見出し画像

ノルウェー旅行

2023年5月上旬に4泊5日でノルウェー旅行をしていました。
ムンクの作品とフィヨルドの大自然を堪能しながら、Oslo・Flåm・Bergenの3つの街に滞在しました。

1日目 ムンク鑑賞

ドイツのベルリン・ブランデンブルク空港からノルウェーのオスロ空港に向かう便に乗り、1時間半ほどで到着しました。空港から30分ほど電車に乗り市内に移動して、昼食を食べました。2日目は朝からFlåmに移動するためにOsloで使える時間は1日目だけだったので、急足で今回の1つ目の目的であるムンク美術館に行きました。2021年10月にオープンしたムンク美術館には、代表作「叫び」の3点の他にも多くの作品が展示されています。日本語のオーディオガイドがあってとても助かりました。残念ながら、光により劣化を防ぐため白黒バージョンの「叫び」のみ閲覧可能でした。

リトグラフの『叫び』

他にも多くの作品群が様々なテーマに沿って展示されており、ムンクの人生を感じさせる美術館でした。

Workers On The Way To Home (個人的に一番気に入った作品)
”The Sun”の展示室

フィヨルドを舞台に太陽を描いた”The Sun”では、感動のあまり妻が泣いてしまいましたが、16時に閉館するオスロ市庁舎でムンクの「人生」をどうしても見たく、最後の方は駆け足で作品を見る羽目になりました。展示されている作品の量は膨大なのでまるまる1日をムンク美術館使うべきだったなと後悔しました。

ムンク美術館からオスロ市庁舎までは歩いて30分程度なのですが、時間がないのでタクシーで移動しました。オスロ市庁舎は海沿いにあって、たくさんの絵画を無料で展示しており素敵な場所でしたが、肝心の「人生」の展示室は閉鎖されており近くで見ることはできませんでした。

オスロ市庁舎の後は、オスロ国立美術館に向かいました。オスロ国立美術館は2022年6月に開館した新しい巨大な美術館で、ムンクやピカソなどの有名画家の作品や多くの現代アートが展示されていました。ムンクの「叫び」がここでは普通に展示されており見ることができて良かったです。ムンク美術館でも見たマドンナがもう一点展示されており、こちらのマドンナの方が好みだなと思いました。

Madonna

展示されている多くの作品にはあまり興味が持てなかったので、1時間半程度で退館し、ホテルにチェックインしました。夜ご飯は、予約済みのシーフードが食べらるお店(Google Map)に向かいました。生牡蠣、Fish&Tips、ムール貝のワイン蒸しなどを白ワインと一緒に食べました。とても人気のレストランで、どれも美味しくて素晴らしい店員さんたちでしたが、高い、ただただ高過ぎますね。ドイツで暮らしている僕にとっては、ノルウェーの物価の高さは異常だなと思いました。

地元で取れた牡蠣

ノルウェーの物価にビビりながらもしっかりお腹がいっぱいになるまでご飯を食べた後ホテルに戻ってきて就寝です。

夜10時でもまだ薄明るいオスロの街

2日目 鉄道の旅

ホテルで朝食を食べて、予約していた8:25の電車でOsloからMydalまで向かいました。ドイツ鉄道(DB)と比べてノルウェー国鉄(VY)はとても綺麗で、席を間違えていた僕たちに対応してくれた車掌さんも素敵な人でした。

電車の中では、北欧を感じさせる雪山を眺めならピザやサラダなどを軽食を食べることができました。

車両から見える景色(5月とは思えない雪の量)

Mydalに到着後、2日目の目的地Flåmに向かうためフロム鉄道に乗り換えました。観光鉄道なので眺めの良い名所で低速したり、停車してくれたり、乗っているだけでとても楽しい列車でした。
Flåm駅に到着して目の前に広がるソグネフィヨルドに感動しつつ、疲れたので足早にホテルにチェックイン。人口千人程度の小さな村で、ハイシーズン前の5月にも関わらず多くの観光客が訪れていました。チェックイン後はホテルの周りの散策し、軽いハイキングに出かけました。

散策中に見つけた早朝ハイキングツアーに申し込みをして、宿に戻って晩御飯を食べました。豪華なビュッフェスタイルで、美味しいノルウェーのビールやワインと一緒に色々な料理をいただきました。

