やすゆき

1983年、大阪生まれのゲイ。2023年3月、大阪市パートナーシップ宣誓。パートナーと…

やすゆき

1983年、大阪生まれのゲイ。2023年3月、大阪市パートナーシップ宣誓。パートナーと年老いたダックスフントと同居。職は34歳の時に介護士に転身。2022年介護福祉士取得。日々、感じたことなどをnoteに綴ってます。

マガジン

  • 介護士として

  • 日記

    日々の日記をまとめました。

  • 遺言

    自分の半生を書いた文章をまとめました。幼少期から思春期を迎え、自身がゲイであることにきづいてからの葛藤を中心に記事にしました。もしご興味があればご覧ください。

最近の記事

【日記】訪問介護をはじめて3週間目になりました

新しい職場で訪問介護をはじめて、もうそろそろ3週間に突入しようとしている。 最初は1日みっちり研修があったり、秋の昇級試験に必要な100ページ以上の資料を渡されたりと、覚えることが沢山でくらくらしていた…。 今はさらに輪をかけて、各利用者様のケアの内容はもちろん、買い物代行に行く際に必要な利用者様の食の好み、薬や掃除道具、衣類やその他もろもろものの配置など、覚えることが多岐に渡って少し頭の中がこんがらがっている。100ページ以上ある資料は今はほとんど見ていない。 それどこ

    • 介護業界6年目で転職繰り返し4社目に入社して初日に感じたこと

      僕は介護職6年目で昨年2022年、ようやく介護福祉士の資格を取った。 本来であれば、3年の実務経験があれば介護福祉士の試験を受験する要件を満たすのだが、すぐに資格を取ろうとしなかったの。単純に資格を取る時間的、気力的余裕がなかったことと、この業界で働き続けることが果たして自分にできるだろうか?と常々考えていたからである。 昨日4社目の職場で働き出した感想と、なぜ転職を繰り返したかについて、簡単に書こうと思う。 ちなみに、以前こんなnoteを書いていて、続きを書いている続き

      • 【日記】毒親とは

        身元保証人先日、noteに書いたが、僕は4月からの転職先に身元保証書を提出しなくてはならない。僕が仕事で何かやらかした場合に保証しますよという人の直筆の署名が必要なのだ。 そこで待ち合わせをし、兄に会ってきた。 僕の家族以前別のnoteにも書いたが、僕は物心つく前から、父は家にほとんど寄り付かなくなっていた。たまに来て生活費を母に渡して、すぐにどこかに消えてしまう不思議な人だった。だから僕は母と二人で暮らしていた。 ところが僕が小学生の頃、母が統合失調症になった。日に日

        • 【日記】アラフォーから英語は無謀?最近机にかじりついています

          転職で次の職場で働き出すまでの有給消化期間も残りわずか。 6日後から新しい職場での仕事が始まる。 最近、雨が多いし、WBCも終わったし、世界フィギュアも終わったし、有給消化終了までのカウントダウンの始まった現在の僕の心境はどこか憂鬱だ。 しかしこの休暇の間、僕は新しいことをいくつか始めることができた。 ケアマネジャー(介護支援専門員)の勉強ケアマネについての勉強だが、多分知り合いの介護士に話しとしたら、口を揃えて「早すぎるんじゃない?」という言うだろう。なぜなら僕がケアマ

        【日記】訪問介護をはじめて3週間目になりました

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        • 介護士として
          3本
        • 日記
          6本
        • 遺言
          8本

        記事

          僕が介護業界で転職を繰り返した理由 #1(虐待と拘束)

          はじめに僕は6年前に介護業界に身を置くようになってから、同じ介護業界内で何度も転職をしている。 2017年の春から、とある有料老人ホームに就職。 その後退職して、2019年の秋に特別養護老人ホーム、2020年の秋にデイサービス…と職を転々としている。 そして、そのデイサービスを今月辞めて、来月4月から新しい訪問事業所でホームヘルパーとして働く予定だ。 6年間で4社転職をしているのは、僕の周りの介護職員でもなかなか見かけない頻度の転職ぶり。正直、転職活動は面倒くさいと思って

