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【本日の漁の記録】近づく夏の終わり

9月30日(金)晴れ時々曇り 東の風
中潮 満潮9:51 干潮15:33
10:30出港 18:00帰港
スミイカ、シャコガイ、タカセガイ

帰り際 伊良部島に光のシャワー
太陽の強い光がやわらぎ、とても気持ちの良い夕方だった

今日は干潮時間が午後なので、少しゆっくり出発した。
朝イチはまだ水が多くてリーフ上も泳げるほどの深さだったので、スミイカをやめて、しばらくシャコガイをとった。

今日シャコガイをとった場所では、だいぶサンゴの色が戻っていた。
30cm四方のテーブルサンゴが争うようにびっしりとついている場所で、とても美しい。
ところどころにある白いままのサンゴには、もう藻が付き始めていた。

何年か前にも同じように台風が来なくて水温が高い日が続き、サンゴが白化した時があった。
もっと前にもそういう時があった。
きっともっと前にもそういうことがあったのだろう。
台風が来たら来たで、海の中は大荒れで岩が当たってサンゴがひっくり返ったり、砂が覆いかぶさったりする。
水中生物の中でも、動くことのできないサンゴやイソギンチャクやシャコガイは大きな影響を受ける。

でも、またしかるべき時にしかるべき場所で育っていく。

すべてひっくるめて、海の営みだな、と思う。
良いも悪いもなく、そういうものだ、と。

昼からスミイカをとり始めたのだが、どこもかしこも透明度が悪い。
よく来るポイントはどこにどんな風にイカが群れるかわかるので、よく見えないけどこの辺にいるはず、という感じで網を張って追い込み、なんとか目標の量をとれた。
大漁ではないが、もう9月の終わり、こんなもんだろう。

10月に入ると北寄りの風が吹く日が多くなり、水温が下がり、スミイカが少なくなり、私たちの漁もシャコガイやタコ狙いにシフトしていく。

名残惜しい、夏の終わり。



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