やすまさ🎨パパゲーノ

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株式会社パパゲーノの代表です。「メンタルヘルス」と「起業」について書いてます。 気軽にDMください。 ※noteの売上はパパゲーノの口座に着金させてます

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就労Bが「支援の質」を計測・改善するためにしている12のこと【福祉×カスタマーサクセス】

福祉業界では「良い支援をしよう」「支援力を高めよう」という言葉をよく耳にします。一方で、「支援の質」を計測し、改善するのは難しいです。 このnoteでは、2023年9月に開所したIT系の就労継続支援B型「パパゲーノ Work & Recovery」で、支援の質を計測し、改善するために実践している考え方と仕組みを紹介します。地味ですが、パパゲーノが1番こだわって試行錯誤している「支援業務の裏側」です。開所時に運営業務の設計について参考になる情報があまりなくて困ったので、1つで

    • 不可逆な決断に怯えて、不完全でも前に進んだ2年間【パパゲーノ創業2年記念note】

      株式会社パパゲーノを2022年3月2日に設立し、2年が経過した。精神障害・発達障害・知的障害で働くのが困難とされていた方々と共に、ChatGPTなど先端IT技術を活用した企業のDX支援、絵本などの創作活動、支援現場向けの音声解析AIを用いたアプリ開発などをしてきた。「運」と「人」に恵まれて、悩みながらも3年目を迎えることができている。関わった全ての人に、心から感謝の気持ちを込めて、以下の5点をまとめる。 パパゲーノの創業からこれまでの10の物語 2年間の業績と組織体

      有料
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      • 就労Bを東京で開所!6ヶ月で100名以上問い合わせが来るまでにした20の施策【福祉×マーケティング】

        2023年9月に「パパゲーノ Work & Recovery」という就労継続支援B型の指定を東京都より取得し、約半年間運営してきました。精神障害・発達障害のある方を中心に、企業で雇用契約を結び働くのは困難だけど就労したいと考えている方が、パソコンを使い企業のDX支援に関わる仕事で活躍いただいてます。 お陰様で、開所から6ヶ月で100人以上の方からパパゲーノで働きたいとお問い合わせをいただいてます。利用者獲得が課題の福祉施設も多いと聞くため、参考材料としてパパゲーノが実施して

        • 理想の「就労継続支援B型」を追い求めて、見学・取材した事業所56選【感謝】

          こんにちは。株式会社パパゲーノ代表のやすまさです。 2023年9月1日に無事、東京都より障害をお持ちの方が働く施設「就労継続支援B型」の指定を取得することができました。就労支援について無知の素人だったため、2023年2月頃からの半年間で50以上の事業所やピア団体さん等に見学、取材、ヒアリングをしてきました。 業界の中の人に「日本で1番すごいB型事業所を教えてください!」と質問し、ひたすら連絡する毎日でした。リストアップも大変だったので、実際僕が見てきた事業所さんを簡

        就労Bが「支援の質」を計測・改善するためにしている12のこと【福祉×カスタマーサクセス】

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        • パパゲーノ
          47本

        記事

          ボーダレスの「For Good」でクラファンして良かったこと・イマイチだったこと【手数料無料は最強】

          2023年8月5日〜9月30日に精神障害をお持ちの方が生成AIなど新しい技術を活用して働く施設を立ち上げるために200万円を目標にクラウドファンディングに挑戦しました。185人から2,099,000円をご支援いただくことができました。本当にありがとうございます。 これまで8回ほどCAMPFIRE(Good Morning)を使ってクラウドファンディングをしたことがあったのですが、今回は初めて「For Good」というサービスを使いました。CAMPFIREとの比較を交えて、F

          ボーダレスの「For Good」でクラファンして良かったこと・イマイチだったこと【手数料無料は最強】

          クラウドファンディングで200万円の目標達成に向けてやった22のこと

          こんにちは。パパゲーノやすまさです。 2023年8月5日から9月30日まで、社運をかけて200万円を目標にクラウドファンディングに挑戦してきました。おかげさまで無事目標達成できました。ご支援・ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございます! 今後クラファンをやる人の参考材料として、今回のクラファンを時系列で振り返ります。 精神障害×リカバリーをITの力で広めたい!今回185名からご支援いただいた209.9万円を大切に活用し、精神障害をお持ちの方で企業で働くことが難

          クラウドファンディングで200万円の目標達成に向けてやった22のこと

          エクサウィザーズで学び、起業に生きた3つの思想

          エクサウィザーズで短期間だけどがむしゃらに働いて学んだことが、今の会社経営にめちゃ生きている。 その中でも特に、 キャッシュエンジン経営 Result Delivery フルスタックBizDev の3つを実践を通して身体知化できたことが大きい。 キャッシュエンジン経営起業準備をしている人は「キャッシュエンジン経営」という言葉を、必ずと言っていいほど調べている。それくらい、普遍的で当たり前に実践されている新規事業開発のスタイルになっている。 キャッシュエンジン経営

          エクサウィザーズで学び、起業に生きた3つの思想

          【J-KISS大全】駆け出し起業家がJ-KISSでの資金調達をゼロから調べて考えたこと

          J-KISSという言葉、スタートアップで働いている人なら聞いたことがない人はいないと思う。一方で言葉は知ってても中身の具体的理解はかなり難しい。 僕もスタートアップのバイブルと言われる磯崎哲也さんの「起業のファイナンス」を読んだり、Coral Capitalさんのブログ・YouTubeを見て「J-KISS」という言葉は知っていたものの、いざ自分が起業して本格的な資金調達に動くまですごく曖昧な理解しかできていなかった。 このnoteでは、資金調達を初めてする人や起業を考えて

          【J-KISS大全】駆け出し起業家がJ-KISSでの資金調達をゼロから調べて考えたこと

          「ソーシャルアクション」という概念がオワコン化する説

          ソーシャルアクションは、これまでNPO法人や一般社団法人、任意団体が主導してきた。しかし、今後は「株式会社でソーシャルアクションをする」というトレンドが広がっていくと思う。もっというと「ソーシャルアクション」という概念自体がオワコン化する気がする。 そもそも「ソーシャルアクション」とは何か? なぜ「非営利組織」がソーシャルアクションをしてきたのか? なぜ「株式会社」がソーシャルアクションをするトレンドが来るのか? なぜ「ソーシャルアクション」はオワコン化するのか?

