皆さまごきげんよう。いつも読んで下さっている方は押忍ですわ。初めましての方は初めまして押忍ですわ。というわけで押忍ですわ。

　さて最終日！！！というわけで、久々に試合記事を書きたいと思いますわーッ！！！よろしければお付き合い下さいませーッ！！！ここ数ヶ月、こっそり体調を崩していましたが、大病だったらば股が裂けても言えぬ！！！と思いまして、秘密にしてがんばって参りましたが、このほど完調しましたので、久々に落ち着いて試合記事が書けると思っての今回のおnoteになりますわーッ！！！正直、皆さまが楽しんでくれるという思いだけがわたくしを支え続けてくれましたわーッ！！！ありがとーッ！！！

【第1試合】
ブリジャンテ 田口 YOH vs スティグマ ペガソ アキラ

　ソンブラの甥ブリジャンテとブラック・キャットの甥スティグマのマッチアップから開始ですが、両者ちょっとマットに慣れていない感じがありますわね。足を取られてバランスを崩すシーンが頻発しますわ。今シリーズ、メキシカンみんなやりにくそうで、メキシコ仕様の固めのリングやくるくる回らないロープにしてあげてほしいですわ。
　田口とペガソはそういったシーンはなく、ペガソのアームホイップの種類が豊富で、日本向きのルチャドールだと個人的には思いますわ。アキラは城めぐりが好きとのことで、藤波の独占市場を脅かす存在となれるのかどうか。フランシスコ城めぐり……！！！試合には関係ありませんけれども。
　最後はブリジャンテがソンブラしぐさのスクールボーイリフトからのトルネードボムでコーナー付近に据え付けてのハリウッドスタープレスでフィニッシュ。ブラック・キャット大好きのわたくしとしては悔しい結果となりましたわ。

○ブリジャンテ(ハリウッドスタープレス)スティグマ✕

【第2試合】
ティタン 内藤 KAMAITACHI BUSHI vs マグヌス ディフント 金丸 SHO

　レフェリーも巻き込んでのティヘラなんかも飛び出す試合ですけれども、前日不穏だったマグヌスとSHOの間で誤爆もあり、決裂が決定的ですわ。ディフントはストレッチボムの体勢からリフトして肩に担ぎながら旋回してボム的に落とすターボドロップみたいないい技も持っていて、これまた日本向きなルードという感じでしたわ。最後はジャベ・イン・モルタル(鎌固め)でティタンが勝ちましたわね。あと、どうでもいいけど、KAMAITACHIって、インディーにいる全身コスのマスクマンのゲレーロ・ディアブロみたいですわね。

○ティタン(鎌固め)ディフント✕

【第3試合】
ダーク・パンテル vs OKUMURA

　ゴリッゴリのパンテルの体格のおかげで、ややゆったりした間の試合となりましたわ。ルチャってビュンビュン速く飛ぶイメージありますけれども、こういった間での試合もいいものなので、ちょいちょいあるといいなと思いますわ。パンテルは、トペ3連発、下田美馬をブレーンバスターで排除してOKUMURAを丸め込んだりフラップジャックでダウンさせたりと奮闘しましたが、最後はワンチャンスで決めたOKUMURAカッターでOKUMURAが勝ちましたわ。

✕パンテル(OKUMURAカッター)OKUMURA○

【第4試合】
アトランティスJr. vs エチセロ

　エチセロは面白い選手ですわ。デカいですけれども動きよく、回転してのジャベを自分の個性と設定して試合をしていますわね。アドリブも効き、アトランティスの膝が金具に引っ掛かればそこを攻撃し続けながら膝攻めにシフトしますし、あとはとにかくリング外への落下が上手いのですわ。激烈に地味なところを話題にして申し訳ないですけれども、そこは我慢してもろてですわ。最後はアトランティスがダイビングボディプレス2連発で勝ちましたわ。エチセロとてもよきでしたわ。

