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自分の物語

無知で人脈もスキルも金も何もない自分を応援してくれた人がいたから今があり、この恩はできる範囲で次の世代に繋ぎたいと結構本気で思っている。だから内容が何であれ何かに「挑戦したい!」という相談には親身にのる。

残念ながら、やってみたいことがあっても、9割の人はやらない。できないんじゃなくて、やらない。

自分が主人公の物語

興味のあることに挑戦をしてみたいけど、躊躇している人は少なくない。高いハードルがあるように感じて、一歩を踏み出すには自分の能力が不足している気がしてしまう。26歳までの自分も、まさにそんな感じだったと思う。

人は誰しも自分が主人公の物語を生きる権利と力がある。だけど、過度に人の目を恐れて、マサラタウンで尻尾を振り続けていたりする。

そんな人が僕の前に定期的に人生相談に来るので、「どうしたものかな〜」と思いながら、悩みを聞いてそっと背中を押せないかと色々頭を捻る。

マサラタウンにずっといたいの?

もし、マサラタウンから一歩も外に出ずに何十時間もポケモンをしている人がいたら、「早く草むらに入りなよ!」と思う人が多いだろう。

一歩踏み出して草むらに入ると、3レベルのポッポとかしか攻撃してこないから、それなりに戦って、ピンチになったら逃げてポケモンセンターに駆け込めばなんとかなる。最初から四天王を倒す必要は全くない。ポッポとかオタチを倒せれば良い。自然と少しずつ経験値がたまって、強くなる。

同様に、挑戦の規模や内容がどうあれ、一定の攻略法があり先人がいる。日本の義務教育を終えて読み書きと四則演算ができる人なら、GPT4に聞けば10分で基本的なルールは理解できる。あとは旅に出るのみ。ゴーストタイプのポケモンにひたすら体当たりするみたいな致命的失敗は最低限避けつつ、旅に出る過程で少しずつ学んでいけばそれで良い。

むしろ、ずっとマサラタウンから出ず、ポッポとも一度も戦わずに何年間も時間を費やすことが、どれほどもったいなくて、リスクの大きな意思決定かを理解してほしい。

マサラタウンにさよならバイバイ

これまでスタートアップの世界で働いてきた。それはそれで楽しかったし、がむしゃらに働いたけど、ある意味で「他人のポケモンを使って、マサラタウンの自宅からリモートワークしてる」ような状態だった気もする。

ようやくマサラタウンを飛び出して、自分の旅を始められた。まだニビシティのジムリーダーのタケシと戦って、惨敗してポケモンセンターに駆け込んでるくらいのところ。仲間と最高に充実した日々を過ごせている。

千里の道も一歩から。まずはポッポを倒せれば良い。自分が物語の主人公になって、マサラタウンから旅に出る人が1人でも増えますように。

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