          「ソーシャルアクション」という概念がオワコン化する説

          経営とは何か?

          穴だらけの小さな船。周りは荒れ狂う海。目的地は見えない。それでも未来を信じ、諦めずに手で水をかき分けて必死に前に進む。スタートアップ経営はそんな冒険の物語。 沈む運命にある船「船」というと堅牢で安定したものを思い浮かべるかもしれないが、残念ながらスタートアップは最初から沈みかけているボロボロの船だ。乗っている人数が増えれば、穴からどんどん海水が入ってきて、沈む速度はあがる。だから最初は1人で挑むし、多くの人はボロボロの船には乗りたがらない。 不確かな未来を信じて進む傷んだ

          株式は使わずに創業1年半で地道に累計2300万円資金調達していた話【融資・補助金・助成金】

          こんにちは。株式会社パパゲーノ代表取締役CEOのやすまさです。早いもので2022年3月の創業から1年半が経過しました。これまでメンタルヘルス分野で色んな事業に挑戦しつつ、資金を枯渇させず持続する形を模索してきました。 会社経営はお金が減ることとの戦い会社経営をする上で「今の赤字がこのまま続くとあと何ヶ月で会社が倒産するか?」が最も重要な経営指標で「ランウェイ」といいます。資金枯渇したら会社は終わるので、そうならないよう必死に資金調達と黒字化を目指します。 赤字を掘るスター

          株式は使わずに創業1年半で地道に累計2300万円資金調達していた話【融資・補助金・助成金】

          「自分らしく生きる」の4つの構成要素

          そもそも自分らしさとは何なのか。そして自分らしく生きるためには何が必要なのか。自分らしい生き方には4つの構成要素がある。 【1】自分の中での過去からの連続性があるか?人間は自分の人生という物語を生きている。そのため、別の誰かの人生を今日から急に生きて「自分らしい人生だ」と思うことは難しい。過去の自分と未来の自分の連続性がないと、自分らしいと思いにくいもの。 人は誰しも過去の自分を救うために生きているのではと思ったりもする。 【2】自分が目指すものや望むのが明確か?自分が

          「自分らしく生きる」の4つの構成要素

          制度の隙間に落ちているボールは誰が拾うべき?【現場の善意に依存した医療・福祉・介護を変えたい】

          医療・福祉・介護は、現場で頑張る人の「善意」に依存しすぎていないだろうか?制度の隙間に落ちているボールを拾う人が疲弊して、正直者がバカを見るような制度を、もう少し仕組みでより良い形に、持続可能なものにしたい。 報酬にならない仕事は誰がやるべき?医療福祉介護は「準市場」と呼ばれていて、何をしたらいくら点数がつくか決まっていて、税金で売上が立つビジネスモデル。でも実はこの「何をしたら」は、特に「福祉」と「介護」はゆるゆるで、ざっくりとしか決まっていない。 書類を作ったという事

          制度の隙間に落ちているボールは誰が拾うべき?【現場の善意に依存した医療・福祉・介護を変えたい】

          社会への「憤り」を原動力に生きるのを、やめてみる。

          25才くらいまで社会への憤りをバネに、この社会を変えてやろうと必死だった。でも今はだいぶ違う。 社会を変えられていない罪悪感僕は原体験からくる社会への憤りや使命感を1人で背負い込んで追い込みがちで、行動量や思考体力に驚かれることも多かった。「メンタルヘルスの問題を、誰かがなんとかしないといかん!」と。 怒りのエネルギーはすごい。誰かがやらないと、今日もまた何人も苦しんでいる人がいるんだから休んでられないという気持ちでひたすら限界まで頑張ることができる。 一方で、力が足り

          社会への「憤り」を原動力に生きるのを、やめてみる。

          自分の物語

          無知で人脈もスキルも金も何もない自分を応援してくれた人がいたから今があり、この恩はできる範囲で次の世代に繋ぎたいと結構本気で思っている。だから内容が何であれ何かに「挑戦したい!」という相談には親身にのる。 残念ながら、やってみたいことがあっても、9割の人はやらない。できないんじゃなくて、やらない。 自分が主人公の物語興味のあることに挑戦をしてみたいけど、躊躇している人は少なくない。高いハードルがあるように感じて、一歩を踏み出すには自分の能力が不足している気がしてしまう。2

          中小企業の人事視点でぶつける「就労継続支援B型」へのギモン|北都システム×パパゲーノ【総務部長のぶっちゃけラジオ】

          北都システム株式会社の総務部長 城内さん(@HSC_jonai)が運営している、オープン社内報「総務部長のぶっちゃけラジオ」にゲスト出演しました。 総務部長/人事労務担当の視点で、パパゲーノの事業について素朴な疑問をぶつけてもらった様子をstand.fmで音声配信いただいてます。 ※今回は2023年8月5日から挑戦中の「パパゲーノのクラファンを応援したい!」という城内さんのご厚意で出演させていただきました。ありがとうございます! そもそも「就労継続支援B型」って何?北都

          中小企業の人事視点でぶつける「就労継続支援B型」へのギモン|北都システム×パパゲーノ【総務部長のぶっちゃけラジオ】