【新日本プロレス】野崎広大とは!!?ですわーッ!!!

 皆さまごきげんよう。いつも読んで下さっている方は押忍ですわ。初めましての方は初めまして押忍ですわ。というわけで押忍ですわ。

 さて新日本プロレス“FRONTIER ZONE”なる枠組みにて、九州プロレス勢が試合をしましたわ。エースの野崎広大さんの登場は九州プロレスとしては自信もあってのものだと思いましたわ。だからこそ、試合前はダークマッチではなく本戦に登場させてほしかったですけれども、試合を観ると、期待していた以上に野崎さんが規格外で、九州プロレスへの評価を上方修正せねばならないと思いましたわーッ!!!ざっくり言うと九州プロレス勢はインディーにあらず!!!普通にメジャー級ですわーッ!!!ですから、今回はこの位置で我慢してもろて新日が助かった的な気持ちで、わたくしは今回、本戦登場がなくてよかったと思うまでありましたわーッ!!!野崎さん本戦出場は海野とかの味方として優遇しましょう、それがいいですわ、変に対抗戦みたいにしちゃダメ!!!諏訪魔とか斉藤ブラザーズクラスのモンスターだと思って懐柔した方がいいのですわーッ!!!

田口 ボルチン vs 野崎 阿蘇山
◯田口(キドクラッチ)阿蘇山✕

 対戦カードと結果はこんな感じで、戦前は田口が倒されてしまうのかと思いきや、田口が丸め込みで勝っていましたのよね。しかも試合時間は5分。この結果だけ見るとうーんとなってしまうところですけれども、実際は先に書いたように野崎さんがモンスターで、阿蘇山も十分モンスターなので、九州プロレス勢が圧倒しただけの内容だったのですわーッ!!!

 開始は、言わずと知れた新日レスリング最強ヤングライオンのボルチンと、インディーの古豪の阿蘇山でしたわ。この阿蘇山、ライガー辺りと同年代だと思うのですけれども、チョップ中に拳を握って、1発胸板に水平式のパンチを打ち込むなど、気の強さを見せつけて参りまして、ベテランですしモンスターですのに、まだ全然尖れる気の若さが素晴らしいと思いましたわ。新日側からしたら、厄介でしかありませんけれどもーッ!!!

 で、このチョップ(?)合戦から、ショルダータックル合戦となり、区切りとしてはボルチンが阿蘇山をダウンさせましたけれども、体格もパワーもボルチンに負けていない阿蘇山に、体重は正義だと思わされましたわーッ!!!デカいし、動きもスムーズですし、阿蘇山いい選手ですわーッ!!!レッスル夢ファクトリーにいた婆娑羅ですのね、観たことありますので納得ですわーッ!!!

 阿蘇山が野崎さんに代わると、ボルチンも田口に代わりましたわ。野崎さんはロックアップから田口をひねり投げる動きを2回。柔道アスリートとして九州でブイブイいわせていた頃を彷彿とさせるキレを見せて仁王立ち。田口は走ってヒップアタック連発ですが、これが通常のヒップアタックでは効かず、低空ドロップキック2発で両膝立ち状態にしてのダッシュヒップアタックでようやく転がしてボルチンにタッチ。体格差がありすぎて、1回転がすだけでスタミナ消費ですわね。これが体格差のある試合ですわ。こういうのが観たいとは思っていましたが、野崎さんは無駄がないですわ。肉体の優位性が生み出す差によって、何もしなくても凄さが表面化していましたわ。こうなりますと、ボルチンとの絡みでワンチャン互角感出るかもという期待感がにわかに募りますわーッ!!!

 で、ボルチンは交代早々ボルチンズリフトですけれども、普段のようなヒョイヒョイ何回も持ち替えてポーンと投げる楽勝リフトは出来ず、叫びながら、どうにか2回持ち替えてドサッと後方に転がすのがやっと。逆に野崎さんはヒョイとデスバレー、ボディスラム、ボディプレスと申しますか、激烈体固めをぶちかましましたわ。ボルチンの起き上がりに追撃を重ねるとばかりに野崎さんが走ると、ボルチンが水車落としの抱え上げからサイドに落として田口に交代したのですけれども、これが野崎さんを力で上げず、カウンターのタイミングで上げて落とすというボルチンらしくないシーンとなりまして、わたくしは野崎さんを応援しているのに、その規格外のモンスターぶりで剥がれてしまうボルチンの幻想に愕然とするばかりで、何だか変な笑いが出て来ましたわーッ!!!野崎さんは更に、田口のクロスボディをキャッチして「よっ」て感じで持ち替えてブレーンバスターにして、しかも捻りを効かせて威力を倍加してしまいましたし、交代した阿蘇山が田口に串刺しラリアット、ダブルアームスープレックス、セントーンと続いてカウント2。さらに野崎さんにおぶさっての合体ボディプレスでマジで追い込みがひどかったですわ。合計体重250kgとかって、アンドレに食らったみたいなものですから、田口も大ダメージあったみたいでしたし、近年の新日本で見ていない、重量感によるハードさがありましたわ。一応、ボルチンが飛び込んで来て必死にカットし、野崎さんをブッ倒して排除しようとロープに走りましたわ。しかし、野崎さんが交錯ロープワークで幻惑し、棒立ちになったボルチンをタックルで轢きましたわーッ!!!ボルチンが交通事故みたいにブッ飛ばされて場外に転落し、逆に排除されるというブッ壊れシーン……!!!そして野崎さんがボルチンを追って場外に降りる中、阿蘇山がパワーボム狙いの体勢となりまして、田口が巧みに体を入れ替えて力で押さえ込むキドクラッチへ。わたくしが中坊の頃に何千回と出したキドクラッチの中でも数度だけ体験出来た、完璧に入ったパーフェクトキドクラッチに近い決まり具合いでしたわーッ!!!何とか3カウントを奪って勝利だけはもぎ取りましたわーッ!!!

 繰り返しますが、試合時間は5分と短かったのですけれども、九州プロレス勢がしっかりと見せるべきものを見せつけた感ありましたわ。観る前は「5分で田口が勝ち……???え……???」と思いましたけれども、むしろ田口が無理矢理5分で唐突に振り切った“だけ”なので、九州プロレスが新日本プロレスで通用すると悠然と突きつけられた格好ですわ。

 正直、野崎さんが新日に継続参戦するならば、次は海野、清宮と並べて“同格”としてエーストリオにしていいと思いましたわ。何でしたら、海野、清宮を1段階上に引っ張って行ってくれそうまでありますわ。野崎広大とは、それ程までに規格外の存在だと思いましたわーッ!!!

 押忍ですわーッ!!!


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