映画 「スポットライト 世紀のスクープ」

WOWOW録画を鑑賞
以前から気になっていました
やっと観れました

よくある絶対的勢力のスキャンダルを暴く的な筋です
それに対する妨害とか…って思ってましたが
思ったほど、その妨害とかは描かれてなかったのか私が気がつかなかったのか…


こういった巨大組織の闇を報道することができるマスコミがあるということを知りちょっと観終わったあと救われた気分です
ただ、エンディングでもテロップが流れるのですが
まだ、この問題は現在進行形で起こり続けています
巨大な組織なだけに 組織自体が簡単に全てを正すというわけにはいかないのかと気が沈みますが
スポットライトチームが成したこのスクープ記事を書き続けたということにより被害者が減っているだろうと思います

劇中の(聖職者による性的虐待の)被害者を
弁護士や当事者が「生きているだけラッキーだ」というセリフは
衝撃的でした
大人になり家族を築いた社会的にも成功しているかに見える被害者が 当時のことをインタビューすると泣き出したり
また他の被害者は腕に注射痕があったり

生きていてもやっぱりどこかしら病んでいたり
自殺する人も多いということがうかがえました

子供が大人から受けた虐待経験は
心にどれだけの傷や闇を抱えることにことになるのか
想像しかできないけれど それでも辛くて
心がちぎれそうになる
当の本人は、それを抱えたまま生きていかなくことになるが
それができない子供も多いということを
この映画ではさりげなくアピールしています

もう一つ、衝撃的だったのが
聖職者である加害者が かつては被害者であり
それを自覚していないという人物が描かれていて
自分がされていたことをしただけで、
それが罪なことではないと訴えていたも衝撃でした

この宗教での”罪”の基準とはこんなにも曖昧なのかと
なんとも観ていて憂鬱になった部分です



キャストが魅力的でした
映画を観るにあたって私にとっては重要です
内容が酷くても、キャストが好みなだけで
”いい映画だ”と思えます


マイケル・キートン
「バットマン」は彼の作品は観てません
多分はじめて観たのは「マイ・ライフ
「バードマン(あるいは無知がもたらす予期せぬ奇跡)」では数多くの賞を受賞してましたが、私にはあの作品は難しくて理解不能でした
そんなイメージしかないので
この作品ではじめて こんなかっこよかったんだと認識しました

マーク・ラファロ
けっこう観ている映画でみかけますが好きなのは「はじまりのうた」です
もともといい男なんでしょうけど、好みでないので(すいません)最初から食いつく感はないのですが、観ているうちにすっごいいい男に観えてくるので(元がいいから当たり前なのでしょうが)だんだん惹き込まれていきます。

レイチェル・マクアダムス
すごくチャーミングで大好きな女優です
「ミーン・ガールズ」「君に読む物語」「きみがぼくを見つけた日」
「ミッドナイト・イン・パリ」「恋とニュースのつくり方」「トゥ・ザ・ワンダー」「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」
どれもかわいいです

リーヴ・シュレイバー
「コレラ時代の愛」「ウッドストックがやってくる!」「ソルト」
「完全なるチェックメイト」「ジゴロ・イン・ニューヨーク」
この前観た「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」のネガティブモードの映画監督もよかったですね
この作品では頼れる上司・できる男!って感じですね

ドラマでも映画でも俳優観たさに 観る時が5割ですw


こうゆう社会派作品も好きです

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