見出し画像

みかわち焼を学び感じる旅

三河内駅を降り、三川内のやきものの里を巡ってきた。
平戸窯悦山を後にし、北へと向かう。通り沿いにある
建物は佐世保市うつわ歴史館と三川内焼美術館。本当
は先にこちらを訪れてから、作品にふれて興味のある
窯元へ訪れるのがよさそうだが、まずはやきものの里
へ向かった旅。さて、あらためてみかわち焼を学ぼう。


佐世保市うつわ歴史館。複雑な形状のエントランス
壁や庇のすき間から落ちる影の形がおもしろい
写真撮影はよいとのこと。三川内焼の道具にふれる
スポットライトが当たり、映像が流れ出す楽しい演出
登り窯の火入れの様子もリアルな模型で再現される
磁器窯が多く九州に集まるのは、白磁の技術の高さと
陶石の産地があることが理由という
三川内焼といえば唐子絵のうつわ。窯元により表情も異なる
アートなシンボルツリーもあるうつわ歴史館を後にして
次に訪れたのは、すぐ横の敷地に建つ三川内焼美術館
三川内焼は白磁に青の絵付けが特徴だ
建物も白磁のようで、床のタイルも白と青
白磁に青は山水画にも通じるものがある
建物に三川内焼伝統産業会館と三川内焼美術館が併設される
ホールに設置されている大きな唐子絵の陶板
その下には三川内焼の技術が紹介されている
三川内焼のやきもの里の案内板でも学んできた
400人唐子絵には一人だけ顔が描かれていない唐子がいる
こちらも写真撮影はよいとのこと。ここは玉泉窯の展示
こちらは嘉久窯。三川内焼の窯元の代表作が紹介されている
旅の最初に訪れた嘉久正窯の代表作
やはり平戸松山窯の唐子絵にひかれる
こちらも平戸松山窯の唐子絵の大皿
舌出三番叟人形といえば平戸窯悦山
細工技術もすばらしければ
蟋蟀(こおろぎ)白菜香炉のような独創的なうつわもある
置き上げの技術といえば光雲窯の今村隆光氏

少しずつ盛り上げては削る緻密な作業だ

青海波に鯨も光雲窯のうつわ
中央では各窯元によるさまざまな豆皿の展示
どれも個性や遊び心があっておもしろい
こちらは十角皿。同様に各窯元によってもさまざまだ
いろんな絵柄を見れば見るほど楽しくなる


でもやはり三川内焼といえば唐子たち
その楽しげな様子にこころが癒やされる

平戸松山窯のYouTubeチャンネルで美術館の紹介も。

作陶されている方の視点での解説も興味深い。

初めて訪れた三川内焼のやきもの里。九州はうつわの
産地であふれている。博多から日帰りで訪れることの
できるうつわの風景にひかれている。そして、まずは
行って感じてみる。うつわを学び感じる旅を続けよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?