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光と影

人気の漫画を追っている。フィクション(嘘)を題材にした漫画だ。主人公級の瞳には星が宿る。そしてその星の輝きが白だったり黒だったりする。面白いと思ったのは、求められる嘘を演じる瞳が光り輝いている時もあれば、本音を語る瞳に闇を写している時もあることだ。「嘘がいつか本当になることを願って」というフレーズが漫画の中にある。行動には必ず目的があるという。仮に嘘を演じることの目的がいわゆる本心からくるものだとしたら、嘘は手段で目的は本心に添ったものだと言える。さあ、これは嘘なのだろうか?本当なのだろうか?

私は言っていることとやっていることが違う人に違和感を覚える。もうちょっとはっきり言おう。気持ち悪さを感じる。嘘くささと言ってもいい。しかし最近、言行一致していなくても気持ち悪くない場合があることに気づいた。それは言外の非言語の表現と行動が一致している場合だ。いい例えば浮かばないが「俺、そんなんじゃねえし」と言っている人が、「そんなん」なのを自覚した上で照れ隠しで言っている場合が分かりやすいだろうか?いわゆる子供の嘘のようなバレバレなやつ。

逆に嘘くさいのは「言ってるだけ、言いたいだけ」で行動が伴っていないパターンだ。イメージとしては「分かる〜」って言い合うだけの会話。詰まるところコミュニティに所属することが目的なのだが、中身ややり取りはどうでも良く、仲が良さそうっぽいい感じを演出して安心したい。ルーチンワークのようなやり取り。そこには自分もなく相手もいないような感じがする。

ふと思い出したのはワクハラをしてきた年上のシングルマザー。色々大変なんだろうが、感情を解消するために立場を利用して他人にあたるのは勘弁してほしい。さっさとではないが逃げた。上司に訴えても変化が無かったからだ。仮にワクチンに関してのネガティブな情報を伝えても、それを形を変えて他の人に当てるだけなので辞めておこうと思う。

こう考えていくと、毒にも薬にもなる嘘、毒にも薬にもならない嘘があるようだ。。その嘘が麻酔のようなものでなければ、いいんじゃないかと思うが、麻酔のような嘘を重ねて自分が分からなくなることも含めて毒・薬とも言える。バカは死ぬまで治らないというが誰もが目くそ鼻くそだとも感じる。鼻くそを笑っている暇があれば、時間を何に使うかということを大切にしたい。

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「今を薄めたくなんてなかった 深く刻みたいと思った」

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