好きなクラブの補強の話・DF①CB編


岡山の補強費はJ2の中位ぐらいだそうです。下記に表を載せてみました。

それでも過去に昇格した千葉やヴ◎2021年J2人件費ランキング(単位:百万円)順位 チーム 2019 2020 2021 前年比(+=プラス ▲=マイナス)
1 長崎
1,029 1,382 1,384 + 2
2 大宮
1,547 1,300 1,354 +54
3 京都
895 929 1,130 +201
4 千葉
1,153 1,444 1,053 ▲391
5 松本
1,430 1,090 823 ▲267
6 新潟
722 821 691 ▲130
7 東京V
713 660 678 +18
8 町田
402 497 655 +158
9 岡山
634 635 612 ▲23
10 山形
549 605 588 ▲17
11 甲府
707 609 483 ▲126
12 山口
527 505 483 ▲22
13 北九州
250 330 449 +119
14 愛媛
406 410 403 ▲7
15 琉球
252 315 369 +54
16 水戸
321 335 351 +16
17 金沢
311 312 347 +35
18 栃木
365 314 323 + 9
19 群馬
184 242 298 +56
20 秋田
161 184 265 +81
21 相模原
121 151 265 +114

こうみるとお金を費やしたクラブは上位にいますし、J1昇格歴があるチームはその傾向が強いですが。例えば大宮や千葉、東京Vは低迷しています。Jリーグにおける経験値という点では長崎、松本などは岡山よりJ2に参入してすでに昇格していますし、愛媛、岐阜などは岡山より先に参入していますがJ3に落ちてしまっています。そう考えるとお金による補強はもちろん大事ですがチームのバランスも極めて重要であるというのがわかります。

ではDF陣について考えていきましょう。

今季(22年度)CBのスカッドです。

バイス・88年・186cm
濱田水・90年・185cm
柳育崇・94年・187cm
阿部海・99年・182cm
杉山耕・98年・180cm*東京武蔵野Uにレンタル

来季平均年齢(杉山も含む)28.2歳 

3バックの試合もあるので徳元、河野らがその一角を担うとしても人数がまず少ない印象です。柱となっているバイス選手も年齢でばっさり切るのはいかがかと思いますし、長崎でのJ1経験があります。一方でJ1という日本のトップカテで35歳になる選手を軸にするのはあまりにもリスクが大きいと考えるのが自然です。また濱田も30代でJ1は福岡での実質1年(浦和時代は控え)、柳もJ1は初、阿部海も成長できていないと武器としてきた守備面ですがJ1で通用するとは甘く見積もっても思えない状況です。そうなると少なくとも①J1での経験がある選手、あるいは②J2トップレベルの選手を2名以上は補強しなくてはいけないでしょう。京都に移籍した井上のような③J3からポテンシャルを感じる選手を個人昇格で獲得するのも悪くはないですがそれだけで終わらせてしまうのはNGです。

①に該当する主な候補
福岡・95年・181cm・ガンバ
大崎・91年・187cm・神戸
尾崎・03年・186cm・神戸
鈴木海・02年・182cm・磐田(栃木)
三国ケネディ・00年・192cm・福岡
井上聖・99年・187cm・福岡
松村晟・03年・182cm・湘南
石井大・03年・190cm・湘南
中村桐・00年・186cm・札幌
ヴァウド・92年・183cm・清水
知念・97年・178cm・浦和
岡崎・98年・181cm・FC東京
木村・01年・184cm・FC東京
トレヴィザン・97年・185cm・FC東京
進藤・96年・183cm・セレッソ
田中隼・03年・188cm・柏
今津・95年・184cm・広島
住吉J・97年・181cm・広島
河面・94年・183cm・名古屋

