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データベースマーケティング_江戸の商家に学ぶ

江戸時代から明治時代の頃まで商家で重要視されていた大福帳は現在の顧客データベースです。

江戸時代から、明治の頃まで、商家で、もっとも重要とされていたのが「大福帳」です。

大福帳とは顧客との取引した情報を蓄積した帳簿です。
今で言うところの顧客データベースですね。

江戸の町では火事が頻繁に起きたようです。
その際に、商家の人々は、店や商品より最初に持ち出すものが、大福帳なのです。

それを井戸に投げ入れ、後日、大福帳を拾い上げ、大福帳に記載されている既存顧客をお詫びがてら訪問し、次の注文を受けていました。

つまり「大福帳」こそがビジネスにとって最重要であったのです。

ところが、現在ではどうでしょう?

私が多くの企業のデータベースを見てきまたが、単に請求書の発送先の一覧であったり、そもそも、データベースすらない会社が多数でした。

どうして、このように現在の大福帳である顧客データベース軽んじられるようになったのでしょうか?

それは顧客との関係性などを考える必要なく、広告を出していれば売れていく時代が長かったからです。

ところが、広告を出しても売れなくなってきました。
マーケットが成熟してきたとも言えますし、デフレ傾向やその他様々な要因によって時代は完全に変わっているのです。

今こそ、顧客との関係性を重視し、現在の大福帳を復活させる時期はもう何年も前から始まっているのです。

あなたの会社にも大福帳が必要だと思います。


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