3日目 フィヨルドクルーズ

朝食を済ませ、予定していたハイキングに出かけました。幸運なことに今回応募したのは僕たち夫婦だけだったので、ガイドのニコさんと3人でのプライベートツアーになりました。ニコさんはノルウェーの隣国のデンマーク出身で、Flåmでは農業学校の先生をしていたり、季節によって様々な仕事をしながら生計を立てていて、ツアーの中でこの村での生活、歴史、動植物、ノルウェー、そして北欧の他の国々の話などをしてくれました。3時間程度のツアーでしたが今回の旅で最も楽しかった時間でした。

ガイドのニコさんとハイキング

ツアーの後は、ホテルの近くの別のホテルでランチを食べて、近くを散策し、3時過ぎにフェリーに乗ってFlåmを離れました。Flåmが始発のフェリーは5時間半かけフィヨルドの中を移動して、五箇所ほど寄港したのち、終点地のBergenに到着しました。今回の旅の目的2つ目のフィヨルドはFlåmで十分楽しめていたのですが、フェリーから見る景色は圧巻で、自然の偉大さを感じられる時間でした。

Bergenに着いたのは夜9時過ぎで、船の上ではしゃぎ過ぎて疲れたのでホテルに直行して寝ました。今回の宿で一番安い宿だったのですが、窓からの眺めがとても可愛い素敵な部屋でした。

ホテルの部屋からの景色 21:44

4日目 雨のまち ベルゲン

BergenはOsloに次ぐ規模の都市で、1200年代にはノルウェーの首都でした。ヨーロッパで最も雨が多く降るとして有名な街ですが、幸運なことに滞在中はパラパラ少し降った程度でした。
4日目は朝食を食べた後、北欧最大の美術館、コーデー・ベルゲン美術館で様々な作品を観ました。ここでもムンクの作品は大々的に取り上げられており、彼がノルウェーで大変人気があることが知りました。昼食後は世界遺産でBergenのアイコンであるBryggen (ブリッゲン)を散策していましたが、旅の疲れが溜まっており、2時ごろにホテルに戻り昼寝をし、ノルウェー最後の晩餐に備えました。

世界遺産 Bryggen (ブリッゲン)

夕食はホテルから少し歩いたところにあるレストラン(Spisekroken)を予約していました。おまかせで食事に合わせたワインがいただけるコースにしました。出てくる食事はどれもとても美味しかったのですが、最後に出てきたデザートワインが強くて驚きました。

最後の晩に飲んだワイン達

食事の後は、別行動で街を散策しました。妻は山に向かい、僕は海岸沿いを自転車で散策しました。2時間後にホテルで落合い、ホットコーヒーを飲んで今回の旅の感想などを話し合いました。

5日目 ベルリンに戻る

ホテルで朝食をとった後、チェックアウトをして電車の時間まで再び街をぶらぶらしました。僕が住んでいるドイツと比べると建物が新しく小さくて、街が綺麗で、フレンドリーな人が多い素敵な所だなと思える場所でした。11時ごろには電車に乗りベルゲン空港に向かい、ベルリンに戻ってきました。

まとめ

今回のノルウェー旅行は、ドイツに移住してからの初めての海外旅行で、2ヶ月前から計画しとても楽しみにしていた5日間でした。ムンク美術館で彼の人生のストリートと共に飾られた何百点もの絵画にふれた感動や、中学生の時に習った「氷河によってU字に削られた大地”フィヨルド”」が目の前に延々と広がっていた景色は一生忘れることはないだろと思います。次はどこに行くか楽しみです。


最後に旅費を載せておきます 💸
ノルウェーはクローネという通貨を使用しており、僕はユーロで支払っているので少しややこしいです。合計€2,566程度なので145円/€だとすると、大人2人で37万円程度かかりました。内訳は以下の通りです。

  • 航空券 €438
    €188 Berlin → Oslo
    €250 Bergen → Berlin

  • ホテル €646(全て朝食込み)
    €140 Oslo 1泊
    €256 Flåm 1泊
    €250 Bergen 2泊

  • 交通費 €587
    €212 鉄道 Oslo → Mydal
    €98 鉄道 Mydal → Flåm
    €207 フェリー  Flåm → Bergen 
    €70 その他

  • 食費 €703

  • その他 €192

ノルウェーは本当に物価が高い国なので、食費がとても高くつきました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?