助っ人に集中資金投入も良いのですが成功するかどうかがわからないのですでに実績がある選手が欲しいのが事実でしょう。FC東京のトレヴィザンはチーム戦術の理解をしていけば2年目の23年度以降活躍する可能性がありますが清水のヴァウドは30代に入っている、監督がブラジル人にも関わらずレギュラーに戻れていない事を鑑みると可能性はゼロでないのではないかと思います。ホナウドとセットでレンタルできれば残留に向けて大きな補強となるはずです。それとは別に20代後半で守備の実績のある選手が欲しいところです。ヴァウドがとれなかった場合は1名、そうでない場合は2名ほど若手が欲しいです。狙い目だと思っているのが福岡の三国です。東京世代で主力となるような期待をしていましたがブレイクできず。栃木でも完全ブレイクとなっていません。ポテンシャルの大きさは冨安と同じかそれ以上と言われた逸材だけにレンタルでチャンスを与えれたらと思います。



②に該当する主な候補
坂・95年・174cm・大分
小出・94年・178cm・大分
村松・97年・171cm・長崎
江川・00年・176cm・長崎
櫛引・93年・183cm・長崎
野田・97年・181cm・山形
高橋祥・91年・180cm・町田
安部崇・97年・180cm・徳島
新井一・93年・188cm・千葉
チャンミンギュ・99年・186cm・千葉
北谷・96年・177cm・甲府
レナト・98年・183cm・甲府
マンシャ・95年・187cm・甲府
ンドカボニ・96年・183cm・東京V
馬場晴・01年・180cm・東京V
佐古・02年・193cm・東京V
庄司朋・97年・187cm・金沢
千田・94年・185cm・秋田
池田樹・96年・186cm・秋田
ヘナン・96年・183cm・山口
城和・97年・187cm・群馬
小野田・96年・179cm・盛岡(地元出身)
東野・98年・180cm・熊本(枚方)

助っ人が上手く見つからない可能性は大きいのでJ2で既に活躍している選手を狙うのは悪い選択肢ではないです。千葉のチャンミンギュは狙い目で上手く交渉できなかった場合は甲府のレナトやマンシャの獲得を狙う方向で動くといいかもしれません。3バックへの対応も考慮すれば昨年レンタルでプレーした徳島の安部、地元出身の盛岡の小野田あたりも欲しい所です。

③に該当する主な候補
大野佑・96年・179cm・松本
常田・97年・187cm・松本
藤谷匠・95年・184cm・岐阜
安藤・99年・190cm・今治
池松・95年・188cm・ホンダFC
キムテウ・98年・185cm・鈴鹿
武田・97年・183cm・MIO滋賀
中西樹・99年・184cm・MIO滋賀(元作陽)
斉藤圭・99年・184cm・MIO滋賀

資金がない場合
J3やJFL、地域リーグから掘り出し物をさがしてくるというのも選択肢にはなるでしょうが井上のように大ブレイクする可能性にかけるのはかなり危険だと思います。それよりは他クラブのパリ世代をかりて競わして戦力化するのが得策だと思います。

2023年の予想スカッド

ヴァウド・92年・183cm・清水→レンタル
バイス・88年・186cm
ミンギュ・99年・186cm・千葉→新加入
柳育崇・94年・187cm
三国ケネディ・00年・192cm・福岡→レンタル
城和・97年・187cm・群馬→新加入

平均年齢(レンタルの3名含む) 27.7歳

予想される退団選手
濱田水・90年・185cm→J1昇格なら退団orレンタル
阿部海・99年・182cm→J3、JFLへレンタル
杉山耕・98年・180cm*東京武蔵野Uにレンタル→継続

平均年齢もJリーグでの経験値もいいバランスになったと思います。ヴァウドは30代ですが助っ人としてまだまだ1,2年はJ1で活躍してくれそうですし、チャンミンギュと三国、柳、城和はいずれもJ1は実質フルシーズンは初めてですが20代の彼らが競い合う事により守備の向上と質が恐らくJ1しようとなります。バイスも急激に衰えるとは思いませんので要所を締めたベテランらしいプレーでリーダーとして貢献してくれるでしょう。正直それでも不安感があるのは阿部、杉山らがもっと覚醒してくれると補強もベテランの選手にいってもいいかなと思っていますが22年の後半の彼らの活躍だけでそういった動きをするのは危険です。

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