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東北をめぐった旅の思い出

五泊六日の東北をめぐる旅も最終日。宮城県を後にし、
福島県へ向かう。長いと思った旅路もあっという間に
過ぎていく。ほんの通り過ぎたにすぎない東北の地も、
旅を続けることで、少し身近になったような気がする。

ホテルから見える朝焼けが気持ちよい
旅行の朝の散歩の時間
ベンチに座り自然の音に耳を傾け
雑木林の向こうには
緑に囲まれたホテルの教会
足元にはギボウシの花が咲き
木立は朝日を受けて輝いている

朝食を頂き、レンタカーに乗り移動する。宮城県から
福島県へ向かい、まずは猪苗代湖のほとりの建物へ。

この銅像はよく知る方のものだ
2015年にリニューアルされた野口英世記念館
竹中工務店により設計施工されたシャープな建物
1939年から増改築を経て今に至る。永く愛され続ける施設だ
野口英世博士の生家も大切に扱われている
一歳半での大やけど。それが医学を目指すきっかけに
生家の様子がわかりやすく展示されている
博士の一つ一つのことばに重みがある
子どもたちも興味深く見て回り
動く野口英世博士のロボットにも興味津々
でもやはり遊んで学べる展示が好き
体を使ったゲームのような展示を楽しんでいた

野口英世記念館は楽しく学べる施設だ。

道の途中に気になる建物があると
家族に5分だけなどと交渉して立ち寄ってみる
ここは2009年開館の猪苗代町体験交流館「学びいな」


次に訪れたのは、アール・ブリュットの美術館の
記事で紹介した2014年開館のはじまりの美術館。

ここは誰もが集い、人のつながりを生み出す場に
美術館自体をゴブリンに見立てるという
はじまりのゴブリンという作品。トンボも一緒に
誰でも気軽に道草することのできる開かれた美術館でもある
外壁にくっついているのは
色鮮やかなクモのアート
下の白い板は、はじまりのゴブリンの歯の部分
ここはアール・ブリュットの作品が展示される美術館

近くにこんな美術館があれば、散歩も楽しいかと思う

お昼はソースカツ丼。どんぶりからあふれるカツに目が点に
最後に訪れたのは五色沼
ほとりに建つ裏磐梯ビジターセンターでレクチャーを受け
散策路を楽しんだ。子どもたちはやはり自然が好き
あいにくの曇り空でも五色沼は美しい
ボートもあるようなので
子どもたちとボートを楽しむ

五色沼は季節や天気によって様々な顔を見せる。

途中にある建物も気になりつつ、後はホテルへ
美術館の外観だけでも楽しみつつ
いつか泊まってみたいホテルの入り口をのぞいてみたりと
子どもたちをなだめながら宿泊するホテルへと向かう
あともう少しだけ寄り道をして
裏磐梯高原ホテルに立ち寄り、またいつかの旅行を思い描く


ようやくホテルに到着。宿泊もその日が最後
ホテルの夏休みのイベントは子どもたちの楽しみのひとつ


楽しかった旅も最後の朝
朝食を美味しく頂いて
周囲に広がる山々を眺めながら
田園風景の中、大阪へと帰路につく

五泊六日の東北の旅。以前からいつか東北を旅したい
と思っていた。レンタカーでの家族旅行を重ねていく
内に、長距離の旅でも大丈夫なことがわかってきた。
子どもたちも車で長時間もわいわいと楽しんでいる。

試しに旅の計画を立て家族に相談すると、すんなりと
行ってみようということに。この旅ができたのも家族
のおかげ。しかも目的地に建物が多めなことにも、目を
つむってもらっている。でも一応の旅のコンセプトは、
大人も子どもも楽しい旅。懐かしい2016年の思い出。

こうして旅を振り返り、あらためて東北を身近に感じ
たりもする。子どもたちが大人になっても、いつか東北
を巡ったことを思い出してくれるはず。その地の風景
や建物に出会う旅は楽しい。また、旅を続けていこう。

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