          僕が介護業界で転職を繰り返した理由 #1(虐待と拘束)

          【日記】爆弾低気圧が原因で何もできなかった話

          相変わらず有給消化中の僕。今日はツレも一日休みだった。 僕は4月から新しい仕事が始まる予定だ。ツレも4月から仕事が忙しくなる。 だからそんな4月を目前に控えた今の時期、二人の休みが重なるのはとても貴重だ。 だがどうも朝から調子が出ない。とてもだるいし、ちゃんと寝たはずなのにとても眠い。 昼前から「今日はどうする?カラオケにでも行く?」と声を掛けてくれるツレ。ちなみにツレはそんなにカラオケが好きではない。元気のない僕に合わせて、僕の好きなカラオケデートを提案してくれたのかも

          【日記】爆弾低気圧が原因で何もできなかった話

          【日記】転職で身元保証人が必要になったけど、親と勘当していて困っているゲイの話

          転職をすることになった僕はこの3月を中ごろからとてものんきに過ごしている。 というのも、3月から父親がやっていた介護事業所を辞めることとなった。そして4月から新しい会社で働くことになり、現在有給消化中。(辞めた理由などは、また機会があったら、noteに書こうと思う。) せっかくの長い連休なのだから、仕事のあるツレを残し、久しぶりに東京にでも2~3日遊びに行こうかと考えていた。 しかしツレにどういうわけか反対されてしまい、地元大阪で過ごしている。 朝起きて、朝ごはんを食べて、

          【日記】転職で身元保証人が必要になったけど、親と勘当していて困っているゲイの話

          【日記】四十手前のおっさんゲイが抱える不安

          今年の2月頃に首相の事務秘書官の「隣に住んでいたら嫌だ」発言からもうすぐ2ヶ月が経とうとしている今も、LGBTに関する報道がなくなることはない。 前に別のnoteに書いたが、ゲイの人の中にはあまり公に騒いでほしくない人もいる。彼らにとって昨今の状況はあまり好ましくないだろう。 昨日、Twitterを眺めていると、たまたまこんなニュースを知人の引用RTで知った。 LGBT法案めぐり経団連会長が苦言 欧米への遅れ「恥ずかしい」 僕には正直、経団連の会長が普段どんな仕事をし

          【日記】四十手前のおっさんゲイが抱える不安

          僕がうつ病で8ヶ月間、休職した話。

          まえがき自己紹介にも書いたが、僕は以前うつ病になって8ヶ月間休職していたことがある。 その間、ずっと寝込んでいた。 …というわけではなく、少し元気なときは「なぜ自分がうつになったのか?」と悶々とした思いを文章に綴っていたりした。 うつが少し良くなり、ある程度動けるようになってから復職するまでの間、ブログを立ち上げ、ほぼ毎日更新していたように思う。 今はほぼ更新することがなくなり、先日久々にそのブログを見て、何だかとっても恥ずかしい気持ちになった。 よくこんなものを世の中にお披

          僕がうつ病で8ヶ月間、休職した話。

          【日記】ツレの花粉症を軽視してたら天罰が下った話

          僕には同性のパートナー(以下ツレ)がいて、一緒に暮らしている。 ツレは在宅での仕事が多く、僕より家にいることが多いこともあって、有難いことに家事のほとんどをこなしてくれている。 僕は料理ができないが、彼は料理ができる。 、仕事で家を空けることが多い僕に代わって、掃除・洗濯・料理のほとんどを行ってくれている。 本当につくづく有難いことだし、感謝している。 ツレとの同棲はそろそろ10ヵ月ほどになる。 去年の夏の始めに付き合いだして、僕がツレの家に帰ることが頻繁になり、居心地が

