目も当てられない。でも、見ら
れるものもあるなどと、考えながら建物を見上げてみる。
サンテ溝上病院(旧福島病院)の設計は手塚貴晴氏と
手塚由比さん。二人が建築のその先に見ているもの、
人間らしい営み、人間にとっての心地よさを垣間見る。
というように、いつものごとく最後は駆け足となる。雑貨
を楽しんだり、カフェでほっと一息つくこともなく、佐賀
の旅もいったんこれで終わり。今日一日を振り返る。今日
もいろんなよいものに出会うことができた。なかでも、
佐賀県歯科医師会館のデザインはとても斬新であった。
そして、紹介ムービーには、佐賀の魅力が溢れている。
「どがんしたと?」 困っている人に手をさしのべる、
いつも相手のことを想う、佐賀県民のやさしさの言葉。
次はどこへいこうかな、そんな時はDOGAN SHI TA TO
にも頼ってみるのもよい。また、新しい旅が見えてくる。
次の旅は、どんな旅になるだろうか。
また、どんなお土産を持って帰れるだろうか。
次はおりたたみのリュックを持ってでかけよう。
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