地方転勤族の「週末何するのか問題」をなんとかしたい

2022年11月からKX inc.というカシマを中心に街づくりを推進する会社にジョインしてから今まで個人的な発信をしてこなかったのですが、これは自分の社会人としての原体験もありやろうと決めたプロジェクトの1つなので、初エントリーとして書くことにしました。


地方に転勤した若者の深刻な問題。

それは「週末何するのか」。

自分も新卒で入った会社で即地方勤務を言い渡されたが、縁もゆかりもない地方での休日は、まーーーーーーーーーーーーーー暇。

週末近くで何かイベントやってないか調べても、地方の情報はネットに載ってない。飲食店のレビューも少ない。職場以外の人、地元の人、転勤族同士で知り合う場所もない。そもそも地域の情報にアクセスできない。

結局家でNetflix観て、日曜の夜に布団に入って「あ、今週末もコンビニ以外どこにも行かなかった...」と思いながら、また月曜から自宅と職場の往復。リフレッシュできるわけもなく、1人で海を眺めていると頬から涙が....

ネットを彷徨い続けてようやく個サル(個人参加フットサル)をやっと見つけてからは、フットサル場のコミュニティに入ることができ、いろいろと楽になった。(自宅と職場以外の居場所を作れたことが精神的な余裕を生み、仕事のパフォーマンスにも繋がった気がする。)

そして2年と少しが過ぎ、仕事にも土地にも慣れてきたなと思ったらまた異動。仕事は楽しかったけど、プライベートはあまり充実せず。…あれ、これで良かったんだっけ?

ーーーーーーという原体験が自分の中にある。

冒頭に書いたとおり、今は茨城のカシマで街づくりの仕事をしているが、鹿嶋や神栖を中心としたエリアって、地銀や全国に支店がある会社だけでなく、日本製鐵、花王、AGCを代表とした工場系の会社があり、転勤族の若者が大勢いるのではないか、と考えている。

で、この地域の転勤族の若者達も例の如く「週末何するのか問題」に直面して、きっと暇を持て余してるのではないか。会社の辞令で引っ越してきたけど知り合いもいない。地域の情報にもアクセスできない。お金使うところがない。職場以外の身近なところにバカな話をする相手もいない。若手が地方転勤を嫌がるのって、ここが根幹なのではないだろうか。

これもある意味地域課題だとは思うが、個人的には地域課題を解決したいとか、街のためにとか意識の高いことはどうでもよくて、この街に飛んできた転勤族の若者たちとこの街を楽しみたい

今の仕事を通じて街の面白い活動をしているプレイフルな人やコンテンツとはたくさん繋がっており、この橋渡しができないか、その役割をKXが担うことができるのではないかと思い、鹿嶋や神栖を中心とした地域に転勤してきた若者たちのコミュニティを作ることにしました。

(コミュニティといっても、堅苦しいイベントをやる気は一切なく、週末予定が合う人たちで鹿嶋・神栖周辺でゆるく遊ぶイメージ)

ある週末はカシマスタジアムのゴール裏で大声でアントラーズを応援して、試合後はオブラディオブラダを歌いながら飛び跳ねたり。

みんなでスポーツバーで酒を飲みながら、街で面白いチャレンジをしている地元の若者と知り合ったり。

地元の農家が完全自然栽培で作った野菜で作ったピザとクラフトビールを飲んでみんなでガハハしたり。

海辺のガレージでバーベキューしながら、釣りやサーフィンしたり。

寮でNetflix観てる場合じゃねえ!予定埋まって休日の方が忙しいわ!という状況を作りたい。

せっかくの縁でカシマに来たのだから、プライベートも充実して、仕事だけじゃなくこの街を好きになって次のステップへと進んで欲しい。そして、またいつかこの街の人たちに会いに来て欲しい。

このエントリーを読んだ鹿嶋•神栖に転勤してきて暇を持て余しているそこのあなた、まず一回飲もう。そしてアントラーズの試合を観に行こう。一回カシマスタジアムでオブラディやったら絶対仲良くなれるから。

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