          【日記】ツレの花粉症を軽視してたら天罰が下った話

          同性婚に反対の同性愛者について

          僕自身は同性婚の法制化に賛成の立場最近、LGBT理解増進法や同性婚がよくメディアで取り上げられる。 当然、当事者たちの間でも、そのことは話題にあがる。 LGBT理解増進法や同性婚について、僕は賛成の立場だ。 LGBT理解増進法に関しては、不十分だからLGBT差別禁止法を制定するべきだとすら思っている。 しかし当事者であるゲイの間でも様々な意見がある。 当事者でない人は首を傾げるかもしれないが、僕の周りゲイの中でも、LGBT理解増進法や同性婚について反対だという意見を耳に

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          男性用サウナに“女性”がいた話

          サ活が好きで、それは目の保養ではない話僕はサウナが好きで、一時期は週に何度か“サ活”をしていた。 ゲイの人の中には、目の保養と称して、半分いかがわしい目的でスパ銭に行く人もいる。 が、それと混同してもらっては大変困る。 僕のサ活は純粋なサ活。 男性の裸を見るためではなく、よく言う“整う”という感覚が大好きなのだ。 ノンケ(ストレートの男性)の中には「ゲイが男風呂に入るのは、俺らがこっそり女風呂に入ることができるようなものだろう?うらやましい」と言ってくる輩がいるが、多分“

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          映画『エゴイスト』を観た後、余韻をより一層深く味わう方法(※ネタバレなし)

          こんにちは。やすゆきです。 鈴木亮平さんと宮沢氷魚さんがゲイカップル役を務める映画『エゴイスト』はもうご覧になりましたか? 先月2月10日に公開されたこの作品。 2人の演技がとても自然で、ゲイの間で大変話題になっていたかと思います。 僕も公開日翌日に劇場へ足を運び観てきました。 とても余韻の残る作品で、観た翌日も翌々日もこの映画のことがなんとなく脳裏によぎる。 そんな映画でしたが、皆様はいかがだったでしょうか? 今回は僕なりに映画を観た感想と、この映画の余韻をどのように

          映画『エゴイスト』を観た後、余韻をより一層深く味わう方法(※ネタバレなし)

          自己紹介

          こんにちは。やすゆきです。 10日ほど前からnoteにだらだらと、今までの自分の経験を書きました。 が、詳しい自己紹介がまだでした。 お恥ずかしながら私はこんな人物です。 宜しければお見知りおきを…。 簡単なプロフィール1983年生まれの現在39歳。 大阪生まれ、大阪育ち。 (20代の頃、東北や関東を転々とするが、大阪に戻り15年程経過。やはり大阪が好きなので、これからも大阪に住むと思う。) 血液型 A型 (だけど性格は大雑把) さそり座 最近、九星気学占いにちょ

          自己紹介

          介護職を目指したきっかけと元彼

          気が付けば早いもので、僕が介護職に転身してから現在6年目に突入する。 今回は、僕が介護職を志したきっかけを書きたいと思う。 10代から30代はじめまで続けていた仕事せっかく10年以上も勤続していたのになぜ辞めたのか?と採用面接などの際に聞かれることが多いが、僕は今でも辞めて良かったと思っている。 一応、履歴書には通販関係の仕事をしていたようなことを書くが、勤めていた職場はアダルト企業だった。 大人のお店や飲み屋の経営、その他性的なコンテンツを幅広く取り扱っていた。 毎日毎

          介護職を目指したきっかけと元彼

          戸籍に性別って必要なの?という素朴な疑問

          昨今、LGBT理解増進法や同性婚が報道番組やその他メディアで取り上げられる中、僕には素朴な疑問があります。 それは、戸籍などの公的な書類に個人を特定するためにある“性別”という項目。これは果たして必要なのか?ということです。 性別について“答えたくない”という項目最近では、ネット上などで何かのアカウントを作成する際や、アンケートに答える際、性別の欄に“男性”“女性”の他に“答えたくない”などの項目が用意されるようになりました。 これは一定のニーズがある人たちに配慮する形で設

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