○アトランティス(アートバープレス)エチセロ✕

【第5試合】
ボラドール テンプラリオ デスペラード MUSASHI vs ロメロ ソベラーノ 棚橋 タイガー

　わちゃわちゃした試合でしたわ。棚橋が発奮してプランチャなど繰り出しましたけれども、勝ちには結び付かず。最後はデスペラードがタイガーを丸め込み勝ちですが、ちょっともたついて、やや締まりませんでしたわ。しかしロメロがテンプラリオとソベラーノと共にチーム結成で、空気を変えて終了となり、いい区切りになっていましたわ。こういうのもアリ！！！彼らは今後メキシコで3人でやっていくのでしょうね。

○デスペラード(回転十字固め)タイガー✕

【第6試合】
ミスティコ vs ウルティモ・ゲレーロ

　ミスティコの要所での速い動きにズバッと合わせるゲレーロが、間を取りながら顔面フロントキックを連発し、スライディングキックでミスティコを場外に落とすと、また間を取りますわ。で、受けに回るとミスティコのリズムにバッチリ合わせてタイミング抜群の動き、動き、動き！！！そしてコーナー上に座り待ち、雪崩式の顔面砕きブレーンバスターやスーパーパワーボムなど大技で彩り、ゲレーロ・スペシャルを爆発させましたがギリギリで返され、直後のミスティカでフィニッシュ！！！大満足ですわーッ！！！素晴らしいですわーッ！！！最高ですわーッ！！！ゲレーロ上手すぎてもう脱帽ですわ、完璧！！！わたくしプロレスは間とリズムとテンポとタイミングだと思うのですけれども、これを4つとも駆使したグラデーションがゲレーロは本当に上手かった！！！ジャベテクとかではなく、何もなくても試合が出来る選手(アントニオ猪木やジャイアント馬場もこれが上手い)の試合を本当に久しぶりに観た思いですわーッ！！！これを51歳のおっさんのゲレーロがやれるのがほんと凄いですわーッ！！！年齢いくとリズムとテンポがズレて行くので間で試合をしないとねって思うのですけれども、まだどれも狂っていないのが本当に凄いですわーッ！！！

○ミスティコ(ミスティカ)ゲレーロ✕

【第7試合】
マスカラ・ドラダ vs ストゥーカJr.

　ベテランの技術ほとばしる大グレート・セミファイナルと対比となる激しいベビーフェイス vs ルードの試合となりましたわ。ストゥーカがドラダのマスクを破り、コーナーパット外してのコーナー串刺しをことごとくかわして逆にストゥーカをぶつけ、実況席を飛び越えての無重力スーパーハイフライなど、ベビーフェイスの魅力大爆発！！！ストゥーカは雪崩式ブレーンバスター、垂直落下式ブレーンバスター、場外ボディスラムとえげつない大技で返し、ドラダが横回転からのラナで投げ、胸の張り合いからドラダがトラースキック、スワンダイブ式カンクーンプランチャ、リングに戻ってランニングシューティングスター、トルニージョ式アームホイップでストゥーカを場外送りにしますが、追うとケブラドーラ・コンヒーロ背骨折り、テーブルクラッシュ。さらにストゥーカプランチャ、リングに戻るとストゥーカスプラッシュでカウント2。串刺し攻撃を狙って突進するストゥーカですけれども、しかしドラダはこれを避け、そこにあるのは忘れられていた剥き出しの金具。ドラダはすかさず肩車式の変型ドライバー？？？カッター？？？からシューティングスタープレスでカウント3。ドラダはキャリア3年足らずらしいですけれども、3年でこれはとてつもない仕上がりですわ。ゲレーロのあの試合に勝てるわけないと思いながら観始めましたが、セミとは性質の違う、セミに負けないメインイベントでGOODでしたわーッ！！！

◯ドラダ(シューティングスタープレス)ストゥーカ✕

【総括】
　今シリーズ、新日のリングに慣れずの選手が多かったですが、それを経てしっかり試合構成しての最終日のセミとメインを見せてくれて、お釣りが来るほどビシッと締まりましたわーッ！！！タイプ的にハイフライヤーばかり呼んで、タイプの違う顔触れは新日の選手で埋める座組みで、ちょっとこじんまりとしたシリーズというイメージになっていましたけれども、結果的に最終日のバランスの素晴らしさよ！！！ですわーッ！！！なので、わたくし的には、これまでのファンタスティカマニアで1番よかったぐらいありますわーッ！！！

　押忍ですわーッ！！！