【新日本プロレス】アントニオ猪木 & 坂口征二 vs カール・ゴッチ & ルー・テーズ を観ましたわ~!!!その2

 皆さまごきげんよう。いつも読んで下さっている方は押忍ですわ。初めましての方は初めまして押忍ですわ。というわけで押忍ですわ。

 前回(その1)はこちら

 さて今回は4分頃からですわ。坂口とゴッチのマッチアップとなりまして、出て来たゴッチが素早く1回屈伸。ゴッチが右手を、坂口が左手を合わせ、ゴッチが手を掲げるようにしながら反時計回りにくるりと回りながら下をくぐりますと、坂口のリストが肩より上でひねり上げられ、立った状態でのV1アームロックのような形に極められましたわ~!!!ゴッチはくぐる前に坂口の上腕、前肘をスピーディーに微調整して、今のゴッチの位置で回れば無理なく極められる角度を作り出していましてよ。今の時代、こういったリスト(手首)の取り合いになった際に、多少距離を調整したり、ひねりの角度を変えるレスラーはいましても、パパッと相手の腕に手を加えてしまうレスラーはさすがにいないと思いましてよ。定説といたしまして、「神様ゴッチはシュートは強くてもプロレスは下手」と玄人筋に語られることがしばしばありますけども、わたくしは、現代にはびこるシュートとショーを完全に分ける言説では、この時代のレスラーと闘い模様を完全に捉え語ることは出来ないのではないかと常々考えていますわ。上記を見ていただいて分かりますように、シュートとショーを渾然一体とした混沌の闘いだからこそプロフェッショナル・レスリング略してプロ・レスと言いたいのですわ~!!!

 腕を固められた坂口は、すぐに腰を落としまして、そうしましたらゴッチの上体のバランスが崩れ、巻き投げるようにしてゴッチの腕固めから脱出いたしましたわ~!!!

 しかしゴッチが立つとすかさず手4つへ。足で片手の組みを切り、もう一方の手をひねり、一瞬指を極めて、現代のプロレスでも見られるようなひねり上げの体勢になると指から手首へ持ち手を変えてリストロックへ。こういった裏技を流れの中でさらりとやってのけるのがゴッチ式であり、アントンのストロングスタイルの源流ですわ~!!!

 ここでゴッチは手4つへと戻りましたわ。何をするのかと思うのも束の間、尻もち着いて足で坂口の上腕を踏むようにし、坂口が痛みで上体を丸めましたわ。するとゴッチは足を坂口の腕の外側に滑らせて、坂口の両腕を足で結束するような、まとめた形に。しかしゴッチの足はそこで止まらず、そのまま坂口の股に向かって伸び、差し入れられて太股裏に引っ掛かりましてよ。ゴッチはすかさず手4つを離して頭を押し込み、小包み固めの体勢へ。そこからゴッチが体をひねり、TAJIRIさんのダイヤル固めのような回転でロープへ向かい、坂口が、自分の体に乗っているゴッチの足によるホールド片方を手で外しながらロープをつかみ素早く立ち上がり、ゴッチも同時に立ち、スッと退きますわ。坂口は悔しいですわよね。最後の一手こそ許さずも、着実に手順を踏まれて次から次にコントロールされていますもの。するとアントンが坂口に声をかけ、交代しぐさ。タッチするとアントンが勢いよくリングインし、坂口、落胆混じりの脱力といったかんじでアントンの背中越しに敵陣を見つめましたわ。時を同じくしてテーズは労いしぐさで拍手をし、戻ってきたゴッチを抱くようにして、ゴッチも呼応しテーズに抱擁という、何やら仲が良さそうな雰囲気でありまして、当時の背景が伺えますわ。この時期、テーズは確か離婚した時期で、ゴッチのブッキングで日本へ来たのがいいリフレッシュ旅行のようなかんじになりまして、恩義をかんじていたとか。ゴッチの日本での地位を尊重してのアクションというよりは、本当に友好の雰囲気、感情があったように見受けられ、緊迫感あるプロ・レスの中にある壮年の友情が、この1戦をさらなるコク深いものにしてくれるのですわ~!!!

 動画の時間はまだ5分に届かず~!!!1分間の攻防でnote1本書く人がわたくしの他にいるかしら~!!?昨日某フォロワーさまに言われた一言を書いて、“次回に続く”とさせて下さいまし~!!!

「やすみお嬢さま文章うっま!」

 押忍ですわ~!!!

 ……続きですわ~!!!


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